ホルマリンのマンネリ感

札幌出身苫小牧在住、ホルマリンです。怪しいスポット訪問、廃墟潜入、道内ミステリー情報、一人旅、昭和レトロなどなど…。

兵庫、岡山、広島珍スポットラリー その16

2021-08-29 00:35:42 | 旅行(道外)2018~2019
※2019年の旅行記です。コロナ前の雰囲気をお楽しみください。

3日目 正午。

福山市から始まった人生初の広島訪問。
広島市へ向かうまでの瀬戸内海沿いには、尾道、竹原、呉など魅力的な街が目白押し。
本当は全部巡りたいところなのですが、時間が限られているので「坂と文学と映画の町」として有名な尾道市を選んで訪問してみることにしました(*^_^*)。

山陽本線 糸崎行きに乗車。

20分ほどで、高架から海に面した尾道の街並みが見えてきました。気分が高まりますね(*^_^*)

12時半、尾道駅に到着!

駅を出ると、すぐさま目の前に瀬戸内海の「尾道水道」が広がります。対岸に見えるのは向島
気持ち良く晴れた青空と澄んだ海に思わず深呼吸します。

岡山市と広島市のほぼ中間に位置する尾道市は海運による物流の集散地として繁栄し、1960年半ばごろまでは広島県東部で最大の都市でした。
現在は瀬戸内海の島々を結び、愛媛県今治市まで繋がる「しまなみ海道(全長60キロ)」の起点になっています。


駅から少し歩くと、観光客らでにぎわう全長約1.2kmの「尾道本通り商店街」が始まります。
200店以上の店舗が並ぶというアーケード街を歩いてみると、歴史のありそうな味わい深い店舗や看板が至るところあり、旅情を掻き立てられます。
創業100年を超える老舗は10店舗以上残っているといいます。



一番街をてくてく歩いてゆくと、ひときわ目立つお目当てのお店が見えてきました。
約100年の歴史を持つ銭湯「大和湯」の建物をリノベーションした
雑貨とカフェのお店ゆーゆーです!(※)

(尾道市土堂1-3-20)(※現在は中華料理店「大和湯 -YAM TOU-」となっています)

さっそく建物内に入ると、脱衣所と浴場の壁は取り払われ、半分が雑貨とお土産の販売コーナー、もう半分が食事スペースとなっていました。
貼られたままの鏡や年季の入った靴箱、そして奥のタイル張りの壁と高い天井が、銭湯の雰囲気を色濃く残していて楽しい。会社名入りの小さな鏡が並ぶ元・洗髪スペースは厨房に。
(店内撮影禁止でした……)

尾道ラーメンセット(850円)をいただく。

ここ尾道市が発祥の、広島県東部に広がるラーメンなんだとか(許可を得て撮影)
スープは鶏ガラと瀬戸内海の小魚からとったダシに醤油を合わせたものがベース。
あっさり風味で美味しかったです(*^_^*)


食後は商店街を外れ、山の上の「千光寺」を目指して坂の町を散歩することにしました。
山陽本線の踏切を渡り、長く伸びる石段を登って行きます。



「文学の町」「映画の町」とも呼ばれる尾道。林芙美子志賀直哉といった文豪が居住し、志賀の「暗夜行路」はここ尾道で執筆されたといいます。
また、映画では「尾道三部作」とも呼ばれる大林宣彦の「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」などが有名。ドラマや写真集の撮影に使われたり、アニメの舞台になることも多い。


尾道水道を見下ろすように、段々になった町並みにはいくつもの寺が並び、ロケ地として人気なのもうなずけます。
そして千光寺に向かう参道には、なぜか野良猫がたくさん(*^_^*)。
暖かな気温も相まって、のんびりした雰囲気が漂います。
思わずつじあやの「風になる」を口ずさみながら、撮影に夢中になってしまいました(笑)。



次回!
千光寺にお参り&広島市中心部へ!

続く。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする