ホルマリンのマンネリ感

北海道在住、ホルマリンです。旅行、怪しい珍スポット訪問、廃墟潜入、道内ミステリー情報、昭和レトロなどなど…。

関西3泊4日~詰め込み大作戦~ その14

2014-05-13 17:29:57 | 旅行(道外)2012〜2017


3日目 午後3時。

だんだん日が傾いてきましたね~。
自転車での京都観光も終わりが近づいてきました。

最後に向かったのは…「京都行くならココ行っておけ!!」と色々な人がオススメしてくれたあの場所です。
いったいどれほど凄いんでしょう?期待が高まります。

・三十三間堂

ご存知のように、本堂に祀られた1001体もの千手観音像が見もの。本堂は120メートルもあり、正面の柱間が33あるので「三十三間堂」の名が付きました。・・・ちなみに世界で一番長い木造建築らしいです。
敷地に入るといきなりドドンと現れるので、内部に入る前から圧倒されます。



いよいよ本堂の中へ。
他の観光客と一緒に静かな廊下をゾロゾロ進んでいくと・・・。


おぉ・・・。


聞いていた通り、凄い迫力です。
等身大の千手観音像が何列にもなってズラッと。中央に鎮座する高さ3メートルもの「中尊」を中心として左右に500体ずつ並んでいます。一つ一つに魂が込められているので、それはもう圧巻と言うしかありません。

千手観音像の列の前には、観音様や信者を守るという「二十八部衆」の像が並んでいました。その姿は神話が由来となっているものが多く、どの像も迫力満点の雰囲気です。



・・・残念ながら内部は撮影禁止だったので写真はありません。
いつもなら、ここで僕の汚いイラストで雰囲気をお伝えするところですが、さすがにこれほどの数の千手観音像は大変すぎて描けません。


まぁ、一応メモ程度に簡単に描いた物があるので、それを載せておきます・・・。


観音像の表情は一体一体異なっているため、それぞれを見比べてみるのも面白いです。
自分に似た顔の像が見つかる」という噂も有名ですよね。残念ながらありませんでしたが。

上段の方の観音像は奥まっているのでほとんど見えません。
何個ぐらいか手抜きの像があっても気づかないだろうなぁ~」なんてまた変な事を考えながら見学していました(笑)。

神聖な気持ちになりながら(←ホントか!?)外へ出て、最後に本堂のまわりをグルっと一周。
この長~い敷地内では、かつて「通し矢」と呼ばれる弓矢の競技が行われていたそうな。
24時間ブッ通しで矢を射続ける種目が人気だったそうで、想像以上に体力が要求される競技だったようです。
本堂内部の資料展示室には、多くの人が放った矢が刺さりまくってグッサグサになった縁側の一部も展示されていました。


午後4時半。

京都駅に帰ってきました。

自転車の出番もここで終わりです。
時間の関係で行けなかった名所もたくさんありますが、特に見たかった場所はほぼ行くことが出来ました。
心残りがあるとすれば、まず「東寺」の五重塔をしっかり見られなかった事かなぁ~。ぜひ写真に撮りたいと思って場所を探したんですが、ロクに地図を見ずに動き回ったせいで全く正反対の方向を目指してしまい、結局見つからず・・・。後で電車の窓から見えて「あぁ~。あっちだったのか~・・・」と後悔(←バカ)。

もう一つは銀閣寺に行かなかった事。僕はあまり興味が無かったんですが、後日調べてみると観光客の満足度がとても高い事が判明。京都好きの友人がやけに気に入っていた事もうなずけます。

う~ん。次に京都に来るのは・・・いつになるかなぁ?


レンタサイクルの店に戻り、自転車とお別れ。ありがとうチャリ君。
そして京都観光ラストに向かったのは・・・
京都タワー!

「ビルの上にタワー」という奇想天外な見た目が最高ですね!


