1日目 12時30分。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/af/c0d51085070759850dcd187d5115d66b.jpg)
いよいよ始まった四国一周チャレンジ。現在国道32号線を徳島県に向かって走行中です。
四国一周と掲げたからには、海岸線に沿って進み続けて大陸をキレイに縁取るというのも魅力的なのですが…。
ずっと海岸沿いというのもツマラナイし内陸部にも行きたいスポットがあるので、今回の走行ルートは海に行ったり山に行ったりとかなりギザギザになる予定です。
なお、ルートとしてはこの後チョコっと徳島を探検した後、愛媛→高知→再び徳島→香川と反時計回りに進んで行きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/e6/0bbdbb7260063fe9420338890105025f.jpg)
で、いま現在どこへ向かっているのかといいますと……。
徳島県三好市に位置する、日本三大秘境と言われる祖谷渓(いやけい)です。
深い深い山の中、祖谷川に向かって落ち込む深いV字型の渓谷が続き、斜面に張りつくように小さな集落が点在しています。
谷に架かる「かずら橋」が有名かと思いますが、今回は訪問せず、さらに人里離れた奥深くに存在する●●●●を見に行きたいと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/09/fbf3ba985473cac4178bb64aff7cb01f.jpg)
小さな峠を越え、徳島県へと入ります(*^_^*)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/3f/2bbd651a5ff889038c7b6536db0fbd74.jpg)
そのうち、道路は吉野川へとぶつかり、見事な渓谷に沿って進んで行きます。
走るにつれて緑は深くなるばかりで、既に秘境へ足を踏み入れ始めていることを実感します。
運転しているのでゆっくり景色を眺められないのですが、川面を覗きこむと、思わずハッと息を呑むような美しい風景の連続。
我慢できなくなり、路肩に車を停め、小さな鉄製の吊り橋から川を覗き込んでみました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/94/ec4bf8fdaab00bcf3bd6c7d7536a499b.jpg)
川まで数十メートルの高さがあり、なかなかに迫力満点の景色です。
橋の真ん中まで行って覗きこんでみたいのですが、細い橋はなぜか金網でシースルー(^_^;)。
高所が苦手な私にとっては…、ムリですわ、これ(笑)。
ふと見上げてみると、北海道では見た事のないニホンヅル?ナベヅル?のような鳥が一羽、優雅に飛んでいました。
別世界だ……。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/0f/744f3aae5071df8fa81c0857e3660e43.jpg)
上流の方を望むと、川の急流によって作られた渓谷がまだまだ先へと続いているのが分かります。
この辺りは深く落ち込んだ渓谷が8キロに渡って続く大歩危・小歩危(おおぼけ・こぼけ)と呼ばれるエリアです。
何とも独特というか恐ろしさを感じる地名ですが、「山腹等の険しい所」を意味する古語の「ほけ」から由来したと言われています。
なんというか、漢字から急な地形ゆえの危険さが伝わってきますよね。
午後2時20分、「道の駅大歩危妖怪村」に到着!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/e8/019a32a6b19f9bb0b488537bfcd8b1d9.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/46/c51422506778793ae7c410c529ea2d8c.jpg)
川を見下ろす絶壁に建物が建てられていて、下を覗き込むと吉野川の急流が真下に……!
