ご無沙汰しておりました。
レポートに追われていたものですから・・・(←最近この言い訳ばっかりですね)
特に面白いネタも無いので、今回もこの企画です。それでは行きますよ。はいどうぞ。
今回は乗用車です。
トヨタ カリーナEDオートピスタ(タミヤ製)
タミヤの珍プラモ!~オートピスタって何ですか?~
この車を「地味すぎる~」と言ったら怒られるかもしれない。
カリーナEDという車自体は、1985年にトヨタ・カリーナに加えられたスポーティなモデルです。4ドア・5人乗りにもかかわらず、足回りはスポーツモデルのセリカと共通。車高もものすごく低く(全高1310mm)、「量産4ドア車では最も低い」と話題になり、そのスタイリッシュな見た目から人気となりました。
しかし後部座席はかなりの狭さであったらしく、「居住性を犠牲にした見た目重視のクルマ」などと揶揄されたようですが。
85年のデビュー以来、個性的で人気もあったカリーナEDでしたが、なぜか模型化には恵まれず・・・。
その唯一の模型が、かつてタミヤから発売されていたこのプラモデルです。
タミヤといえば、日本が誇るブランド模型メーカー。車好きには「スポーツカーシリーズ」が定番ですが、その中にはこんな珍しいラインナップもあったんですね。
しかも、一切模型化の無かった「カリーナED」のプラモというだけでも異質なのに、謎のドレスアップが施された「オートピスタ」バージョン。
(※オートピスタというのは良く知らなかったので調べてみたところ、80年代に存在した車のアフターパーツメーカーの名前でした。現在では無くなってしまいましたが、愛車をイイ感じに飾り立てるホイール、バンパー、リアスポイラー等の各種パーツが人気だったようです。)
タミヤの車プラモは、基本的にノーマル仕様が模型化される事が多いので、最初から装飾パーツ装備の、しかも特定のメーカー名が付けられたこのプラモはかなり異色。
さらに謎な事に、このプラモデルのような「オートピスタパーツを付けたカリーナED」の実車は全く目撃情報が無く、「本当にこんな車あったのか?」という声も多いようです。一体、なぜこのバージョンのプラモを出したのか。
唯一のカリーナEDプラモだけに「ノーマル仕様で出して欲しかった・・・」と嘆くファンも結構いるようです。
そんなわけで、ただでさえ異色な「カリーナED」のプラモ、しかもタミヤにしては珍しいドレスアップ仕様、さらに実車が存在したのかもよく分からないモデルという謎がありまくりの珍すぎるプラモです。
変なもの大好きな僕にとっては非常に魅力的なプラモデルで、存在を知った当初から作りたくて探していたんですが、90年代前半頃から絶版になっているらしく、そう簡単に見つかるものではありません。
現在でも再版される気配が無く、「いつか見つからないかな~。」と中古のホビー系ショップに行くたびに密かに期待してました。
で、それからかなりの時が経ち・・・ついに奇跡が!
2013年春、とある中古ホビー店に行ったところ、思いがけず「ゲリラ・プラモデルセール」が開かれているではないか!
タミヤのレアな絶版モデルがかなり有り、それだけでもテンションMAXだったんですが、その中にあの「カリーナEDオートピスタ」が・・・!
ドキドキしながら値段を見てみると・・・なんと1200円!!プレミア感ゼロじゃん!
同じ棚には、同タミヤの「フォード・シエラ」が3000円超えで売っていたのに対し、こんな安い値で売られていたのは、やはり謎すぎるプラモなのでみんな欲しがらないのかな?
まぁそれはともかく、値段を見るや否や即レジに直行(笑)。今思えば、2013年で最もいい買い物をしたのがこの時です。
(それにしても、この某中古店、僕が長年探している物が全て見つかる最強スポットです。前回の「オルティア」のプラモを見つけたのもこの店だし、ずっと探していたある絶版ミニカーも通常の値段でGET。DVDコーナーでもずっと探していた商品も格安で購入できました。普段の品ぞろえはショボいが、定期的に確認しに行かないと気が済まない場所なのです。)
買った当初は大学やら自動車学校やらでなかなか時間が無く、「レアなプラモだからじっくり制作しないとな~。」と思い、焦らず保存しておきました(笑)。
で、結局作り始めたのは買ってから約5ヶ月後の2013年9月です。例の栃木県バイトから無事に生還した直後、旅行記と並行してチマチマ制作してました♪
・・・なんだか前置きが随分と長くなりましたが、ご覧ください。
イイネイイネイイネ~♪
もちろんノーマル仕様には改造せず、こんな珍プラモを発売したタミヤに敬意の気持ちを表し、そのまま組み立てました(^_^)ノーマル車が好みの僕にとっては珍しい事ですよ。
黒いモール部分など、結構キレイに塗装出来たのでホッとしています♪
ただ、後ろの方は接着剤はみ出し、マスキング漏れなどで汚くなってしまい残念ですが・・・。
本当は、箱絵のような薄気味悪いグリーンメタリック(←失礼)で塗装したかったんですが、適した色のスプレーは売っていないので自分で調色する必要があります。
お分かりのように、僕はまだプラモ素人なのでそんな事は出来ず、普通にホワイトで我慢しました・・・。
バンパー、ホイール、ステッカー、さらにはハンドルやシート等が「オートピスタ」パーツのデザインになっていて、かなり徹底した内容です。
なにしろ20年も前のプラモなので、デカール(シール)がヌルヌルになっていて(←笑)、使用不可能かと覚悟していたんですが、厚いシール地のおかげで普通に使えました!さすがタミヤ!