・・・京都で一番有名な珍スポット。B級観光地の本には必ず登場していて、調べてみると笑撃の事実が次々と出てくる。
1964年に誕生。建設当初は普通のビルを造る計画だったが、当時のタワー建設ブームを受けて「じゃあウチも」と言う事でタワーをムリヤリ付け足したらしい。
ビル&タワーを含めた高さは131メートルだが、これは当時の京都市の人131万人に由来しているという(笑)。建設当初は「京都の景観にふさわしくない!」と言う事で市民からの嫌われっぷりがハンパなかったらしい。現在ではどうなんでしょうね。
タワーのデザインは「ロウソクをモチーフにしている」という記述をよく目にするが、公式パンフレットには「灯台をイメージしたもの」と説明されているので、真相は謎。

・・・なお、実は珍スポットマニアを最も喜ばせていたのは外観や歴史ではなく、かつて展望台にあったしょ~もない展示コーナー。京都の四季や年中行事がジオラマで展開されているのだが、その作りがチープすぎて壮絶なツマラなさだったらしい!
あまりにも酷過ぎたため、現在ではキレイさっぱり撤去されてしまいました・・・。残念だ。




噂の展示コーナーは無くなっているので、展望台には上がりませんでした。1階のお土産屋さんとチケット売り場を軽く見物。
なんとも言えない古くさい雰囲気が最高です♪
お土産屋さんの方も、時代に取り残されたようなレトロな商品が満載。他の人気観光地では売っていない掘り出し物も!
金閣寺と大阪城がセットになった置物、土台の文字は「I love Japan」。
・・・完全に外国人向けじゃねえか・・・。


なお京都タワー、公式パンフレットにも爆笑ネタが。
タワー部分の構造について。「骨組みは一切なくうすい外被(殻)で力を受けとめ全体をささえる構造で・・・(略)、動物ではカニ、エビ等と同じ仕組みです。」


・・・なんじゃそりゃ!!!

建築物の構造を、よりによって甲殻類に例えるとは・・・(笑)。



午後5時。

さて。予定よりも早く京都観光が終わりました。
今回の旅行、「大阪、京都、神戸」を巡るのが目的ですが、当初はスケジュールがギッチギチなために神戸には行けるかどうか分かりませんでした。
明日の午後3時の飛行機で札幌へ帰るので、今から神戸に行っても満足に観光できないだろう・・・とも考えましたが、次はいつ関西に来られるか分からない。
オシャレな街」のイメージがずっとある神戸。ぜひ行ってみたい。

よし!これから神戸に向かいます!
駅で電車の時間をさっそく調べました(←本当に行き当たりばったりな旅ですよね・・・)。

17:14 JR東海道本線 新快速・潘州赤穂行きに乗車

帰宅ラッシュでスゴイ人!!旅行カバンが何とも邪魔ですな~。

もちろん席が空いているはずもなく、ギッチギチの車内で立ちっぱなし。
自転車で疲れているのに・・・。


次回!神戸編スタート!
そして最後の宿探し。今度は大丈夫か!?


続く。
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関西3泊4日~詰め込み大作戦~ その13

2014-05-10 11:44:14 | 旅行(道外)2012〜2017
清水寺の境内に、素敵な場所がありました。

・地主神社(じしゅじんじゃ)

縁結びの神様として有名ですが、他にも子授け、安産祈願などで訪れる人も多く、実は様々なお願い事を叶えてくれるという最強パワースポットなのだそうです。

↓恋占いの石

・・・こちらが最も有名でしょうか。通路の反対側にもう一つ石があり、目を閉じて辿り着く事ができれば恋が叶う、というもの。友人に手伝ってもらってもOKらしいですが、参拝客で賑わう通路のド真ん中にあり・・・危ないよ!!

↓水かけ地蔵さま

ひしゃくで水をかけて祈願するとご利益があると言われています。お地蔵さまの表面が削れてツルツルになっていて凄まじい。まさに「石の上にも三年」。

↓おかげ明神

境内の最も奥にありました。どんな願い事でも、ひとつであれば必ず叶えてくれるという一願成就の神様。

・・・そして、祠の後ろにある御神木が怖い!

「いのり杉」「のろい杉」とも呼ばれており、なんと昔、丑の刻参りに使われていたもの!藁人形を打ちつけた五寸釘の跡がいくつか残っているというが・・・ホントだ!生々しい!!



コレは個人的に清水の舞台よりも見られて良かったです(笑)。こんなの滅多に見られませんよ!かなり貴重ですよ。

それにしても、僕が境内をウロウロしているあいだじゅう、ずっと釘の跡に触れながらブツブツ呪文を唱える女性が・・・。
・・・怖いよ!!((((゜ロ゜;;))))何があったの!?
(※上の写真は女性が少し離れた隙に激写。ちなみに目が合っちゃったけど、逆恨みで呪い殺されたりしないよな・・・??)


いや~、お願い事もたくさんして、貴重なものまで見させていただきました。楽しかったです。


午後2時。

先ほどの「花見小路」周辺の雰囲気をもっと味わいたかったので、もう一度来てみました(*^_^*)


混雑している通りから裏道へ少し入ってみると・・・
趣のある町屋が連なっていて、これぞ京都!





いや~、良い雰囲気。こういう風景との出会いも、裏道へスイスイ入っていける自転車ならでは。
これらの建物は高級料亭やお茶屋さんのようです。




次回!京都編ラストです。
いろんな人がオススメしてくれた、あの千手観音が沢山の場所へ。


続く。
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関西3泊4日~詰め込み大作戦~ その12

2014-05-08 10:45:51 | 旅行(道外)2012〜2017
3日目 午前11時。

さぁ、お次は清水寺を目指して出発します!
まただいぶ距離があり、京都市内を大きく横断することになりますが、頑張ります。

「丸太町通」をひたすら直進。

さすが京都。景観に配慮しているのか、バスやタクシーまでシブい色をしています(*^_^*)
・・・ちなみに京都市内を走る「ヤサカタクシー」には、会社の三つ葉マークが四つ葉になっているラッキー仕様があるらしい(笑)。走行中ずっと探していましたが、結局見られませんでした・・・(4台しか存在しないらしいです。)

「鴨川」を渡る。


楽しく進んでいましたが、「京都御所」を過ぎたあたりで曲がる場所を間違えて道が分からなくなる(汗)。どこまで行っても碁盤状だからって油断してましたね・・・。

正しいルートへの抜け道を探し、祇園周辺をウロウロ・・・。

















・・・まぁ、迷うのも悪くないですね(*^_^*)

いつの間にか、素敵な町屋街に。

こちらは「花見小路」。舞妓さんの伝統芸能を鑑賞できる「弥栄会館」が通り沿いにあるので、観光客の車で渋滞が出来ていました。人も多くゴチャゴチャしていて、ちょっと残念。


午後12時半。

いつの間にかこんな時間に・・・。やっとの事で「清水寺」の文字を見つけ、ホッと一安心。
寺へと続く急な「清水道」をチャリを押しながら進みます。

駐車場に自転車停めて、いざ参道へ♪




お土産屋さんやお茶屋さん、伝統工芸品を売るお店が連なっていて、素敵な雰囲気です。

産寧坂

結構急です。かつては「三年坂」でしたが、「転ぶと3年以内に死ぬ・・・」という噂が広まったため「産寧坂」になったらしい。


坂を登りきり、ようやく清水寺に到着!

西国三十三ヵ所」の札所でもあるため、観光客の他にお遍路さんの姿も多いです。
年配の方々がゾロゾロお参りしていましたよ。

朱塗りの鮮やかな三重塔(日本最大級らしい!)に圧倒されながら、境内の奥へ。
「隋求堂」という胎内めぐりが出来る場所があったんですが、ものすごい人で行列が出来ていたので入りませんでした。
(今となってはかなり後悔しています・・・。胎内めぐり、一度体験してみたいんだよなぁ~。)

有名すぎる「清水の舞台」(本堂)へ。



遠景からの本堂の様子は写真で死ぬほど見ていますが、舞台から覗きこんだ風景は初めて見ました。
こんな風になっているのか~(ちょっと新鮮)。確かに結構な高さがありますね。

観光客で混みまくっているので、ちょっと舞台全体が「ギシッ!」と動いたような気がしました(笑)。あまりに人でごった返して床は折れないのか?なんて変なことを考えていました(^_^;)

おなじみのアングルで。


京都タワーがやけに目立ちます。


ぐるっと回って本堂の下へ。

こりゃ想像以上の迫力だ!
奥まで木の柱がビッシリ!これじゃあ重さで折れる、なんてことはなさそうですね・・・(笑)。なお、釘は一本も使われていないらしいです。
みんな出口に向かってまっしぐらで、じっくり眺めたり写真を撮っている人はごく少数でした。この迫力を体感しないとは実にもったいない!

次回!
境内におもしろスポットが!

続く。
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関西3泊4日~詰め込み大作戦~ その11

2014-05-06 21:44:40 | 旅行(道外)2012〜2017
4月12日。(旅行3日目)

午前7時半。



朝のラッシュで慌ただしい京都駅。ホテルで優雅に朝食、と行きたいところですが・・・
地下街の広場に座ってコンビニのパンを寂しく食べる。

あぁ・・・。どうしてこんな事になってしまったんだ!(→注:前回の記事参照)


まぁ気を取り直して本日も観光と行きましょうか。

今日は京都市内のド・定番観光スポットを回りまくる予定です。
さすがに市内の名所すべては回り切れないので、特に有名な数か所のみを選びました。
結構エリアが分散しているので、公共交通機関で効率よく回るのは至難の業。レベルも高めです。

そこで!
色々と考えた結果、ベストな移動手段に行きつきました。


レンタサイクル」です♪


どうやら京都、比較的平坦な地形のおかげで自転車に優しい街らしく、チャリで観光する旅行客も結構多いらしいです。調べてみると、レンタサイクルのサービスを行っているお店も到る所にあります。
狭い路地もラクラク移動できるし、渋滞やバスの時間を気にせずにのんびり散策。春の風を感じながら古都を自由にサイクリング!あぁ!チャリ好きには最高のプランじゃないか!!
という事で、本日は一日中チャリに乗ります。


店のオープン時間まで駅をブラブラ。何と吹き抜けは60メートルもあるらしいです!

9時ごろ、駅の西口を抜けてすぐの場所にあるお店へ向かいます。


・「京都 eco トリップ」(京都市南区東九条室町56)

料金が安いし、地図ももらえてプランのアドバイスもしてくれるという事でココを選びました♪

↓本日限りの相棒

1日800円、最も安い無変速のママチャリです(笑)。恐ろしい事に、3ケタの車両番号がウチのマンションと同じ!!
整備が行き届いており、空気も満タンなのでとても走りやすかったです。素晴らしいモノを貸していただきました!(自分の愛車もキチンと整備しておかないとな・・・と思いました。)

午前9時10分。
女性スタッフに京都弁でホンワカしたアドバイスを頂き、いざ、スタート!
ご丁寧な説明をありがとうございました!


最初の目的地は金閣寺です!
事前に調べていたので分かっていたのですが、ここからは片道1時間ほどかかるらしい。
まぁ~楽勝ですよ!

「堀川通」をひたすら直進。

かなり道路が広いですね~!やはり京都中心部、どこまでも真っすぐです。
1週間前は雨の予報だったので心配していましたが、僕の晴れ男パワーがココでも発揮できたのか、気温もちょうどいいので絶好の自転車日和ですね!
点在する歴史的建造物を見ながらのサイクリングは、やはり楽しいです♪

「二条城」前を通過。

既に観光客がたくさん。今回は観光しません。すいません。

歩道が広く、自転車用のレーンも整備されていて乗りやすいです。
それにしても、相変わらずみんな自転車のスピードが速いこと。僕もかなり速い方だと思っていたんですが、通勤のサラリーマンやおばちゃんにまで抜かれてしまいました(汗)。
関西の人はパワフルですな~!

「今出川通」で左折し、再び直進~。

ここらへんは普通の町並み。古都の雰囲気はありません。

西大路通」で右折すると、緩ーい上り坂が続いており、だんだんと山の方へ進んでいきました。
ちょっと暑くなってきたな・・・。


午前10時3分。

「鹿苑寺金閣」に到着!

駐車場からは「左大文字山」が見えました(*^_^*)


総門前にいくつか建つ「世界文化遺産」の石碑や説明板にワクワクしつつ、境内へ。
案の定、観光客がかなり多く、中国の団体さんの後に続いてみんなゾロゾロと進んでいきます。

受付を過ぎると急に賑やかになってきて・・・あの有名な撮影場所が。


ほぇ~。これが金閣か~!

