ホルマリンのマンネリ感

北海道在住、ホルマリンです。旅行、怪しい珍スポット訪問、廃墟潜入、道内ミステリー情報、昭和レトロなどなど…。

夏は栃木でバイト!!その4

2013-09-14 11:58:36 | 旅行(道外)2012〜2017
バイト1日目。

大して眠れないまま、朝を迎えました。いよいよ今日から仕事です。
・・・てか朝っぱらからセミの鳴き声がスゴイ!!こんなの札幌の住宅街ではそう聞けませんよ。

7時半ごろに適当に朝食を済ます。(パンと洋食のレパートリーが少し少ない気が・・・。)


約束の9時半になったので、仕事着のジャージ&Tシャツに着替えて事務所に向かいます。「一緒に仕事する先輩が来ると思うから待ってて」とのこと。


事務所内で待機している間にも、「派遣社員」と思われる同年代っぽい人の姿が。
・フロント業務と思われる、小柄の男の人。ジャニーズの某グループメンバーに激似。つまりイケメン。クールな雰囲気。
・地味めの男の人。従業員と片言の日本語でしゃべっていた。・・・中国の人?


数分待っていたら、先輩2人が登場。てっきり若いおにいさんでも来るのかと思いきや、2人ともいかにも地元民といった感じのおばちゃんでした。田舎の雰囲気満点で哀愁が漂っています・・・。厳しくはなさそうなので少し安心。

早速、大量のシーツや掃除道具、お茶菓子などを載せた台車を押して担当フロアに向かいます。
ひたすらおばちゃんたちに付いていくんですが、相変わらずホテル内の構造が複雑すぎて混乱します。
・・・こんなに複雑なホテル、初めて見たぞ!

無理やり付け足されたようなクネクネの渡り廊下を進み、ようやく本日の担当フロアに到着。すぐに部屋清掃開始。


使用済みのホテルの部屋なんて、入るのはもちろん初めてです。さっきまで人がいた雰囲気が若干キモチワルイ。入ってはいけない所に居る気分です。


仕事の手順としては、
・部屋内すべてのごみ取り
・トイレ、洗面台など掃除。
・ぐちゃぐちゃになった布団シーツ、カバー、枕カバーを引っぺがす。
・今日の宿泊人数のリストを見ながら、布団が多ければ畳んで収納、少なければ押し入れから出して敷く。
・台車から新しいシーツ持ってきて、布団に(できるだけ)キレイに敷く。
・掃除機を隅から隅までかける。
・お茶菓子と歯ブラシ、タオルなど備品の補充

部屋ごとにこの繰り返しです。基本的に男性が布団敷きなどの力仕事、女性が水回りの掃除を担当、といったところです。
外は猛暑のようですが、部屋ごとにクーラーが効いているので(後にチェックインするお客さんのため)、暑さはそれほど感じませんでしたよ。


おばちゃん達に教わりながら、作業を行います。やはり、こういう仕事ってシーツのシワとか、座布団の配置とか厳しく指摘されるのかな?なんて少し覚悟していたんですが、安いホテルなのでそうでもありません。

逆に、おばちゃん(Hさん)の方が、テキパキと次々済ませていくのでけっこう雑です。布団の乱れなんてお構いなし。
すごい早さで掃除を完了していくので、そのスピードに付いていく事の方が大変でした。(それにしてもすごく元気なおばちゃんだ・・・。疲れが全く見えない。)


それでも、お客さんがチェックアウトした後の誰もいないフロアで、とても静かな中での布団敷き。いかにも裏方仕事といった感じです。開いた窓からひたすらセミの鳴き声だけが響き・・・。
あぁ~、コレは自分にピッタリの仕事だな~。
うるさいガヤガヤ音もないし、お客さんに急かされることも無いし。やっぱり僕は接客よりも裏方の方が向いています。


汗でビチョビチョになった布団とか、シワシワになった浴衣とか、部屋に結構落ちている髪の毛とかが若干気持ち悪かったですが・・・。
ひたすら掃除、掃除、掃除をこなし、昼ごろに給湯室でようやく休憩です。
動きっぱなしで疲れました。喉カラカラです。

Hさんにお茶を分けてもらい、もう1人のおばちゃん(なぜか「ママ」と呼ばれていた)にお菓子をもらいました(嬉)。
給湯室内では、これまた哀愁漂うおばあちゃんが1人で作業中。「ママ」と地元の訛り満載で世間話をし始めました。

・・・なんか田舎に来たなぁ~、としみじみ思いました。


出身地を聞かれたので、札幌と答えると、とても驚かれる&うらやましがられました(笑)。
Hさん、ニコニコしながら
北海道はいいよな~。ニューバイもねぇんだからな~。」だって。

? ?

ニューバイって、何・・・?

