土佐の民家風ログハウス、アイビーログ工房 

http://ivy-log.com/住みたい!!高知が元気になる家。アイビーログ工房の木の家には物語が生まれます。

ミニマリストの家ではないけれど。

2016年06月27日 20時51分25秒 | Weblog

雨の合間にようやく棟上げ、何とかルーフィングを張りました。これで雨が降っても大丈夫。しかし暑さと湿気にバテバテです。

今回はログハウスでは無く、板倉工法で建ててます。日曜日働いたので、明日は振替休日におします。

高知市内に建てた、3坪ログハウスの完成写真を載せようと思っていたのですが、忘れていたので、夕景の写真を。

眺めているだけで、幸せな気分になるのは、私がログハウスマニアだから?

いや、ほとんどの人も「良いね。」と言うのだから、根源的な何かが、ログハウスにはあるとかんがえても良いだろう。

内部には本格的な薪ストーブもあります。冬は薪ストーブ天国になることは、予想出来るよね。

昼寝をしたり、読書や音楽を聴くのも良いなー。ログハウスを楽しんで、木の家の良さを、広めていって貰いたいと思います。

天井も高いし、広いデッキもあるので狭さは感じずに使えます。外から見ると、そこだけ木の色の空間。

こんな小屋と、バストイレ、キッチンが別にあれば、十分かもと思える。

ミニマリストにはなれないけど、元船乗りの自分は、ヨットのような、狭い空間でも、本物の素材の空間は、ステキに感じる。

ここで美味しいコーヒーを飲みたい。

 

 

 


建築の原点。こだわりを持ってシンプルに建てる。

2016年06月22日 22時29分06秒 | Weblog

ログハウスの原点。ともかく丈夫だと言う事。開拓者の安全を守る家。

立山の登山道で見た橋。丸太を番線で結束して積み上げ、高さを稼いで流れないようにして橋を架けている。

ログハウスの場合ノッチを刻み、ボルトを入れ、ダボも入れてる。

ノッチは日本建築の最強の、渡り顎と同じ仕口で仕上げているので、さらに強固な作りになっている。

橋の上に立つと、最低限の道具で、最大の強固さを作っている事に少し感動した。

色々な家があるが、シンプルな素材を使い、シンプル建てる事が見直される時代ではないかと感じています。

 

新しい素材を使い、気密性を高めたり、断熱性能の高い断熱材を使い省エネ住宅を宣伝する会社が多い今。

素材の中身がわからない物が多いし、将来どう言う廃棄をしたら良いのか分からず買うのは、もう古いと感じる。

 

身近にある素材で、シンプルな道具で建てる家に魅力を感じる。

家を建てる時の消費エネルギー、壊し廃棄するエネルギーで考えると、私の建てるハンドカットログハウス、ポスト&ビームは、

建てるにあたり、消費エネルギーは最低の部類にある。

 

この現実は、これからの建築では大切な事になる。

家を建てる時、こう言うコダワリを持って建てた家は、住み続けるにつれ、、輝きを放つ。

住む人が誇りを持って住める。この輝きは住み続けるにつれて、輝きを増すだろう。

こだわりを持って建てる意義は、確かにある。

 

 


ラムネ温泉

2016年06月17日 21時19分43秒 | Weblog

ラムネ温泉へ行って来ました。福岡からの帰り道、濃霧で高速が通行止になり、湯布院で降りて1時間ちょっと。

いつか行こうと思っていた藤森建築、ラムネ温泉。

雑誌の写真でよく見ていたのですぐ分かりました。

思っていたより小さいと言うのが第一印象。でもやはり独特のたたずまいだ。

シンボルの屋根の上の松の木が笑いを誘う。圧倒的な感じでは無く。親しめるスケール感。

 

さっそく温泉へ焼き杉と漆喰と銅板と波トタンの素材は、何かホットさせる感がある。

初めてなのに懐かしい感じがあるのは、身近にある素材ばかりだからか。

 

炭酸泉のお湯は、泡が無数に体にまとわりつく独特の温泉だ。

外湯は、湯温35度とぬるめなので、誰でも長時間入れそう。後で皆に感想を聞くと、気に入った、又来たいと、意見が揃った。

 

お湯に入りながら、自然の素材の経年変化を体感出来るのは良い。

焼き杉は所々はげたり、銅板は濃い色に、漆喰は湯の成分で独特の色に変わっていて飽きない。

ただ知識がなくて、ピカピカの新しい物好きの方にはどう目に映るのだろうか。

古美を楽しめる人が多くなると良いなーと思う。

建築は凄く力がある。ずーっとそこにたたずみ、見る人に何かを感じさせる力が。

そう言う建築に関わり続けたい。

 


新しい門松。素材から考える新しい家作り。

2016年06月08日 22時26分27秒 | Weblog

アイビー流、門松。

ログの端材をチェーンソーで堀り、土を入れて松の苗を植えた物。

50年後は、プランターの杉丸太が腐り、大きな松の木がそびえている事を想像するのは楽しい。

木の循環がイメージ出来るので、良いのではないかと考えている。

FM高知で、「くさる家に住んでみんかえー」と、循環出来る家作りを提案しているアイビーログの、新しいアイテムとしようかと考えている。

枝付き天然檜の皮むきをした。切ってから8ヶ月程経っているが、表面に虫食いが少しあるだけなのは、流石に切り旬が良かった事を感じる。

今考えているのは、間取りから考えるのではなく、素材から考える家作り。

この8メートルの檜を活かすのは、どんな家かと考えるのは楽しいし、100年~200年暮らす上では、大きい意味を持つのではないだろうか。

 

誰かやらないかなー。今ならこの風に吹かれてひねりながら育った檜を中心に使った家ができる。

加工は大変だけど、ずーと建っている家の中心に、この檜を使おう。丸太のまま使うことで、反ったり狂う事が少ない。

 

こんな木を製材すると、暴れまわって大変だろう。だから丸太で使うしかない。

私は曲がり木が好きだ。素直で真っ直ぐな木は狂う事も無く安心だが、ポイントに曲がり木があると、楽しい家になる。

他にもサワグルミ、欅、杉、檜の曲がり木も皮むきした。

細い木は手摺に、大きいのは、A型トラスのビームに使おうか等と考えるのは、やっぱり楽しい。