ここから観光船に乗ったりラフティング体験が出来るようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/7c/1924574aaef3b06e961e13e9b5a58518.jpg)
建物内には「妖怪屋敷」が併設。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/c2/af4009b0c0ea3e3524e89622b1294c38.jpg)
何を隠そう、大歩危・小歩危を含むここ山城町は「妖怪伝説の里」。
この地区の先祖たちは、子供たちが危険な場所へ近づかないよう、多くの妖怪話を生み出し日々語り聞かせていたそうです。
それらのお話が世代を超えて語り継がれ、妖怪伝承として現代に残ったと言われています。
そして、「ゲゲゲの鬼太郎」でおなじみの児啼爺も、民俗学者の柳田國男氏の調査により、ココ山城町が発祥の地と言われています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/dd/241212015db98839e7582a8de85bcbe6.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/c3/19f167858a6c667714fa8723a9cd5634.jpg)
ちょうど素敵なボンネットバスが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/59/4f98b8640feb6afc29977ed7ba31a94f.jpg)
このバスで定期観光も行っているようです。
そして巨大な妖怪が周辺をウロウロしていて、思わずのけ反る(「山じち」という妖怪らしいです)。
しかし「すみませんがバスの横に…」とリクエストするとご丁寧にポーズまで取ってくださる。
見かけによらず優しい妖怪さんなんですね(*^_^*)笑
険しい地形の中でどのようにして身を守るか…、先祖たちは妖怪話をもって子供たちに教え続けた。
村の歴史は妖怪伝説とともに守られた……ともいえますね(^_^)。
----------
午後2時45分。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/fc/0bf3283437dc6e1eb291534bae48892f.jpg)
更に奥の祖谷渓を目指して、再び車を走らせます。
吉野川から行ったん外れ、細く急な山道へと入って行きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/5f/8079e7e31cb60054d40830bf3bec0d53.jpg)
山々を縫うように急な道は続き、ローギアで少しずつ奥へ奥へと進みます。
急なカーブを超え、小さな集落を登りきったところで家々を見下ろしてみると、既にスゴい景色が広がっていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/aa/2702fce0dde80c5f5c47155ccb4634f2.jpg)
こんなに山奥まで来てたんだ…。
しばらく進むと道は二股に。
右へ行けば有名な「かずら橋」がありますが、観光地化されていて渡るのにも料金がかかるこの橋にはあまり興味が無い…(高所恐怖症なので素直に楽しめないというのもある)。
ここは迷わず左方向、渓谷のさらに奥の方へと向かう事にします。
しかし…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/22/e69b13e5799924effbaa8e05727ccc5d.jpg)
…こんな道ずっと続くの!?
「四国は道が狭い」というのは聞いていましたが、まさかこんな初日にイキナリ遭遇するとは思わなかった……(^_^;)。
まだ心の準備が出来てないよ!!
次回!!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/42/bbb487985fac69c7510fa6e04b673a8b.jpg)
徳島県最深部に分け入ります。
離合困難!いきなり四国が牙をむく!
続く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/af/c0d51085070759850dcd187d5115d66b.jpg)
いよいよ始まった四国一周チャレンジ。現在国道32号線を徳島県に向かって走行中です。
四国一周と掲げたからには、海岸線に沿って進み続けて大陸をキレイに縁取るというのも魅力的なのですが…。
ずっと海岸沿いというのもツマラナイし内陸部にも行きたいスポットがあるので、今回の走行ルートは海に行ったり山に行ったりとかなりギザギザになる予定です。
なお、ルートとしてはこの後チョコっと徳島を探検した後、愛媛→高知→再び徳島→香川と反時計回りに進んで行きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/e6/0bbdbb7260063fe9420338890105025f.jpg)
で、いま現在どこへ向かっているのかといいますと……。
徳島県三好市に位置する、日本三大秘境と言われる祖谷渓(いやけい)です。
深い深い山の中、祖谷川に向かって落ち込む深いV字型の渓谷が続き、斜面に張りつくように小さな集落が点在しています。
谷に架かる「かずら橋」が有名かと思いますが、今回は訪問せず、さらに人里離れた奥深くに存在する●●●●を見に行きたいと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/09/fbf3ba985473cac4178bb64aff7cb01f.jpg)
小さな峠を越え、徳島県へと入ります(*^_^*)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/3f/2bbd651a5ff889038c7b6536db0fbd74.jpg)
そのうち、道路は吉野川へとぶつかり、見事な渓谷に沿って進んで行きます。
走るにつれて緑は深くなるばかりで、既に秘境へ足を踏み入れ始めていることを実感します。
運転しているのでゆっくり景色を眺められないのですが、川面を覗きこむと、思わずハッと息を呑むような美しい風景の連続。
我慢できなくなり、路肩に車を停め、小さな鉄製の吊り橋から川を覗き込んでみました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/94/ec4bf8fdaab00bcf3bd6c7d7536a499b.jpg)
川まで数十メートルの高さがあり、なかなかに迫力満点の景色です。
橋の真ん中まで行って覗きこんでみたいのですが、細い橋はなぜか金網でシースルー(^_^;)。
高所が苦手な私にとっては…、ムリですわ、これ(笑)。
ふと見上げてみると、北海道では見た事のないニホンヅル?ナベヅル?のような鳥が一羽、優雅に飛んでいました。
別世界だ……。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/0f/744f3aae5071df8fa81c0857e3660e43.jpg)
上流の方を望むと、川の急流によって作られた渓谷がまだまだ先へと続いているのが分かります。
この辺りは深く落ち込んだ渓谷が8キロに渡って続く大歩危・小歩危(おおぼけ・こぼけ)と呼ばれるエリアです。
何とも独特というか恐ろしさを感じる地名ですが、「山腹等の険しい所」を意味する古語の「ほけ」から由来したと言われています。
なんというか、漢字から急な地形ゆえの危険さが伝わってきますよね。
午後2時20分、「道の駅大歩危妖怪村」に到着!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/e8/019a32a6b19f9bb0b488537bfcd8b1d9.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/46/c51422506778793ae7c410c529ea2d8c.jpg)
川を見下ろす絶壁に建物が建てられていて、下を覗き込むと吉野川の急流が真下に……!
