土佐の民家風ログハウス、アイビーログ工房 

http://ivy-log.com/住みたい!!高知が元気になる家。アイビーログ工房の木の家には物語が生まれます。

未来を語れる建築工房。

2010年12月30日 21時34分13秒 | Weblog
今年も残すところあと1日。アッと言う間に一年が過ぎたように感じる。毎年この時期になると思うのだが、どうしてこんなに早く感じるのか、不思議だ。同じ事を繰り返しているから早く感じるのだそうだが、この感覚で行くと、人生もあとわずかなんて感じてしまう。新しい事をして苦労すれば長く感じるのだろうが、色んな事をするほど器用でもないのは、自分でもよく解っている。五木寛之さんが、50を過ぎれば林住木、家を出て一人自然の中に身を置く。自らが歩んできた道を静かに振り返る。自分とは何なのか、これまでとは違い、事故の内面と向き合う時期です。と言っているが、私もすでに入っている時期なのだが、まだまだ家住期の様な気がする。きっとまだまだ勉強が足りないと、神様が言っているのだと思う。写真は羽田の新国際ターミナル。斬新なデザイン、工法だ。無垢の木にこだわっている私には、考えもつかない。法律や、木を知りすぎると、逆に自分で壁を作ってしまう所があるように思う。昔の大工の自由な発想を想うと、もどかしさを覚えてしまう。

空港の中に作られた江戸の下町を模して作られた店舗。これからの一つの方向性かもしれない。近代建築の中に、ほっとする木の空間。しかしもう一つ、法律に縛られない、自由な、新しい木の大空間を作れないものかとも思っている。これが出来ないと、地方の時代はないのではないか。昔の大工が造った、五重塔は、高さ50メートル超えているものもある。しかも地震で倒れた物はない。他にも大空間の木造は世界にもたくさんあるが、やはり木造と言えば日本である。しかしその木造技術を一番持っている日本で、木の建築が一番制限されているという、皮肉な現実。しかし少しずつ新しい方向に向かっている事を感じているので、期待したい。来年からも、アイビーログ工房の目標は、木の未来を感じられる工房でありたいと考えている。循環性を感じられる建築で、施主になる方が喜ぶ事はもちろん、誇りに思える建築を追求していきたい。職人も、施主さんも、未来を語れる建築工房でありたい。

本当に大切な事

2010年12月26日 21時53分03秒 | Weblog
土佐一番の有名人、坂本竜馬。しかし何時まで竜馬で行くのだろう。高知竜馬空港。竜馬の生まれた町記念館。竜馬記念館。竜馬歴史館。・・・私も竜馬は好きだが、もうぼちぼち坂本竜馬に頼らなくても、誇れる高知でありたい。竜馬が今生きていれば、日本の事ばかり考えないで、世界の将来を考えたに違いない。豊かな世の中は、経済だけではないと。人間の生き方が自然を決める。ターシャが言った言葉だが、今の時代的を得ている。彼女はこうも言っている。クリスマスにバラはいらない。五月に雪がいらないように。彼女は優等生ではなかったようだが、自分に素直に生きた人。色々な生き方があるが、人が良いという生き方が本当に良いか、私には疑問がある。個性の時代といいながら、人並みに仕事ができなければ、駄目だと言う烙印が押される世の中は、本当に良いのか?ゆっくりと人を育てる環境が無くなりつつある。早く時間内に成果をあげないと、赤字になるから、早く出来ない人は雇えない。早く成果を上げないと駄目人間なのか?私も経営者だから、成果を求めてしまうが、これで良い訳がない。人はそれぞれ長所短所があるが、短所ばかり探す世の中の様な気がする。長所を見て、伸ばしていく道があってもいいのではないか?ターシャはこうも言っている。あせらずに、夢に向かって努力すれば必ず報われる。又、最近の人は待つ事がきらい、待つ事は素敵なことだとも。若い人は、あせらずに、自信を持って進んで欲しい。きっと夢は叶うから。志を高く持つ事は、今の物に満たされた時代には大切な事だと、私は思う。

メイドイン土佐の薪ストーブ。

2010年12月25日 21時11分26秒 | Weblog
安芸市の鉄工所で、大型トラックのホイール3個使い作った、薪ストーブを発見しました。かなり長い薪も入りそうな、火力も強そうな大型の製品です。灰受けはもう少し改良の必要性を感じましたが、調理出来る、取り外し式の鉄板のトップは魅力。技術はかなり高く、すぐに改良できそうです。一台、煙突無しで11万円位で作ってくれるそうです。市販の製品には無い、ハンドメイドの楽しさがあります。高知の地元で、薪ストーブを作っている人が、窪川や、香南市にもいてそれぞれ個性的だ。あと少し改良し、数字を出せれば、案外人気商品になるかも。柔軟にお客の言葉を聞ければ、可能性はある。俺はこれでいいと、土佐人的気質ばかりでは、面白いで終わってしまうだろう。私は、少し期待している。又安芸市に行って、話をしてみたいと思っている。

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幸せに年を重ねる、ログハウス。

2010年12月23日 20時30分54秒 | Weblog
先日四国中央市の現場に、土居町のSさん一家が来てくれました。家族が一人増え、前より賑やかになっています。長男のR君、大工さんとも久し振りにあったのですが、恥ずかしいのか、最初、口を利いてくれませんでしたが、しばらくすると、ログハウスの様子を興味深そうに見ていました。Sさん曰く、大工作業に強い興味を抱いてるそうで、私はとても嬉しかった。住み心地を聞くと、「去年よりさらに暖かい」とのこと。木と、塗り壁が乾燥したのと、薪の状態が乾いて良くなり、薪ストーブの火力が上がったのが、その理由だと思います。快適に暮らしているとの事。建築に関わった者には、最高の言葉です。これからも長い付き合いです。よろしくお願いします。最近の悩みは、長男のR君の落書きだとか、でも楽しそうに話してくれるSさんに、良い思い出になっている事を感じました。

A邸近況

2010年12月22日 08時51分10秒 | Weblog
四国中央市のA邸。ドリルで穴を開けながら解体して行き

作業場は一杯に。そしてトレーラーと4tに積み込んで運搬。現地での組み立て。

見返しの天井下地の板を張り、たる木をかけ、断熱材、フォレストボードを施工。屋根下地を張り、目立ち過ぎてた外観を、足場を組み、ネットを張って隠し近頃少し静かになってきて、ゆっくりお茶が楽しめるようになりました。

今はこの上にルーフィングを張ったので、雨の心配も無く作業できるようになりました。今週中には屋根も張れるでしょう。作業は、順調に進んでいます。今年中には戸締りが出来るようになる予定です。しかし、フルログの家ではセトリングを考えながら施工しなければいけません。あっちは下がるけど、こっちは下がらないから・・・・と思考する時間が多いのも、フルログならではの事です。出来上がりを想像しながら、する仕事は楽しい物。施主さんと一緒に楽しめる家にしようと思っています。
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