鹿苑寺金閣(金閣寺)・・・臨済宗相国寺派のお寺。言うまでもありませんが、足利義満の邸宅として建てられました。義満が金ピカ大好きなため、このような外観になりました。20トンの金塊、20万枚の金箔、1.5トンの漆が使われているんだそうな!!

今までの人生で、数々のニセモノの金閣寺(←「滝野霊園」とか「東武・ワールドスクエア」とか・・・)は見てきましたが、ついに本物に御対面です(*^_^*)。ちょっとした夢でした!


しかし。
上の写真、静かで落ち着いた雰囲気のように思えますが、実際のところ人が多すぎ。

「旅行シーズンでもないので空いてるでしょ?」なんて油断してしまってましたね~。上の写真も若干順番待ちして撮りました(笑)。
もちろん金閣は素晴らしいですが、こういう有名な観光地はやっぱり落ち着けないなぁ~。
・・・昨日の伏見稲荷でも見たけど、制服を着た学生グループの姿も。こんな時期に修学旅行?

庭園をぐるりと回ってさらに近付いてみます。

こんなに近くまで行けるのか。太陽の光を浴びてギンギラ輝きまくる外観を心ゆくまで堪能できます。
なお、周辺の庭園は極楽浄土を表現したものと言われています。


順路に沿って境内を回り、「夕佳亭」という茶室や「不動堂」をぶらっと見物し、お土産コーナーへ。
定番?の金閣寺の形をしたキーホルダーを購入(笑)。実はこのキーホルダー、高校生の時に「レトロスペース坂会館」(札幌市内の珍スポット)で見て一目惚れしておりました。京都に来たら絶対に買おう!と思っていたアイテムなんです♪
京都での使命がひとつ達成されました。


有名な「生八つ橋」の試食をちゃっかり頂きつつ、これにて金閣寺の見物終了。
なんだかあっさりしてますね・・・。


午前10時50分。
来た道を気持ちよく下っていくと、道路沿いに「平野神社」という場所を見つけました。表の看板には大きく「桜の名所」と誇らしげに書かれています。
多くの人でにぎわう境内には、たしかに桜の花が綺麗に咲いているのが見えます。

そんなに急いでもいないので、せっかくなので寄ってみることに。





ちょうど満開ですね!(*^_^*)
みんな思い思いに写真を撮っていたり、嬉しそうに枝を眺めていたり・・・。



なんだか・・・春ならではのノンビリした雰囲気が心地いいです。

思わぬ場所で見つけた桜の名所。立ち寄って良かったです。
気が向いた場所へ自由に行くことが出来るのが、自転車の魅力ですよね。

次回!
有名すぎるあの「舞台」を目指します。


続く。
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関西3泊4日~詰め込み大作戦~ その10

2014-05-04 23:08:52 | 旅行(道外)2012〜2017
2日目 午後5時半。

充実した2日目もようやく終わりを迎えつつあります。本日の宿泊予定地である京都駅方面へ向かうことに。
恐怖の夜が待ち受けているとも知らずに・・・。


・・・どうも僕は電車の写真を撮るのが苦手だ。

JRに乗りわずか2駅。

京都駅に到着です!



ちょうど帰宅ラッシュで、かなり混んでおります。
・・・ちなみにエスカレーターの乗り方、ココでは右空け(東日本方式)でした。この辺の境界線はどうなっているんでしょう?観光客ばっかりだから?
京都府民の方、情報提供求む。

おぉ~!京都タワーだ!