ここから観光船に乗ったりラフティング体験が出来るようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/7c/1924574aaef3b06e961e13e9b5a58518.jpg)
建物内には「妖怪屋敷」が併設。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/c2/af4009b0c0ea3e3524e89622b1294c38.jpg)
何を隠そう、大歩危・小歩危を含むここ山城町は「妖怪伝説の里」。
この地区の先祖たちは、子供たちが危険な場所へ近づかないよう、多くの妖怪話を生み出し日々語り聞かせていたそうです。
それらのお話が世代を超えて語り継がれ、妖怪伝承として現代に残ったと言われています。
そして、「ゲゲゲの鬼太郎」でおなじみの児啼爺も、民俗学者の柳田國男氏の調査により、ココ山城町が発祥の地と言われています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/dd/241212015db98839e7582a8de85bcbe6.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/c3/19f167858a6c667714fa8723a9cd5634.jpg)
ちょうど素敵なボンネットバスが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/59/4f98b8640feb6afc29977ed7ba31a94f.jpg)
このバスで定期観光も行っているようです。
そして巨大な妖怪が周辺をウロウロしていて、思わずのけ反る(「山じち」という妖怪らしいです)。
しかし「すみませんがバスの横に…」とリクエストするとご丁寧にポーズまで取ってくださる。
見かけによらず優しい妖怪さんなんですね(*^_^*)笑
険しい地形の中でどのようにして身を守るか…、先祖たちは妖怪話をもって子供たちに教え続けた。
村の歴史は妖怪伝説とともに守られた……ともいえますね(^_^)。
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午後2時45分。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/fc/0bf3283437dc6e1eb291534bae48892f.jpg)
更に奥の祖谷渓を目指して、再び車を走らせます。
吉野川から行ったん外れ、細く急な山道へと入って行きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/5f/8079e7e31cb60054d40830bf3bec0d53.jpg)
山々を縫うように急な道は続き、ローギアで少しずつ奥へ奥へと進みます。
急なカーブを超え、小さな集落を登りきったところで家々を見下ろしてみると、既にスゴい景色が広がっていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/aa/2702fce0dde80c5f5c47155ccb4634f2.jpg)
こんなに山奥まで来てたんだ…。
しばらく進むと道は二股に。
右へ行けば有名な「かずら橋」がありますが、観光地化されていて渡るのにも料金がかかるこの橋にはあまり興味が無い…(高所恐怖症なので素直に楽しめないというのもある)。
ここは迷わず左方向、渓谷のさらに奥の方へと向かう事にします。
しかし…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/22/e69b13e5799924effbaa8e05727ccc5d.jpg)
…こんな道ずっと続くの!?
「四国は道が狭い」というのは聞いていましたが、まさかこんな初日にイキナリ遭遇するとは思わなかった……(^_^;)。
まだ心の準備が出来てないよ!!
次回!!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/42/bbb487985fac69c7510fa6e04b673a8b.jpg)
徳島県最深部に分け入ります。
離合困難!いきなり四国が牙をむく!
続く。
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