( 11/25 撮影 )
函館市在住の館 和夫さん、北海道林務部に勤務し樹木医として活躍していたが、その傍ら江
差追分や川田竜吉男爵の資料を集め、その著作もある..。平成2年には、その著作が評価さ
れ、函館文化会が郷土史研究家を顕彰する「神山茂賞」を受賞、その受賞式での謝辞で「高齢
だが、出来ればこれまでの調べたものを、その成果として纏めてみたい」と語っていた...
館さんは約束したことだからと、この度、道南地域で活躍した人物や民謡、里唄などの伝承
をもとに道南地方住民に共通する精神風土を纏めた「道南の人・唄・風土 語りつぎたい在
郷魂」を自費出版..。その “出版記念講演” が市内の書店で行われ、足を運んできた。館さ
んは86歳、調べてきたことを整理しただけのものとは言うが、1時間余りの講演も原稿を
見るわけでもなく、淀みなく語る口調はとても86歳とは思えず感心しきり。館さんが著し
たこの1冊、「道南の過去、現在、未来を語る際の貴重な資料」として活用されるはず..
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