よくわからず「あはは・・・はい~。そうなんですよ~」と答えてしまいました(笑)。
(注:後に「入梅」・・・梅雨の事だと別の人に教わりました。こんなの知らないなんて北海道の人ならではですよね・・・)


その後もひたすら掃除、掃除の繰り返し。
突如、おばちゃん達が「ホルマリン君、ベッド作ってくれる?」と謎の指示。

・・・木材と釘でベッド制作している自分の姿が一瞬浮かびましたが(笑)、どうやら何のことはない、ベッドのシーツ換えの事のようです。

で、このベッドメイク、「作る」と言われているだけあってかなり面倒、そして疲れる作業でした。まず上に敷いてある重いマットをずらしてシーツ剥がし、新しいのを敷いてさらにもう1枚敷いて掛け布団をかけて・・・ホントにシーツの左右のバランスも難しいし腰も痛いし・・・。これは一番嫌な作業かもしれん。


ひたすら部屋ごとに「ベッド作り」をしていたら、ようやく退勤時間(午後2時)になりました。おばちゃん達はまだ仕事終わらないからという事で残業、申し訳ないですがお先に失礼します・・・。


とりあえず、清掃5時間は終了。夜のレストランまで時間があります。
かなり汗かいたので、温泉で汗を流してきます。(←今考えるとかなり贅沢ですよね・・・)


あぁ~。仕事の後の温泉はイイネ~。


で、部屋に戻り仮眠。かろうじてクーラーは機能するので寝苦しい事はありません。
・・・しかしセミの声がハンパない。そしてこの部屋、上が卓球スペースのため、ドスドス動く音でかなりうるさい事が判明。お客さんがスマッシュ打つたびに床が抜けてきそうで怖いです・・・。ホント、どこまでも最悪な部屋だな・・・。


で、仮眠から目覚めるといつのまにか日も沈んでいました。本日、バイキング会場は夜7時からの出勤。
「第一印象が大事だよね~。」ということで髪をきっちりセット、ワイシャツにベストといったバーテンダーみたいな制服をきっちり着込んで爽やか感をムリヤリ出して出勤。


洗い場へ行くと、昨日支配人が言っていたTさんが「あははぁ~よろしくね~!」と笑いながら登場。このバイキング会場の最高責任者です。面倒見の良いおばさんといった感じです。


さっそくお客さんで溢れた会場に駆り出され、「とりあえずこの辺ウロウロしてて~。汚れてる棚あったら拭いてて~。」とのこと。

・・・思ったより楽だな。(まぁ僕が勤務初日という事もあると思いますが。)「ウロウロ」なんて、前のバイト先ではそんなことする暇なんて無かったぞ!


で、棚を拭きながら、改めてこのホテルのバイキング・メニューを観察することに。
安いホテルながら結構豪華な内容です。寿司もあるし、肉系や揚げ物系もけっこう揃ってるし・・・。
そしてチョコレート・フォンデュがあるじゃないか!!
ヤバい、これはもう毎日食べないと損だな!


しばらく経ち、お客さんが帰り始めたころ再びTさんに呼ばれ、今度は席の後片づけを教わることに。

残飯は専用の箱に投入、食器は別の箱にそろえて重ねていくだけ。そして机をキレイに拭いて終了。こちらもかなり楽な作業です。頭使わないし。


ひたすら食器を片づけていたら、昨日見た若いのに貫録たっぷりの女性従業員の人が居ました。さっきはいなかったが、どうやらいつのまにか出勤してたらしい。

自己紹介すると、どうやら彼女も派遣で来ているらしい。Kさんというらしく、つい1週間前に東京から来たとのこと。
なんだ・・・ここの社員じゃなかったのか(同じ派遣という事で少し安心)。それにしては、随分と仕事慣れしています。

そして他の席を片づけていたら、1人で食事中の別の女の子を発見。昨日は見なかったが、この子も派遣の人の予感。
近くに来たので自己紹介すると、やっぱり。名前はMさん。この人も先週に東京から来たという。

自分と同じ派遣の人(しかも、おそらく僕と同年代)が思いのほか居る事がわかり、少し安心。



洗い場に食器の箱を持っていくとき、なにやら話しやすそうな男性従業員の方が居ました。メガネでロン毛、随分と細い人です(笑)。年齢は全く分からず・・・。
なんかこの人、しゃべり方、声、雰囲気といい元バイト先の常連さんにソックリだ・・・。

この人はNさんというらしい。自己紹介すると「昨日面接受けてたよね~。」だって。見られてたのか・・・。


その他の従業員の人は、忙しそうだったので満足に自己紹介が出来ませんでしたが・・・。とりあえずお客さんがみんな帰った後、残飯などの処理や後片付け、明日の準備などを終え夜9時半に退勤しました。


みんな退勤時間が異なるため、夕食は僕1人となってしまいました。
ガランとした広い会場内で1人で夕食・・・。杏仁豆腐を食べまくりました。


その後、本日2度目の温泉、そしてさっさと就寝。

やっぱり、8時間労働は疲れます・・・。でも、意外と自分に合っているような感じもしますし、上手くやっていけるかも?


ずっと立ちっぱなしで足が痛く、再び大して眠れなかったです・・・。

続く。


次回!強烈キャラ登場!!栃木弁炸裂!
コメント (2)
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