こういうのが、タミヤが国内最高の模型メーカーとも言われる所以ですよね。
貴重なプラモなので、とりあえず無事に完成させることが出来てよかったです。
ちなみに制作中、ネットで細かい場所のカラーリングを調べていた時に「アマゾン」で売られていたこのプラモを偶然見つけたのですが、プレミアが付きまくっていて1万円でした・・・。
それを見て以来、完成までものすごく丁寧に作ったのは言うまでもありません。
恐らく、いままで制作したプラモの中で一番の貴重品、そして一番の年代物でした。(箱の中がカビの香ばしい香りで素敵でした・・・w)
(おまけ。)
年代物のカリーナEDプラモ、箱の中には模型史的に貴重なものがいくつか入っていました(笑)
↑きちんと車名が入った紙製ラベルで止められた袋。現代のプラモでは見かけません。
そして・・・コレ。
接着剤ィィィ!!!
昔のプラモデルには、このような使い捨てのセメダインが付属していたようです。
(この小さな1本でプラモを完成させることが一人前の証、という考えもあったようですw)
・・・これ、今も使えるのかなぁ。怖くて開けられません。
完。
※1月の更新メインになっているこのシリーズ、ネタはまだあるんですが何しろ完成させていないので(←オイ)、次回で一旦区切りをつけようかと思います。
第1シーズン最終回の次回は、同じくタミヤ製の・・・伝説の宅急便バンのプラモを紹介します。
レポートに追われていたものですから・・・(←最近この言い訳ばっかりですね)
特に面白いネタも無いので、今回もこの企画です。それでは行きますよ。はいどうぞ。
今回は乗用車です。
トヨタ カリーナEDオートピスタ(タミヤ製)
タミヤの珍プラモ!~オートピスタって何ですか?~
この車を「地味すぎる~」と言ったら怒られるかもしれない。
カリーナEDという車自体は、1985年にトヨタ・カリーナに加えられたスポーティなモデルです。4ドア・5人乗りにもかかわらず、足回りはスポーツモデルのセリカと共通。車高もものすごく低く(全高1310mm)、「量産4ドア車では最も低い」と話題になり、そのスタイリッシュな見た目から人気となりました。
しかし後部座席はかなりの狭さであったらしく、「居住性を犠牲にした見た目重視のクルマ」などと揶揄されたようですが。
85年のデビュー以来、個性的で人気もあったカリーナEDでしたが、なぜか模型化には恵まれず・・・。
その唯一の模型が、かつてタミヤから発売されていたこのプラモデルです。
タミヤといえば、日本が誇るブランド模型メーカー。車好きには「スポーツカーシリーズ」が定番ですが、その中にはこんな珍しいラインナップもあったんですね。
しかも、一切模型化の無かった「カリーナED」のプラモというだけでも異質なのに、謎のドレスアップが施された「オートピスタ」バージョン。
(※オートピスタというのは良く知らなかったので調べてみたところ、80年代に存在した車のアフターパーツメーカーの名前でした。現在では無くなってしまいましたが、愛車をイイ感じに飾り立てるホイール、バンパー、リアスポイラー等の各種パーツが人気だったようです。)
タミヤの車プラモは、基本的にノーマル仕様が模型化される事が多いので、最初から装飾パーツ装備の、しかも特定のメーカー名が付けられたこのプラモはかなり異色。
さらに謎な事に、このプラモデルのような「オートピスタパーツを付けたカリーナED」の実車は全く目撃情報が無く、「本当にこんな車あったのか?」という声も多いようです。一体、なぜこのバージョンのプラモを出したのか。
唯一のカリーナEDプラモだけに「ノーマル仕様で出して欲しかった・・・」と嘆くファンも結構いるようです。
そんなわけで、ただでさえ異色な「カリーナED」のプラモ、しかもタミヤにしては珍しいドレスアップ仕様、さらに実車が存在したのかもよく分からないモデルという謎がありまくりの珍すぎるプラモです。
変なもの大好きな僕にとっては非常に魅力的なプラモデルで、存在を知った当初から作りたくて探していたんですが、90年代前半頃から絶版になっているらしく、そう簡単に見つかるものではありません。
現在でも再版される気配が無く、「いつか見つからないかな~。」と中古のホビー系ショップに行くたびに密かに期待してました。
で、それからかなりの時が経ち・・・ついに奇跡が!
