今年も残すところあと1日。アッと言う間に一年が過ぎたように感じる。毎年この時期になると思うのだが、どうしてこんなに早く感じるのか、不思議だ。同じ事を繰り返しているから早く感じるのだそうだが、この感覚で行くと、人生もあとわずかなんて感じてしまう。新しい事をして苦労すれば長く感じるのだろうが、色んな事をするほど器用でもないのは、自分でもよく解っている。五木寛之さんが、50を過ぎれば林住木、家を出て一人自然の中に身を置く。自らが歩んできた道を静かに振り返る。自分とは何なのか、これまでとは違い、事故の内面と向き合う時期です。と言っているが、私もすでに入っている時期なのだが、まだまだ家住期の様な気がする。きっとまだまだ勉強が足りないと、神様が言っているのだと思う。写真は羽田の新国際ターミナル。斬新なデザイン、工法だ。無垢の木にこだわっている私には、考えもつかない。法律や、木を知りすぎると、逆に自分で壁を作ってしまう所があるように思う。昔の大工の自由な発想を想うと、もどかしさを覚えてしまう。
空港の中に作られた江戸の下町を模して作られた店舗。これからの一つの方向性かもしれない。近代建築の中に、ほっとする木の空間。しかしもう一つ、法律に縛られない、自由な、新しい木の大空間を作れないものかとも思っている。これが出来ないと、地方の時代はないのではないか。昔の大工が造った、五重塔は、高さ50メートル超えているものもある。しかも地震で倒れた物はない。他にも大空間の木造は世界にもたくさんあるが、やはり木造と言えば日本である。しかしその木造技術を一番持っている日本で、木の建築が一番制限されているという、皮肉な現実。しかし少しずつ新しい方向に向かっている事を感じているので、期待したい。来年からも、アイビーログ工房の目標は、木の未来を感じられる工房でありたいと考えている。循環性を感じられる建築で、施主になる方が喜ぶ事はもちろん、誇りに思える建築を追求していきたい。職人も、施主さんも、未来を語れる建築工房でありたい。
空港の中に作られた江戸の下町を模して作られた店舗。これからの一つの方向性かもしれない。近代建築の中に、ほっとする木の空間。しかしもう一つ、法律に縛られない、自由な、新しい木の大空間を作れないものかとも思っている。これが出来ないと、地方の時代はないのではないか。昔の大工が造った、五重塔は、高さ50メートル超えているものもある。しかも地震で倒れた物はない。他にも大空間の木造は世界にもたくさんあるが、やはり木造と言えば日本である。しかしその木造技術を一番持っている日本で、木の建築が一番制限されているという、皮肉な現実。しかし少しずつ新しい方向に向かっている事を感じているので、期待したい。来年からも、アイビーログ工房の目標は、木の未来を感じられる工房でありたいと考えている。循環性を感じられる建築で、施主になる方が喜ぶ事はもちろん、誇りに思える建築を追求していきたい。職人も、施主さんも、未来を語れる建築工房でありたい。