土佐の民家風ログハウス、アイビーログ工房 

http://ivy-log.com/住みたい!!高知が元気になる家。アイビーログ工房の木の家には物語が生まれます。

囲炉裏の火力にびっくり。

2011年01月31日 09時12分31秒 | Weblog
寒い。今朝の高知市の最低温度マイナス3,8度だそうです。家の一階の室温は、寝る前に薪をくべていたおかげで、16度あり、薪ストーブの恩恵に、感謝、感謝。日曜日の夕方は、昼にお客さんがあって、時間があったので、サンルームの囲炉裏に火をいれました。随分昔に買った、備長炭の炭に火をつけると、思った以上に暖かくなって、囲炉裏の暖房能力に、驚きました。土瓶を火にかけると、しばらくすると沸騰し火力の強さを実感。火力の調整は、灰をかけてします。備長炭の火持ちは素晴らしく、寝る前でもまだ火力は強く、灰をかけて寝る事にしました。サンルームで寝ている自称カヌー犬もなんだか今日はあったかいぞと、快適そうでした。

火を見ながら話をすると、普通の事でも話がはずんで、面白い。やはり火の持つ力は偉大だと感じる。便利になり過ぎた現代の家こそ、男子のいる場所には、火を操れる場所が必要だ。そう感じる。

新しい日本のログハウスを。

2011年01月28日 21時06分22秒 | Weblog
観音寺市のTさんから、倉庫を注文して戴きました。ポスト&ビームの車庫を兼ねた物で、かなり大きな物になりました。予算もある程度限られているので、外装をアイビーログがやって、後内部の仕上げは、Tさんがすることになりました。普通の車庫でもよかったようなのですが、アイビーログの建築は、作品だから、家の横に変な物を作ってもおかしいし。やはりアイビーさんでやって貰いたいと、奥さんが言われたことが嬉しく、印象に残っています。あまり手を加える事が出来ませんが、アイビーログの仕事だと言える物を、作りたいと考えています。時間があったので、観音寺で有名な和菓子屋さんに、寄って見ました。美しい彩りの和菓子が並べてあったので、店員さんに話を聞きながら、写真を撮らせて貰いました。やはり長い歴史のある店はそれなりに、訳があります。店の内装も美しく、雰囲気のある仕上がりで、楽しめました。

トイレの屋根には草屋根が施してありましたが、ステンレスの土止めにしてあり、冬枯れした芝が、綺麗に張ってあり、今度高知大学生がやる、草屋根の参考になりました。

日本のログハウスには、日本の感性が必要だと、私は感じています。ダイナミックなだけではなく、繊細な仕上げも、アイビーログ工房のログハウスには、大切な要素だと考えます。優れた建築、こだわりのある仕上げは、新しいログハウスのインスピレーションがあり、楽しい時間でした。観音寺は歴史もあり、道が入り組んで、昔の文化も、まだ豊かに残っている町でした。

自然に帰る家作り。

2011年01月24日 08時56分17秒 | Weblog
四国中央市のA邸。手すりも付き、回り階段も、あと少しで完成します。でもまだキッチン製作と、靴箱等、こまごまとやる事が一杯。床もあと少しで張り終えるのでこれからどんどん完成して行くので、楽しみです。見学会はありませんが、興味のある方は、四国中央市のほうへ来られた時、立ち寄って見て下さい。連絡頂けると案内します。フルログは、ログハウスの原点。丸太の力強い存在感を感じられると思います。それと、アイビーログ工房の仕上げを見て、何か感じて貰えたら、私としては、嬉しい。この家は断熱材に、杉の皮をコーンスターチで固めた、100パーセント自然に帰る、フォレストボードを使っていますので、まさに木の家、自然素材の家だと言えます。屋根も四方にあり、風雨に強いフルログハウスの一つです。このあたりは、やまじ風と言う吹き下ろしの風が強い地域ですが、壁に雨が当たる事は、それ程無いと思います。早く煙突を完成させ、足場を取って見たいと思います。ログハウスは、自然の形をそのまま家にしたものだと思います。自然に帰り、循環する家作りは、今まで以上に大切になる。建てる側も施主さんも、壊す所まで考える事が、これまで以上に重要になると思います。


壁の、断熱実験をします。

2011年01月22日 09時28分59秒 | Weblog
遅れていた、壁断熱実験を、森林技術センターでようやく行います。取りあえず板だけで作る壁をやり、板と左官壁を組み合わせた、3種類の壁を今年は行います。実験に時間がかかるので取りあえず4種類ですが、こんな壁はどうですか、と言うような提案があれば、やって見たいと思います。ただし自然素材を使う事が前提です。木の場合蓄熱が大きいので、断熱だけでは語れない所もありますが、やはり数字で語れる事は大切だと考えています。香南市のM邸での住み心地も、これから一年を通して、見て見たいと思っています。写真の板だけで作った壁は、昔からあるデザインで仕上げていますが、焼き杉と組み合わせて造ると、案外今風な、ポップな壁になるのではないかと思います。素材を使う時、古びた時に、美しく錆びる素材を使う事は、私達アイビーログ工房の指針です。それは、自然が提供してくれる、なるべく手をかけない素材です。

寒い日が続きます。

2011年01月19日 08時07分50秒 | Weblog
寒い日が続いています。四国中央市のA邸も順調に行っていて、左官さんが壁を塗りだしました。今回はポストアンドビームではなく、一階部分は丸太なので仕事量は、いつもの半分程度。しかし寒さが続いていて、仕事は少し遅れ気味です。写真は大豊のサービスエリア。朝の雪は、大丈夫なのですが、午後降りだす雪は、高速が、通行止めになる可能性があり、判断が難しい。連日の氷点下、去年の夏の灼熱の暑さは、もう記憶から消え、例年になく寒い冬に、早く暖かくならないかと、人間は勝手な物です。でも寒くて良い事が一つあります。薪ストーブをガンガン焚ける事。何時もなら、二階の息子が暑いと文句を言うのですが、今年は文句も無く、薪ストーブの前で、薪の炎を眺めています。何時も思うのですが、家の中に、火が燃やせる場所があると言うのは、家の原点のような気がします。自分でコントロールし、楽しむ。これは昔当たり前でしたが、火事があぶないので、どんどんコントロール出来る、どんな人でも安全に使える器具に取って替わって、生活が、何か薄っぺらくなったような気がします。薪ストーブは危ないか?私は安全だと思います。ちゃんと知識を持ち、メンテナンスをすれば。家も同じ。木の家の事をちゃんと勉強して、自分で手入れすれば、人生において、大切な何かが分かるような気がします。人が与えてくれる喜び、安全より、自分で考えて生活する事の方が、より深みのある人生ではないかと。