土佐の民家風ログハウス、アイビーログ工房 

http://ivy-log.com/住みたい!!高知が元気になる家。アイビーログ工房の木の家には物語が生まれます。

新月伐採の体験。

2013年11月30日 22時37分50秒 | Weblog

今日、施主さんの建てる家の木を切りに、アンパンマンの作者、ヤナセさんの故郷の南の、標高約500メートルの物部の山へ行きました。今度、山北に建てる、Oさん宅の丸太を伐っている山へ行く山道は、久しぶりのオフロード。程良い手入れもされており、楽しい。

最初に奥さんが挑戦。レクチャーを受け、少し細めの木の伐採を体験。細いと言っても、7メートル先、末口26センチ。倒してみると結構大きい。

日付と名前を切り口にサイン。この木は梁に使う予定。ご主人は巨木に挑戦。

15メートルの末口で30センチ越え、元口は直径60センチはあるもの。流石に大きく、倒れる時の迫力は凄かった。生きている木を切らしていただいた事で、二人は、何か大切な事を感じたようです。生きている木を切る事で、参加したビルダーも、良い家を建てなければ、建てますと木に思わず誓ったと思います。簡単に、安くが追求される時代を変えたい。安いでは無く、本当に良い家を建てよう。目先だけの安さを追うより、長く安心に暮らせる良い家を建てて行きます。そうする事で、高知は豊かになると感じています。

 


豊かさの再認識。

2013年11月19日 15時19分41秒 | Weblog

私の大好きな、土佐の田舎寿司。ゆず風味が最高です。残念ながら、狙いの蕎麦餅は売り切れでした。紅葉の時期限定の販売なので、来年までお預けです。

高知の紅葉の名所、別府峡。久しぶりに行って見ましたが、相変わらず見事な紅葉でした。しかし最初見た時のインパクトが凄過ぎて、歳を取ったのか、慣れたのか、感動をあまりしなくなっているのは、少し寂しい。幸せな事だが、涙が出るような感動は、飢えを越えなければ、出来ないのだと再認識した別府峡行きでした。初めての、長い航海の後、緑の陸地を見た時の感動は、未だに忘れられない経験でした。今の普通の生活が、かけがえのない物なのを、再認識しなくては、豊かな未来は無いなーと感じました。何時もある紅葉を大切にしなくてはと。

 

 


安いでは無く、愛せる建築を選ぶ時代。

2013年11月15日 08時44分20秒 | Weblog

今朝の新聞を見て驚いた。台風30号で甚大な被害を受けたフィリピンレイテ島の状況の、間接的責任が日本にもある事だ。なんとフィリピンの森林率は現在少し復活して26パーセント。1934年に69パーセントあったのが1990年にはなんと22パーセントまで激減したとある。日本の商社が乱伐し、南洋材を輸入したのが主な要因だとあります。商社のその場しのぎの戦略もありますが、日本の消費者に環境意識の知識がなかった事が主な要因です。現在高知は84パーセントの豊かな森がありますが、多くの住宅は、未だに合板の家が建ち続けています。信じられない事に、未だに7割を超える木材が輸入されているのです。効率が良く、安いと言う事だけで。プレカット工場に見積もりを頼むと、外材の方が少し安いですがどちらにしますか?と聞かれる。ここは木の国高知なのにと思うが、今の家はだいたい建ってしまうと、構造が見えない家がほとんどなので、材料がどちらでも、建て主にとって変わらない。だから合版も、安全な4スターの建材を使っているので安心ですと言われると、何か安心してしまうのだろう。しかし私は、そう言う家に入ると、かなり気分が悪くなる。木の家と言うけれど、アイビーログ工房の建てる家とは、全く違う建築。消費者に知識がないと、安いに流されるのは仕方ないのだろうが、家は、自分が使うだけで無く、次世代その次の世代も使う可能性のある物です。建った後で後悔する事になってしまいますし、建てる人は、壊す時のことまで考える必要が、今の人にはある時代だと考えています。。長く建っている建築には訳があります。愛される建築だと言う事。他の国の森を壊した木材で作られた家を、愛する事ができるでしょうか?私は愛せない。これからは、安いでは無く、愛せる建築を選ぶ時代です。知識は力です。


世紀を超えて、リノベーション出来る家。

2013年11月09日 21時48分34秒 | Weblog

愛媛県愛南町のW邸の、サンルームを建て込みしました。古いポスト&ビームですが、躯体がしっかりしているので、強度不安は全然ありませんでした。

サンルームと言ってもガラスルーフでは無く、天窓使用なので、雨仕舞いも安心。大きな天窓が3個並ぶと壮観です。屋根はアイビー仕様の厚板ホンザネ+垂木+杉野地板。ルーフィング2重張り通気層もとっています。サンルームなので窓が多く、普通の30坪程度の家と同じくらい窓があります。今回4枚引きの窓は、筋交いの外に取り付ける、新しい取り組みをしております。どんな感じになるか、ちょっと楽しみ。今回使う木材は、4トンロングに満載。メーカーハウスの家と比べると、格段に多いのが特徴です。見せ場は階段と手洗い鉢。レンガ敷きの玄関と、風雨から躯体を守る、二階の新しい壁、等等。。。。隣が近いので周りが見えない様に、一階ガラスは曇りガラス。二階サッシと天窓は透明ガラスとなっています。サンルームと言っても、ガラスは遮熱断熱ガラスの高級仕様なので、暑い日差しは遮熱し、熱は逃がさない仕様なので、冬場日差しで暖かくなるかどうか、少し心配かも。今年中の完成を目指して頑張ります。ログハウスの増築は、木が大きくしっかりしているので、増築には向いています。100年後200年後に完成する家と言うのも楽しいかもね。世紀を超えるリノベーションが可能なのも、地元の木材を使っている木の家であればこそだと思います。ただし木の家は、常時湿気を持つ状態になると弱い。施主さんの、常日頃の点検は必要です。もし点検出来ない方は、アイビーログ工房にご相談下さい。質問にお答えしますし、必要なら伺い点検もいたします。他のログメーカーで作った家もOK。修理もできます。地元の素材を使い、楽しくリノベーションをして暮らせる家を増やして行きましょう。行きます。


オーガニックな建築。

2013年11月04日 10時45分50秒 | Weblog

今号の、「夢の丸太小屋に暮らす」に出ている、3坪のミニログ。カフェ アイビーと同じ物315万円を、只今アイビーログ工房創立20週年記念セールとして、250万円で販売しております。先着1棟限定です。デッキはオプションですが、本格ログハウスの迫力は、ミニログとは思えない迫力です。サッシ取り付け、電気配線、照明器具は入っておりますので、すぐに使える仕様となっております。カフェとして使えるのはもちろん、書斎、ミニ別荘としてもつかえますが、震災時、フルログの耐震性の高さに注目。シェルター機能もあります。湖畔や、川の側、眺めの良い山や、畑に置く。地元の木で作られたログハウスは、何処に置いても風景に馴染みます。何より、化学物質を含まない地元のオーガニックな素材だけの家なんて、この流通の発達した現在、草々あるものじゃありません。嘘、偽りのない建築に引かれ、私はこの丸太建築の世界に入ったのだと、思い至りました。