土佐の民家風ログハウス、アイビーログ工房 

http://ivy-log.com/住みたい!!高知が元気になる家。アイビーログ工房の木の家には物語が生まれます。

メンテナンスツアーをやります。

2009年08月31日 11時00分56秒 | Weblog
香南市の土佐の現代民家の塗装を、前から言われていたのですが、先日ようやく終わりました。思っていたより、東面が風雨にさらされるようで、塗装が痛んでいました。他の面は、それ程でもなく、深い軒に守られていて、程度は良好でした。建具のメンテナンスと兼ねてやってきました。平屋なので高い所の塗装作業が少無いので、2階建の家と比べて作業は楽でした。一年目のメンテナンスをして、今のままでも良いのですが、風雨や、日差しがきついのであれば、東面に差しかけの屋根を、将来的に付けると良いのではと感じました。今週は天気も回復するようなので、徳島と愛媛の、メンテナンスツアーを行う事にしましす。来週からは、高知市内で建前がはじまります。まだまだ日中暑いので、大変です。

フルログの未来、ハイブリッドログハウス。

2009年08月29日 08時52分52秒 | Weblog
愛媛県砥部町の山奥に、12年前に刻んだフルログがあります。回りの木も大きくなり、だいぶ貫禄が付いていました.回りの緑に溶け込むように、立っています。雨の直接当たるベランダは、一度やり直したそうです。半地下の部分の駐車スペースは、古い民家を壊したときにもらった、曲りの松梁を、再利用して4年ほど前に作りました。フルログの良さは、木だけでできているので、他に訳のわからない物を、全く使っていないと言うことです。壊しても害にならず、再利用できる物で、CO2の備蓄を最大限、行える建築だと思います。普通の家の、木の使用料の4倍前後使用しているので、そのCO2の備蓄量は凄い物になります。しかしそれは、国産材使用に限ります。ヨーロッパやカナダから運んで来ると、運搬によるマイレージが高くなり、その過程に排出するCO2 の量が大きく、環境にやさしいとは、言えなくなります。今考えてるのは、国産材で作り、フルログの欠点を補う、ハイブリットログハウス。フルログの良い所。地震に決定的に強い事と、丸太の質感をより出す、無塗装のフルログです。予算は今の処、坪単価は70万前後ですが、組み合わせる壁によっては、坪60万前後にもできると、思っています。これは土佐の古民家の知恵を、組み合わせたもので、100年以上いや200年~300年持つ家を、50年生の、戦後植林された木で作る事が可能になると思います。坪単価が高いと、言われるかもしれませんが、Tホームや○ハウスでも坪単価25,8万円が、完成時には、40万前後に成る事を考えれば、圧倒的に安い家と言えます。フルログには未来があると考えています。地震国日本では特に、強いシェルターを持つ事になり、風雨、多湿に強い、ハイブリッドログハウスは、地震にも、体にも安全な家として、未来が有ると、確信しています。

レトロな雰囲気の、レストランあおぎ

2009年08月28日 09時21分03秒 | Weblog
仁淀川沿いに、伊野町から上流に上がって行くと、土佐和紙工芸村があります。そこから300メートルほど先左側に、レストランあおぎ、があります。勝ヶ瀬のH邸を建築中。朝、夕に毎日通っていましたが、工芸村ばかり寄っていました。今回初めてよったのですが、店内は、れとろな昭和の香りが一杯。窓際の少しくたびれたソファーに、腰かけました。この店の売りは,レトロさでは無く、窓から見える仁淀川の風景です。ベランダに出て見ると、上流に、この店の由来、あおぎの、枝の隙間から青い仁淀川が、下流を見ると視界一杯に、大きな仁淀川が。コ-ヒーを飲んだのですが、店員の方の、土佐人らしい接客にも、心和みました。あおぎにはゆっくりと、土佐時間が流れていました。今度鮎料理でも食べに来ようと思いました。あおぎの空気が、何時も効率だけじゃないよと、言っている私とシンクロしたようです。

なつかしい風景。

2009年08月26日 13時38分56秒 | Weblog
旧土佐山田町平山の、平山小学校のあたりの風景ですが、ダム湖の橋の手前から見る風景が凄く好きで、時々車を止めて眺めます。橋の向こうに、駄菓子屋があり、それがなんとも言えない、いい味を出しています。二つ橋を越えて小学校へ行くのも、雰囲気があって良いのです。今は廃校になっていますが、宿泊もできる施設になったと、聞いた事があります。こんな風景も、だんだん少なくなって来ています。田舎で若い人がする仕事がないのが、寂れて行く原因ですが、新しい価値観を持った人が出てきて、田舎で住むのが、おしゃれで、かっこいいというスタイルが出来なければ、難しいと思いますが、少しその前兆は、出て来ていると思います。驚くような田舎でカフェをやっている夫婦や、昔つぶれた喫茶店を、感性豊かな改装をしてやっている人も時々見掛けるようになりました。農業も有機栽培でやる人、陶芸家、パンやさん等。高知の田舎で見かけます。都会より住みやすいのは間違いないのです。後は現金収入をどうするかだけです。いやお金があまりいらない生活を考えれば、ハードルは低くなります。高知県は、そんな人を受け入れる、おおらかさがあると思います。

安藤忠雄は凄い。

2009年08月25日 18時23分22秒 | Weblog
安藤忠雄さんの、坂の上の雲ミュージアムに行って来ました。写真はそこにあった、美術館のモデルです。さすがに細かく仕上げていて関心しました。末広がりに、上に向かって広がる斬新な設計で凄いと思いましたが、壁が全て斜めで、歩いているうちに平衡感覚がおかしくなってきて、気分が悪くなってきたのには、閉口しました。美術館なので、斬新さを求めたのでしょうが、一日、いや一時間が限度です。安藤忠雄ここにありで、秋山兄弟の資料館と言うより、もっと別の資料館見たいな気がしました。私には、近くにある、中村好文さんの建てた、伊丹じゅうぞう記念館のほうが、好感が持てました。小さい、ヒュウマンスケールの物のほうが、私には合うようです。世界には通用しなかもしれませんが、住む人に、心地良い家を、建てて行きたいと思いました。