2013年春、とある中古ホビー店に行ったところ、思いがけず「ゲリラ・プラモデルセール」が開かれているではないか!
タミヤのレアな絶版モデルがかなり有り、それだけでもテンションMAXだったんですが、その中にあの「カリーナEDオートピスタ」が・・・!
ドキドキしながら値段を見てみると・・・なんと1200円!!プレミア感ゼロじゃん!
同じ棚には、同タミヤの「フォード・シエラ」が3000円超えで売っていたのに対し、こんな安い値で売られていたのは、やはり謎すぎるプラモなのでみんな欲しがらないのかな?
まぁそれはともかく、値段を見るや否や即レジに直行(笑)。今思えば、2013年で最もいい買い物をしたのがこの時です。
(それにしても、この某中古店、僕が長年探している物が全て見つかる最強スポットです。前回の「オルティア」のプラモを見つけたのもこの店だし、ずっと探していたある絶版ミニカーも通常の値段でGET。DVDコーナーでもずっと探していた商品も格安で購入できました。普段の品ぞろえはショボいが、定期的に確認しに行かないと気が済まない場所なのです。)
買った当初は大学やら自動車学校やらでなかなか時間が無く、「レアなプラモだからじっくり制作しないとな~。」と思い、焦らず保存しておきました(笑)。
で、結局作り始めたのは買ってから約5ヶ月後の2013年9月です。例の栃木県バイトから無事に生還した直後、旅行記と並行してチマチマ制作してました♪
・・・なんだか前置きが随分と長くなりましたが、ご覧ください。
イイネイイネイイネ~♪
もちろんノーマル仕様には改造せず、こんな珍プラモを発売したタミヤに敬意の気持ちを表し、そのまま組み立てました(^_^)ノーマル車が好みの僕にとっては珍しい事ですよ。
黒いモール部分など、結構キレイに塗装出来たのでホッとしています♪
ただ、後ろの方は接着剤はみ出し、マスキング漏れなどで汚くなってしまい残念ですが・・・。
本当は、箱絵のような薄気味悪いグリーンメタリック(←失礼)で塗装したかったんですが、適した色のスプレーは売っていないので自分で調色する必要があります。
お分かりのように、僕はまだプラモ素人なのでそんな事は出来ず、普通にホワイトで我慢しました・・・。
バンパー、ホイール、ステッカー、さらにはハンドルやシート等が「オートピスタ」パーツのデザインになっていて、かなり徹底した内容です。
なにしろ20年も前のプラモなので、デカール(シール)がヌルヌルになっていて(←笑)、使用不可能かと覚悟していたんですが、厚いシール地のおかげで普通に使えました!さすがタミヤ!
こういうのが、タミヤが国内最高の模型メーカーとも言われる所以ですよね。
貴重なプラモなので、とりあえず無事に完成させることが出来てよかったです。
ちなみに制作中、ネットで細かい場所のカラーリングを調べていた時に「アマゾン」で売られていたこのプラモを偶然見つけたのですが、プレミアが付きまくっていて1万円でした・・・。
それを見て以来、完成までものすごく丁寧に作ったのは言うまでもありません。
恐らく、いままで制作したプラモの中で一番の貴重品、そして一番の年代物でした。(箱の中がカビの香ばしい香りで素敵でした・・・w)
(おまけ。)
年代物のカリーナEDプラモ、箱の中には模型史的に貴重なものがいくつか入っていました(笑)
↑きちんと車名が入った紙製ラベルで止められた袋。現代のプラモでは見かけません。
そして・・・コレ。
接着剤ィィィ!!!
昔のプラモデルには、このような使い捨てのセメダインが付属していたようです。
(この小さな1本でプラモを完成させることが一人前の証、という考えもあったようですw)
・・・これ、今も使えるのかなぁ。怖くて開けられません。
完。
※1月の更新メインになっているこのシリーズ、ネタはまだあるんですが何しろ完成させていないので(←オイ)、次回で一旦区切りをつけようかと思います。
第1シーズン最終回の次回は、同じくタミヤ製の・・・伝説の宅急便バンのプラモを紹介します。