土佐の民家風ログハウス、アイビーログ工房 

http://ivy-log.com/住みたい!!高知が元気になる家。アイビーログ工房の木の家には物語が生まれます。

屋根の家

2008年07月31日 08時52分03秒 | Weblog
岡山のM邸、棟木と母屋が出来ました。9メートルと、8メートルの材を繋いで作りました。全長16,5メートル。家の長さが11メートルなので、6、5メートルは軒なのです。こう考えると、いかに軒が深いかわかります。片方で3,5メートルの出は、無駄のように思えますが、デッキを守り、躯体を風雨から守る為に有効です。それと、雨の日軒の下で、お茶を飲んだり、涼んだり、雨の情景を眺めたり出来、感性が自然と一体化出来、雨の匂い、風の感触等から、自然の営みを敏感に感じられます。何より雨の日、窓を開けていられるので、エアコンもいらず、省エネルギーな生活が出来ます。日本の建築は、屋根の建築と言われる程、屋根が大きいのが特徴です。戦後いつの間にか、雨の少ないアメリカ、ヨーロッパの家をまねし、軒の出がほとんどない、住宅がほとんどになりましたが、そのような、住宅の寿命は、25年~30年です。やはり軒は必要なのです。地方地方で、家の形は違って当たり前。全て同じと言うのは無理があります。グローバル化では無く、地方の特徴を持った、家作りをしていくべきではないでしょうか。

地方に未来を作る、建築の形。

2008年07月30日 12時22分46秒 | Weblog
ずいぶん前になりますが、三原村のK邸で、壁の仕上げを打ち合わせしました。手前が、左官の、沖野さん。アイビーログ工房では、施主さんが、直接職人さんと話をしながら決める事が出来ます。その方が、施主さんの思っている、仕上がりの感じが直接伝わるからです。職人さんもその方が、仕事に責任が持て、やりがいが出ます。今の建築は、職人の顔が見えず、責任は、設計士や、工務店に向けられます。と言う事は、綺麗に仕上げなくとも、10年程持てば、良いと言う仕事になりがちで、長い目で見て、職人の為にも、工務店の為にも良い事は一つも無いと考えます。仕事に責任を持つ事は、技術のレベルアップに繋がり、より良い家が出来るようになり、新しい建築文化が育ちます。地元の素材で、地元の職人が、他に誇れる建築を建てるのが、21世紀の建築の形だと考えます。他所から、持って来て、他所の職人が建てるのは、地方で、全国チェーンのコンビ二が、地元の小売店を潰し、タイとか、中国で作った食品を売り、中央に利益を吸い取るような物で、長くは続かないと思います。地方にも、お金が回るような、形を作って行かなければ、未来はありません。アイビーログ工房の家作りは、地方に未来を作れる形だと、思っています。

ツリーハウス、作業中。

2008年07月29日 08時59分42秒 | Weblog
高知大学の学生達との、FSCの森ツリーハウス作業も、だいぶ進んで来ました。壁パネルも6枚、ほぼ完成。来週からは、建具を作る作業に入りますが、学生達の思い入れがあり、だいぶ変わったリクエストも有り、出来るかどうか、危ぶまれる案もありますが、何とか形にしてやりたいとは、思っていますが、どうなりますか?高知放送の取材もあり、鍛冶屋さんで金物を作ったものと合わせて、近く、おはよう高知、で放送があるそうです。なんとか、工具の扱いにも、だいぶ慣れてきて、作業も順調に進むようになりました。予定では8月中に建具を完成させ、9月に梼原のFSCの森に移築。10月はじめに完成、お披露目と成る予定です。作業に参加されたい方は、アイビーログ工房に、お問い合わせ下さい。大歓迎です。作業中は学生達の笑いがたえません。自分でやると決め、参加している事もあるのでしょうが、完成の事を考えると、私も笑いがこぼれて来ます。楽しみです。

見て触れる見学会を、して行きます。

2008年07月27日 22時09分29秒 | Weblog
モルタル下地を塗った家をパチリ。久しぶりに、三原村のK邸へ行って来ました。左官工事や、電気工事、ストーブや、タイル等、最終的な仕上げの、打ち合わせをして来ました。さすがに三原村も日中は暑く、汗が流れました。でも夜は、かなり涼しいとの事でした。高知市内の暑さとは、違う暑さで、やはり、過ごしやすい暑さだと思いました。Kさんのお母さんも、奈良より来高していて、木の家を褒めてくれました。もっと、みんなに知ってもらう事が大切だと痛感しており、完成見学会を、行う事も大切だと思っています。この家は、完成見学会をやるつもりでいます。施主さんの協力が必要で大変なのですが、協力してくれる施主さんが多いのも、アイビーログ工房の建てている家は良いと、評価して戴いてくれているからだと思います。これからも、より良い木の家、自然素材の家を建てて行きます。