土佐の民家風ログハウス、アイビーログ工房 

http://ivy-log.com/住みたい!!高知が元気になる家。アイビーログ工房の木の家には物語が生まれます。

建築は文化だ。

2014年02月27日 08時40分15秒 | Weblog

いよいよカフェ開業まであと2日。壁の下地までは、ビルダーがやったのですが、楽しいのだけれど中々難しく、遅いしモルタルを落として汚れるので、中々手間どっていましたが、救世主が現れました。愛媛県愛南町で左官をやっておられる沖野さんが、休みの日に来てくれて土佐漆喰を塗ってくれました。さすがに本職。ログビルダー3人で、1日かかって塗った下地壁を、1日で塗ってくれました。しかもきれいに。本当は下地をプロにしてもらい、仕上げは施主と言う流れが良いのですが、左官職人が激減する今日。遠くない未来には、自分立ちだけで仕上げなくてはならない事を考えて、自分たちだけで仕上げようとトライしたのですが、プロの技を目の前にすると、やはり左官を育てないと、私たちの考えている家作りは難しいなーと感じた次第です。

でも浜で見つけた石を張ったり、デザインを考えるのは楽しい時間です。そんなに難しくないので、施主さんに参加してもらい、作って行くのは、愛着も持てるし、長く愛されると考えれば、良いのではないかと考えています。

職人を育てると言う事を考えると、これからは、若い職人さんを育てている人に、仕事をしてもらい、一緒に未来を作っていくと言う選択が増えなければ、未来はないと感じる。今だけ良ければ良いと言う考えでは未来は無い。左官の仕事も、大工の仕事も激減してはいるが、良い仕事をするには、良い職人がいなければできないのです。設計がいくら良い図面を書いて指示しても、技術が無くなれば、レベルはどんどん落ちる。花形の職種ばかり持ち上げても、建築は総合技術の作品なので、良い建築にはなりえない。文化のある町には良い職人が育つ。建築は文化だと誰かが言ったが、本当にそう思う。地元の素材を使い、地元の職人が一生懸命に作る建築を増やそう。若い人が憧れる建築を。


メイドイン高知の暮らしが、高知を変える。

2014年02月24日 12時34分01秒 | Weblog

小野ストーブさんが、薪ストーブ設置に来てくれました。今の所、彼が作る一番小さな薪ストーブです。ギャラリーオープンに合わせて、設置、デモ機として置いています。広くみんなに接してもらい、暖かさや、オーロラバーンの炎を見て戴きたいと考えております。メイドイン高知。須崎市で製作している事と、彼の薪ストーブに対する想い、スタンスに共感して、応援する事にしました。外国製のストーブと比べてどうか、実際に体感して行き、皆さんに伝えたいと考えております。デザインや、少しの変更もOKという事なので、オンリーワンの薪ストーブが手に入る事も、大いに魅力です。高知県の素材で、メイドイン高知のログハウスを作り、メイドイン高知の薪ストーブを焚く。燃料はもちろん近くの山の木で。そう、これは以前から言っているように、高知県人が豊かになるサイクルを、作る事につながります。ギャラリーオープンは3月1日。テーマは、「良い男、良い女。」ヨサコイ祭りの写真がギャラリーには並びます。その日は燻製小屋もお披露目しますので、皆さん、燻製の下ごしらえをした食材を持ってお集まり下さい。焚き火を楽しみながら、料理をし、燻製も楽しむイベントです。燻製開始は午後1時ごろからです。

薪ストーブとポストアンドビーム+新しい建築法方と、板倉工法の見本もあります、フルログはもちろんですが。カフェアイビーは、11時より通常通り営業しています。それとカフェの営業日が3月より変わります。木、金、土、日の営業でしたが、3月から土、日、月、火に変わります。営業時間は今までどおり、11時~16時です。84ギャラリーも同じです。

