自然の素材、地元で取れる素材を使う事が多いせいか、そう言う素材で作られた物があると、つい見とれてしまいます。写真の照明は、土佐和紙で作られていて、照明があかると、水墨画のような、山並みが映し出されます。手作りの物は、作家の考えや、作っている時の状況、思いが、自分なりに、想像でき楽しいものです。大量生産の物や、下請け仕事には、作り手の思いなど入り込む余地はありません。そう言う意味では、昔の大工の棟梁は、家という作品を作る作家であったのかもしれません。アイビーログの作る家は、作り手の思いが想像出来、施主の思いがわかるような、暖かい家にしたい。
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相変わらず暑い日が続いていますが、朝、晩はだいぶ涼しくなって来ました。秋もそろそろ高知平野に、降りてきそうですが、なかなか日中は、暑く残暑厳しい毎日です。香南市の、現代民家のログも、刻みも後少しで、先が見えて来ました。ブリックハットも一段落し、久しぶりに、日曜は家の、庭の手入れをしようとおもっています。植物の、生命力の凄さに感嘆するやら、あきれるしかありません。写真は、通勤途中の、ニラ畑、一日、一列刈って出荷しているようですが、手前のニラはだいぶ生長しています。向こうの端まで、刈終わった頃には、成長して出荷できそうです。持続可能なニラ経営とでも言いましょうか、高知の自然の豊かさを感じます。それにしても、雑草の生長の早い事、早い事。
ブリックハット{日干し煉瓦で、高知大学の学生達と作っている小屋}が、ほぼ完成したので、完成お披露目会を、何時やるか決めに大手筋の、ひろめ市場にある、木と人出会い館に、学生達と行きました。塩田館長のスケジュールや、アイビーログや学生の都合等を、調整して、10月21日午前11時から行う事に決まりました。今回も学生達が、頑張り面白いものが出来ました。当日は学生が料理を作り、振舞ってくれるそうです。ただ、環境学習の場所と考えていますので、マイ箸、マイ茶碗、カップ等は御持参下さい。高知放送で、今月の30日日曜日朝7時50分の木と人出会い館情報で、作っている途中の作業風景が、出る予定ですので、ぜひ見てください。台風の大雨の中、作業した風景が出ます。場所の問い合わせは、梼原町役場か、アイビーログ工房へ。
アイビーログでは、特に、強度のいる梁は、W梁にする事が多いのですが、大きい丸太を二段重ねにし、強度を持たします。シングル梁が二方向から入る時等、欠き込み欠損が大きい時に、良く使用します。角材では、時々見る事がありますが、丸太の二重梁は、自然な風合いが、美しく、丸太のまま使うので、強度も、同じ断面の角材より、はるかに強い物となります。
香南市の、平屋の土佐の民家ログも、だいぶ刻みも進み、通し柱もほぼ刻み完了です。三方から梁が入りますが、丸太が大きいので、よく言われる、欠き込み欠損も問題なくクリアー。強度のいる所は、大きい部材を使うので、昔ながらの仕口が活きます。105角や120角の材料で、作るから問題になるのであって、適材適所に、材料を配置すれば、強く美しい現代民家になるのです。