もう今日はお腹いっぱいなので、散策は明日に・・・。本日はスルー。


夕日に照らされた京都駅、デカイな~。


のんきな旅行者気分のまま、あの忌々しい宿に向かいます。・・・あぁ、名前を思い出すのも嫌だ。


今晩泊まる予定にしていた宿は、・・・まぁ名前は挙げませんが、ホテルと言うよりは予約不要なゲストハウス的な感じです(利用できるのは男性のみ、らしい)。
旅行の出発前に「京都駅周辺 安いホテル」で検索していてその存在を知りました。
当初は、館内の写真を見て何とな~く嫌な雰囲気を感じ、別の所にしようと思っていたんですが・・・。こうしていざ京都へ来てみると考えが変わりました。
疲れたので他の旅館まで行く気力も無いし、明日の予定を考えるとこの場所が最も妥当。
そして何と言っても値段が激安というのが一番の魅力でした。学割も利くらしいし、ホームページにも「学生歓迎!」と書いていたのですっかり油断してしまいました。


いざ、建物に辿り着いてみると予想以上にボロくてちょっと不安になりましたが。
・・・まぁ、昨日の大阪のホテルも見た目は最悪(古いマンションみたいな感じ)だけど設備は最高だったよな・・・ということでそのまま入口へGo!
外観と同じく古くて薄暗いフロントで学生証を提示すると、なんと料金は2000円!!
フォー!ありがたいね~♪」と若干テンション上がりながらロッカーへ荷物を預け、館内を散策。


やっぱり値段相応というか、館内全体が暗いしボロイし陰気臭い。
古臭い歌謡曲が流れる狭い階段を降り、本日の寝床を見てみることに。


安いので個室ではありません。「就寝室」と名付けられた階には2段ベットがズラ~ッと並んでいます。仕切りは申し訳程度にしかありません。(連絡船の安い客室みたいな雰囲気です。)
自分で好きなベッド選んで、あとは勝手に寝てください!という感じ。
真っ暗な部屋内には、すでに数人のお客さんがグッスリ寝ていました。
なるほど、真っ暗なのは早く寝るお客さんへの配慮か・・・と違和感は感じませんでした。
大浴場のボイラー?の音が若干気になるものの、ベッドはしっかりしてるし別にいいや~と思いました。

まだ夕食には早いので大浴場へ行き、のんびりしました。こちらも古臭いけど、利用中のお客さんは2~3人しかいなかったのでほぼ貸切状態。快適でした。この時もまだ違和感は感じず。




さて、これからどんな展開になっていくのか。
恐らく、前回の予告とかこれまでの流れを読んで「はは~ん、もしかして心霊スポットか?ついにホルマリンもお化けに遭遇??」なんて期待しているオカルト好きの方もいらっしゃるでしょう。

すいません。ちょっと違います(笑)。


ようやく違和感を感じ始めたのは午後7時頃。館内の休憩スペースでの事でした。
「就寝室」と同じくらいの大きさの休憩室(別階にあります)で夕食を頼みました。値段が600円の割にはご飯が大盛り、おかずも多く味もそれなりで大満足・・・だったんですが、店員が最悪でした。

詳しくはあまり書きたくないので割愛しますが、とにかく超~ダルそうな感じで、お客様に対応しているとは思えないその態度。若くてチャラい店員です。
くそぅ、こっちが年下だからってバカにしやがって・・・。」と気分が悪くなりました。

で、ご飯を食べ終わってやる事が無くなり、「・・・この旅館の評判ってどうなってるんだ?いくらなんでもアイツの態度はいかんでしょ?」と腹が立って、ちょっとスマホ君で「クチコミ」を検索してみたんですね。

そして・・・この時に、店員の態度とは全く無関係なまさかの事実が判明する訳です。




検索していくと出るわ出るわ・・・・・・。


就寝中にホモの人に襲われたという書き込み!

しかもクチコミの9割9分がこのネタですよ!


調べていくと分かったんですが、この宿、そちらの人には超有名なスポットで、一般の人にとっては全国有数の危険な宿だったらしいです(汗)。
クチコミ(→被害届)を読んでみると「股間を触られた」というライトな物から壮絶すぎるモノまで!
しかもスバラシイ事に、検索結果にホモの方々専用の掲示板までヒットしちゃいました(ぎゃ~!)。

出会い求めています!●●●の部屋で寝ているんで、好きにしちゃってください!(はあと)
だってよ・・・・・・。


・・・・・・。(^_^;)


とんでもない場所に迷い込んでしまった……(汗)。


一気に真っ青になりました(笑)。目に入るお客さん全員が、急に恐怖の存在と化したのは言うまでもありません。
利用客がオッサン多数のこの宿で、ただ一人小柄で細くて若い大学生(←僕です)が寝てたら、そりゃ~目立って格好の獲物になってしまうに違いない。
やべぇ!早く出たいよ!」と思いましたが、時間はまだ夜8時半です・・・。


長い夜になりそうだ・・・。


なんとかこの危険な宿で一夜を明かさなければ。手がかりになりそうな情報を探してクチコミを読みあさります(←別に変な目的はありませんよ!ソッチ系の趣味は全くないので誤解しないように!!)