ギャラリーの建具もアイビーログ工房製作です。菊月邸のばったん雨戸を見て作った、現代風雨戸も見て下さい。


ガンダムの顔のような、ログハウスの燻製小屋完成しました。

2014年02月18日 08時51分35秒 | Weblog

燻製小屋が、仮完成しました。土止めを打ち、杉の皮を軽トラ一台分敷いて、えっちら、こっちらと、土を屋根の上へ乗せ続けて、ようやく完成。

やはり急勾配、土止めだけでは土が流れるので、急きょ薪用の丸太を屋根の上へ4本乗せて対応しました。

シンボルツリーとして、黒松を中央に、棟の両端にローズマリーを植樹。後ハーブと葉野菜の種を蒔き一応完成としました。屋根が緑に覆われたときが完成ですが、こまめな手入れが必要だと思います。今回の草屋根は防水シートを3重張りにして、土を乗せました。近代的な草屋根も検討したのですが、経費がかかり過ぎるので断念。地元の素材を使うアイビーログ工房が、草屋根システムを買うのはいかがな物かと、偏屈な思いが湧き出し、重い土を乗せる暴挙に出た次第です。シートだけで、何年持つかという事にも興味があります。実験棟としての意味もあり、住居ではないし気楽に楽しもうと言う思いです。腐ってきても、2日あれば修理可能なのであまり心配はしていないし、重い事もログハウスなら問題なし。ちょっと心配なのは、素人左官のブロック基礎。土屋根はかなり大きく重く、鉄筋は入れたが大丈夫か、一抹の不安があります。一度テストして燻製を作って、3月1日のギャラリーオープンに合わせて、焚き火クラブ主催の燻製パーテイを開催予定。皆さん、燻製ねたを持って参加ください。ギャラリーの写真のテーマは、「良い男、良い女」ヨサコイ祭りがテーマです。


人の顔が見える家を建てて行こう。

2014年02月14日 21時47分48秒 | Weblog

あれから2ヶ月半が過ぎました。自分の家で使う丸太を、自分達で2本、新月伐採をしてから、あっと言う間にでした。

工房へ届いた丸太を見て、改めて大きさに驚きました。ちゃんとサインも残して、送り届けてくれました。ダメージもほとんどない丸太を見ると、山師の方、トラックへ積み込み運搬してくれた人達に、感謝、感謝。

施主さんが伐った杉丸太は、あまりに大きいので先端を11メートルにし棟木にし、元玉を5メートル切ってもまだ他の丸太を圧倒する程大きい。改めて、でかいなーとスタッフ一同笑いました。

奥さんの伐った木も、ちゃんとありました。梁になる予定。両方とも、先端を少し落とすので、記念に焼印でも押して届けたいと思っております。山の人の苦労、運ぶ人の気ずかいが見えるので、作る方も精一杯やらなくてはと感じます。何故か、絶対良い家になると、確信しています。大工、左官、電気屋、設備屋、屋根屋、材木屋、全ての人が情熱を持てるような家を建てたい。100年200年先を思って建てる事は、100年前の大工なら、みなして来た事。交通が発達して、便利になり、世界が狭くなりだして、何か大切な物を失った気がしています。人の顔の見えない商品が溢れ、コスト管理ばかり。安いが正しいが蔓延しだして、僕は豊かさとは、物が溢れる事と、錯覚した。しかし何かおかしい。良いものを作っても、人件費がかかるので、高くなって売れないから、作れないのは良い事なのか?新しい価値観を持とう。だから私は、人の顔の見えるもの作りをして行こう。物語のある家創り、持続性のある家創りをして行く。たとえ法律が邪魔しても、乗り越える意志を持って取り組む。自分達の考える、本当に良い家を確立し作って行こうと考えています。それは、地元の素材を使って建てる家だと、何故か確信している。


秋葉祭りに行って来ました。

2014年02月11日 20時59分27秒 | Weblog

土佐三大祭りの一つ、仁淀川町の秋葉神社の祭りに行って来ました。普段人気のない村に、人が溢れているのには驚きました。印象的だったのは、祭りに参加している老若男女が、皆、良い緊張感を持って参加している事でした。この祭りを誇りに思っていることが感じられ、とても良かった。

天狗と鬼に見守られながら、少年達が真剣を持ち踊り,竹を真っ二つに切る踊りは、少年が大人になる時の儀式のようで、危ないから禁止と、短絡的な今の世相と照らし合わせると、どちらが良いか考えらされました。

豪快に鳥毛ひねりも楽しめ、神社前には沢山の屋台が並び賑やかでした。名物の、いりもちを土産に、山里を後に。なんと1万人を超える人がこの祭りを見に来たそうです。

もちろん、ちゃんと忘れずにお願い事も。天気もよく、雪が少し残って寒い一日でしたが、土佐の祭り文化を楽しんで来ました。