土佐の民家風ログハウス、アイビーログ工房 

http://ivy-log.com/住みたい!!高知が元気になる家。アイビーログ工房の木の家には物語が生まれます。

木の塗装は、何色が好きですか?

2014年01月30日 09時42分06秒 | Weblog

kafe アイビーのギャラリーを建てるに当たり、木材の塗装の色を変え、柱に数種類塗っています。

木材の色もいいのですが、環境に良い塗料も出てきていますので、テストを兼ねて、今回トライしています。どんな感じになるか楽しみです。こんなことが出来るのも自社物件ならではの事です。お客さんに見てもらい、好きな外観の色を選んでいただける時のサンプルにもなります。

燻製小屋は無塗装で行きます。自然の劣化を楽しみたいから。昔の家はほとんどが無塗装。やっても柿渋ぐらい。焼き杉もあるけど、あれは塗装じゃないし、もう何件も施工しているので現物があります。日本人の持つDNAは、長いスパンで見れば、自然の風化を選ぶ予想もあるけれど、毎年石灰を塗る、地中海の白い家や、北欧のカラフルなかわいい家を選ぶ人も、かなりいそうな気もしています。木を塗装したい方は、参考にしていただければと思っています。


ひよっこビルダーの燻製小屋、ほぼ完成。

2014年01月28日 08時48分57秒 | Weblog

カフェアイビーの燻製小屋。エンドカットも完了しました。曲がり木の棟木が特徴的な外観です。

左右のカットが違う非対称カットです。デザインカットをすると、だいぶ感じが変わります。髪を切っておしゃれした感じです。

後ろから見るとこんな感じ。棟木が前後に大きくでて、鋭角的スタイルですが、雨対策にもなっています。

妻壁の板倉壁を作り終えると、移築できるようになります。移築は次の大安吉日の予定。カフェアイビーに来ると見られるようになります。屋根は草屋根になる予定です。関心のある方は、手伝いに来てください。待ってます。早く完成して、遅くなった新年会で、焚き火倶楽部も交え、燻製パーテイをしましょう。


ほんとうに左官は楽しい。

2014年01月27日 08時51分34秒 | Weblog

薪の向こうにブロックの基礎が出来ました。3段積みのブロック木の基礎ですが、鉄筋をいれ、耐震性も考慮しています。

強度を出す為に砕石を入れたので、少し出来上がりは微妙なし上がり。テンバならしはしたけれど、その後雨が降り、流され、もとの木阿弥。ブロック積みといえど、奥が深い、左官の技術は一朝一夕には行かない事を実感。職人さんはやはり偉大であります。

ギャラリースペースも、べた基礎が何とか出来上がりましたが、素人左官のため、レベルはでていますが、表面はサザナミがたっています。左官の楽しさは、技術で仕上がりに何倍もの差がつく事だと感じました。今は、その差にお金が払えない為に、絶滅危惧種的職業に、なってしまっています。安芸のような、土佐漆喰の盛んな土地でも、今出来てる民家は、ボードとクロスの家ばかりだそうです。仕上げによっては、左官仕事もあまり高くくならずに出来る事を、左官さん自身が語らないと、本当に廃れてしまいます。一緒に仕上げをすれば、左官仕事のよさも実感出来るので、これから予算のない現場は、施主仕上げの、塗り壁を提案して行こうと思っています。できの良い悪いは別に、本当に左官は楽しい。


ログハウスは、楽しい。

2014年01月24日 09時26分46秒 | Weblog

寒い朝です。加工中の丸太にも白く光る物が。

よく見ると朝日に当たった霜が光っています。シーンと澄み切った空気が心地よく、太陽の暖かさと恩恵に素直に感謝の気分になりました。

製作中のカフェギャラリーの登り梁は、赤色なのですが、白いグラデェーションがかかっています。

ようやく棟木が載った燻製小屋は、最終のエンドカットでイメージチェンジすれば、現場へ行きます。草屋根になる予定です。興味のある方は、手伝いに来てください。

来月には、ポストアンドビームの板倉工法の、O邸の材料が入る予定です。頑張らねば。


古民家改装

2014年01月21日 09時08分32秒 | Weblog

カフェの2階を改装しました。市内の人気のカフェ、テルツォテンポさんは、古民家カフェなのですが、2階が寒く、夏は超暑いということで、それなら断熱をし、なおかつ現代風、かつ古民家の風合いは残してというリノベーションでした。街中と言う事で、軒は無く、棟の破風板あたりからの雨漏りがありました。松梁が朽ちて来ていたので、補強をしました。雨漏りは後日、板金処理をして対処する事にします。

天井をのけ、梁を見出しにすると、天井裏は杉の板が見え、その上に瓦屋根の構造で、隙間がたくさん見えました。早速杉の皮をコーンスターチで固めた、フォレストボードを張っていくと、すぐに暖かさが変わっていくのが、体感できました。4日間しか工事できないので、建具等は事前に準備しておいたので、何とか期日に間に合いました。天井仕上げは、漆喰に土佐漆喰を混ぜた中塗りの仕上げです。当日左官さんの体調が悪くなり、急遽若いビルダーと施主さんが塗装に加わり仕上げました。天井の塗装は素人には、少しハードルが高いのですが、やれば出来るという事は、何とか証明。

結構良い感じに仕上がって、施主さんも納得。これからの建築のひとつの形、施主参加は楽しいと言うことは実感できました。

白熱球の暖かさや、昔の職人の拘りが見えるカフェです。古民家は、寒いが常識ですが、新しい知恵を使い、快適な空間が作れます。古びた私の好きな風合いは、年月が作ります。しかし快適でなければ住み継ぐ事は難しい。昔の知恵に現代の知恵をプラスすれば、新しい快適で美しい空間が作れます。でも基本は、自然に帰る素材を使うこと。アイビーログ工房は、これからも、そこにこだわり、やって行きます。