すると有力な情報が。どうやらこの宿、一応暗黙のルールにより利用客の住み分けがなされているようで、出会いが目当てでいつでもWelcome!なアチラの方は先ほどの真っ暗な「就寝室」で、そして「俺はそんな奴らはゴメンだ!」という一般の利用客はココの「休憩室」で寝泊まりしているらしいです。

どうやら、いま僕がいる「休憩室」はとりあえず安全な場所、らしい。(ホッ)

クチコミの中にも、「真夜中に股間触られて、怖くなったので休憩室のイスで一夜を明かしました…。」という内容もチラホラ。

よし!今日はココで寝る!!
さっきの真っ暗な部屋はもう行かん!!

寝るのに全く適していないイスしかありませんが、大事なモノをアレされるよりは断然マシです(笑)。



午後10時―。

置いてあった雑誌を読み、時間をつぶす。
休憩室には、この宿の事情を知ってか知らずか、ココで一夜を明かそうとしているお客さんも結構います。既に爆睡中のおじさんも。


午後11時―。

座りながらちょっとウトウトする。カウンターでは先ほどのチャラい店員と、仕事上がりの茶髪店員がくっちゃべっている。うるさい。
そして僕の顔を何回もガン見する、明らかに怪しいオジサンが。目が血走っていますよ!!
案の定、階下の真っ暗な「就寝室」へ消えて行きました…。
僕が来るのを待ってたりするのかな?残念ながら行かないよ~ん。



午前1時―。

たった1時間ですが、イスに横になって爆睡してました。起きてみると店員は帰ったようで静か。
すぐ近くにおじさんが座っていて一瞬ドキッとしましたが、雑誌読んでいるだけだったので安心。
どうやら座る場所がココしかなかったみたい。ゴメンねおじさん。



午前3時―。

結局眠れず、週刊誌のエロいコーナーを読みあさって時間をつぶす(←結構面白い)。半分くらい消灯されたのであまり明るくない。
休憩室のイスは就寝中のお客さんでほぼ埋まっています。ものすごいイビキかいて床で爆睡中の人も。



午前4時―。

眠れないのでこれからの予定を立てる。ほぼプランが決定しました。よかった。
ちょっと「就寝室」の様子も見てみたいような・・・なんて思ったりして、余裕が出てきました。
(結局、見てはいけないパンドラの箱を開けてしまうような気がして、行きませんでしたが。)



午前5時―。

また眠くなったので、ちょっと寝る。6時頃に起きてみると朝のカウンタースタッフがいつの間にか居て準備していました。少しは熟睡できたようです。


朝7時、逃げるようにしてこの忌々しい宿を後にしました。
チェックアウト時、「いかにも」というようなギョッとするような見た目の人がいて恐怖でした。
昨日の夜、僕みたいにうっかり迷い込んでしまったような若い学生っぽい人や、長期一人旅っぽいお兄さんが就寝室に消えていくのを見たけど、彼らは無事に生還できたのか。気になります。


早朝の京都駅がなんとも爽やかで気持ちいい。無事に一夜を明かす事ができたわけです。


考えてみれば、あのろくでもない店員がいなければ、僕は何も知らずに「就寝室」へ直行してたわけで、こうやって無事に過ごす事は出来なかったかもしれませんね。彼には一応感謝しておく。
今となっては、あんな体験はそう出来るものではない・・・。危険を冒して「就寝室」で寝てみてもよかったかな?なんてバカな事を考えていますが(笑)。
とにかく、これからはきちんと下調べして、まともなホテルを利用しようという教訓になりました。


皆さん・・・。京都で破格の宿を利用する場合は、どうかお気を付けください・・・。


次回!
チャリで春の京都を爆走します。


気を取り直してどんどん観光するぞ!
続く。
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