土佐の民家風ログハウス、アイビーログ工房 

http://ivy-log.com/住みたい!!高知が元気になる家。アイビーログ工房の木の家には物語が生まれます。

多様性

2007年11月29日 23時30分45秒 | Weblog
潮見台小学校と言う所で、文化祭アートタウン2007と言う催し物があり、かみさんが、生け花を生けていたので、あとかたずけに、行くと言うので付き合いました。潮見台団地は20年ほど前に出来た団地で、そのころは、まだ家もほとんど建っていなかったのですが、久振りに行って見ると、ほとんど完売、家が隙間無く建っていて、驚きました。少し三歩したのですが、改めてハウスメーカーの凄さを、思い知らされました。全て、サイデイング張りの仕上げの家ばかり、形と色、模様は違いますが、みんな同じです。ここは東京の住宅地?土佐の文化を感じられる建築はありません。将来ここで育った子供達は、土佐の家の特徴は?と聞かれたら何と答えるのでしょうか。こんな事を考えるのは、年をとったせいかもしれませんが、土佐で美しいと感じるのは、土佐の風土、気象が、作らせた、土佐の素材で出来た建築だと思います。近年建築も、耐震や、住宅保障制度など、法律を作り規制しようとして、訳の分からない規制が増え、建築ががんじがらめになって来ています。このまま法律で、縛っていくと、みな同じ家しか建たなくなり、写真のような風景に、とって変わるのでしょう。今自然の多様性が大事だとようやく言われて来ています。地域の特徴のある町並みが、残るような社会にしましょう。法律で縛るのは、大人の社会ではりません。木造建築に、自由を。

土佐漆喰

2007年11月27日 23時57分04秒 | Weblog
写真は、仕上げ用の土佐漆喰の良く練り合わせた物です。粘着力が強く、誰でも壁に塗る事が出来ます。ただ綺麗に仕上げるには熟練が必要です。左官仕事は、汚れるし、材料が重く、力もいるので、若い職人さんは少なくなってきています。また乾式工法が普及、仕事が、激減したのもその原因です。でも、こて一本で色々な仕上げ、表情を作り出す技術は、素晴らしく、やはり今後も残して行きたい仕事です。木と土で作る家は、21世紀の建築だと思います。それに携わる職人を、育てましょう。

ログハウス?

2007年11月26日 09時39分08秒 | Weblog
3年前に建てた、土佐の民家風ポスト&ビームに、お客様を連れて、建物を見せてもらいに行きました。久しぶりに訪れたk邸は、周りの植栽も大きくなり、良い感じになっていました。中も、コンパクトで住みやすい家で、この家を設計する時の、予算との戦いを、思い出し懐かしくなりました。この家のTVの取材が来月にあり、12月16日に朝8時木と人出会い館情報、高知放送である予定です。見て下さい。予算1500万円、消費税、薪ストーブ込みのポスト&ビームです。

別府峡

2007年11月24日 09時47分59秒 | Weblog
高知の紅葉の名所、別府峡へ行って来ました。今年は久しぶりにタイミングが会い、素晴らしい紅葉に出会えました。さすがに、人も多く賑わっていました。去年は大雨で、林道がずたずたになって、通れなかったのですが、完璧に修復され、西熊渓谷まで開通していました。全線舗装道路になって走りやすくなっていましたが、昔の未舗装の頃の、わくわくした感じがないのは、さびしいような気がしました。車も少なく、便利になって魅力が、半減したのかも?

手仕事の温もり

2007年11月24日 00時06分02秒 | Weblog
左官仕事も今はかなり減って来ましたが、仕上がりは、やはり良いものです。手仕事独特の温かみと言うか、何とも言えない、品がある仕上がりになります。作業性や効率ばかり追うと、失われるものです。この頃はエアコン等の機械に頼った住宅が、すごく目立ちますが,自然に逆らわず、うまく利用する事が、今は大切な事だと思います。土地の気象を知り、土地の自然素材を使い、職人が素材の特性を理解して施行する家が、結局長くすみ続けれる家だと思います。ハウスメーカー等の家は新しい素材、機械を使い快適性を歌っていますが、人間にとってそれは、本当に快適なのでしょうか?人間も、自然の一部、四季を感じ、うまく利用しながら住める家が、良いのではないかと思います。