土佐の民家風ログハウス、アイビーログ工房 

http://ivy-log.com/住みたい!!高知が元気になる家。アイビーログ工房の木の家には物語が生まれます。

10メートルのヘッダーが乗りました。

2015年04月29日 21時30分34秒 | Weblog

順調にログビルディングは進んでいます。遂に、つなぎの丸太10メートルが乗りました。

窓の開口のカットが始まります。10メートルの丸太が乗ると、流石に迫力が違います。今回、グルーブのカットを少し変えて見ました。次の現場が千葉で、耐火カットが必要です。そこで60分耐火使用のカットを試しています。最初凄く面倒でしたが、何本か、カットしていくうちに、スムーズに行くようになって来ました。

全てUグルーブで、中央に溝を掘ります。手間が倍かかりますが、希望があればやってもいいかなと考えています。必要も無いのに耐火使用のカットをしたログハウス。欲しい人はいるのかな。確認申請で消防法に引っかからなければ必要ないのに、防火使用のログハウスですって、やはり変かな。

只、こんな防火使用の、使用許可を使うのに費用がかかります。ログハウスを広めたいのなら、自由に使えるようにする方が、業界の活性化になると思うのは、私だけだろうか。講習を受けると使用可能にした、板倉工法の安藤邦洋さんは、素晴らしいと、改めて感じる。ログハウスは地震に強く、風雨に弱い。長所を伸ばし、短所は、改良するを繰り返して行けば、地震国日本では、最先端の建築物になる。このログハウスは、シェルターにもなる、風雨に強いログハウスだ。そして私のカットだけ、防火使用です。

今、「くさる家に住んでみんかえー。」とFM高知で言っています。腐らない家は危険じゃないかと、疑問を持ってもらいたいから。地域の素材で建てた家は、その地域に馴染み、その土地の風景を作ります。本当に大切なのは?・・・・

 


愛南町板倉のログハウス。見学会報告。

2015年04月26日 22時56分01秒 | Weblog

愛南町の見学会は、土曜日、日曜日の二日間行いました。古色に塗られた丸太と、愛南町の土と土佐漆喰を混ぜた、ハンダ仕上げの壁が柔らかい印象です。

中に入ると、この家のシンボルの、赤いアンコール。この家をこれから10年~20年と暖めてくれる冬の主役です。

リビングからキッチンを見ると、赤い色が見えます。キッチンも赤です。本物の素材に原色の赤。どちらも引き立てて良い感じです。

キッチンの手作りテーブルから、シンボルのアンコールを見る。枝付きの檜の柱もこの家のシンボル。見学会では何人の子供、大人が登ったことか。

楽しいのは、大人も子供もありません。2階にあがると、左官塗りの手摺が吹き抜けを囲んでいます。 今回は全面塗りで、今までとは、違った印象。ガラスブロックや、小さな穴があいています。これはこれで良い。曲がった柱に、ハンダの塗り壁が。まるで茶室のよう。土曜日に、近所の方は皆来ていただいき、日曜日は客は来ないのではと心配していましたが、若い人が多く来てくれ、もう家を建てた人も、こんな家に住みたいと。その子供達に聞くと、大人になったら注文をくれると言ってくれ、力を貰いました。自然の素材は、力があると、改めて感じました。この家は板倉工法で作りました。、杉 檜と、土だけで出来ています。

 

 


シェルターハウス、刻み加速中。

2015年04月24日 20時11分19秒 | Weblog

雨が続いていましたが、要約天気が安定して来て、ログワークもようやく加速して来ました。今日5段目が乗りました。天気が続く事を祈りながらも、もう連休が目の前です。

シェルターにもなる、雨風に強いログハウスは、3面板倉の壁に覆われます。出来上がるまでは、形がわかりにくいのが欠点と言えば欠点ですかね。今アーチをどうするか皆でデザインを考慮中。草が伸びる速度が以上に早く、人の歩かない所は、もう草刈が必要となってきています。ログワークは、基本的に楽しいのですが、夕方にはぐったり。まだ体が、冬から夏使用に切り替わって無く、暑さが応えます。早く香川に行きたいけど、まだまだ一杯仕事をせねば。嬉しい事だが、まだ、もう少し春を楽しみたい気分です。


4月18~19日愛南町正木の、御在所集会所のログハウス見学会です。

2015年04月13日 09時57分10秒 | Weblog

愛南町の見学会が近づいて来ました。18日19日の土曜、日曜日の二日かんです。少し前の写真ですがどんどん完成に近づいて来ています。

玄関の靴箱その上に塗り壁が、ここは施主さんがタイルを割り、モザイクタイルを貼る場所です。どんなになっているか楽しみです。

この家の壁は土佐漆喰に土を混ぜた、ハンダ仕上げ。土の柔らかさが出ると思います。この壁は時間とともに、少しずつ白くなって来ます。引渡しの時が完成ではないと言う事です。自然の素材の家は、住む人個性、住み方によって、その人の色がでます。この家が、30年50年後どう変わるか、楽しみにしたい。生きてはいないと思うけど。


M邸刻み始まります。そして何時かは・・・・

2015年04月04日 17時42分25秒 | Weblog

香川県、M邸の丸太が入荷しました。刻みが始まります。木材は物部の新月伐採の杉です。かなり綺麗な状態で入荷しました。

こんな木もはいっています。使えるかどうか分かりませんが赤松、檜、アスナロ、サワグルミ等、ストックヤードで皮むきしていた時、手に入れた木材です。何故こんな木を入手するかと言うと、曲がりや、変木にはそれなりの訳、ストーリーがあり、それを想像する事自体楽しいし、変木はそう言う形になった訳があるからです。ある写真家がこう言っています。「私がこの世で一番興味が無いものは、おそらく「完璧さ」である。」と。私がログハウスに、興味を持ち続ける事が出来るのも、そうかも知れない。完璧に真っ直ぐな丸太があれば希少で価値があるかもしれないが、そればかりではつまらない、と感じる自分がある事を感じている。だからマシンカットのログハウスには全く興味が無い。しかしどうしてもと言われたら、どこかに自分のアイデアを入れたいと感じる。ハウスメーカーの家もしかり。自然のままの丸太は、美しいし、ダメージさえも、愛せれると感じる。きっとそう言う施主さんが、私に仕事をくれているのだから、それを裏切る事は出来ないし、裏切るつもりもない。どこで仕事をしようと、変えるつもりは微塵も無い。だから楽しいし、より良い家にしようと頑張れるのだろう。若い人が育ち初めているが、精神は渡していきたい。辛い事もあるけれど、やりがいがある仕事として、受け継いで行きたい。そして何時かは・・・・・