令和２年も残り１時間余り．．．。テレビでは「NHK紅白歌合戦」が無観客で行われ、放映されて
いる。まさしく今年は異常ずくめの１年だったということを物語っている。今年を振り返ると、コロ
ナ禍の中で検査と手術であわせて３週間ほど入院したがお陰で術後の経過も良いというもの
の大変な１年だった。矢張り健康でいれることが一番と改めて感じさせれた１年でもあった．．．
ところで、明日は元旦お正月だが、そもそもお正月は“年神様”といわれる豊作や健康をもたら
す神様を家庭に迎える日．．．。その“年神様”を家に迎え入れて、沢山の幸せを授けてもらうた
めに正月行事がが生まれたといわれている。“年神様”は大晦日の朝一番に目印の「しめ飾り」
を探し来るそうなので、我が家でも昨日のうちに「しめ飾り」を玄関に吊し迎える準備をしておい
た。恐らく“年神様”は、我が家の床の間にでも座って、おせち料理を食べているんだろう．．．
いよいよ今年も明日１日を残すのみ．．．。不思議なもので、いつもの１日と何も変わらないはず
だが年の瀬は気忙しさが押している。午後、新年を迎える準備をと神棚に供えるお札をいただき
に亀田八幡宮に車を走らせ、この１年無事に終えることができたことに感謝して手を合わせてき
た。神社では既に駐車場にはロープでラインが引かれ、御神籤、お札授与所の建物も置かれて、
準備は整った。しかし、今年は新型コロナ感染予防の関係で各神社は“幸先詣”を推奨している．．．
“幸先詣”．．．。聞き慣れない言葉だが、初詣に大勢押しかけ「蜜」になることを避けるため
「幸先よく新年を迎えられますように」正月に先んじて、ゆったりとお詣りしようというもので、
新型コロナウイルス感染予防対策として考えられた言葉のようだ。そんなことからか、今日
も本殿の前にはボチボチと参拝されている方も見うけられた。確かに、「元日」の天気予報は
荒れ模様のようなので、明日中に“幸先詣”でお詣りを済ませるのも一考かもしれない．．．
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札幌・丘珠空港を拠点に、北海道の空を飛び回っていた北海道エアシステム（ＨＡＣ）の
“ＳＡＡＢ３号機”．．．。今日で引退、函館空港発１５時４５分発丘珠空港行きがラストフラ
イトと聞き、函館空港へ車を走らせる。“ＳＡＡＢ３号機”は平成１１年春にデビューし、２１
年間活躍し続けてきたが、同社で保有する３機の「ＳＡＡＢ３４０Ｂ型」機を、今年の４月
就航した後継機の「ＡＴＲ４２-６００型」機に更新することにより最初の退役機となった．．．
（地上スタッフに見送られ、丘珠空港へのラストフライトに向かう“ＳＡＡＢ３号機”、
空港展望台のアクリル板越しの撮影で少しぼけてしまった）
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函館を代表する歴史的建造物“函館ハリストス正教会”．．．。“函館ハリストス正教会”は、今から
１６０年前にロシア領事館の付属の聖堂として建てられたもので、明治時代に大火で建物を焼失
したあとに現聖堂が再建され、国の重要文化財に指定されている。白壁と緑屋根の外観は異国
情緒漂う函館の街並みを形作るに相応しい建物として、観光客にも人気の一つとなっている．．．
その“函館ハリストス正教会”が、建物の外壁や内部の漆喰などの傷みが進んでいることもあっ
て、２年間を掛けて大規模な保存工事が行われるという．．．。大規模保存工事は昭和６３年以
来の３０年ぶりだが、工事は聖堂の回りに足場が組まれるため、外観も見られなくなると聞き、
今のうちにじっくりと見ておこうとカメラ片手に出かけてきた。ただ、既に聖堂内は立ち入ることは
出来ないが、足場が組まれ建物が隠れるのは来年春からのようだ．．．（写真は12/20撮影）
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先月２９日から始まった“五稜星の夢”イルミネーション．．．。今年は、裏門橋側の電球は外堀に
配置したことで五稜郭の輪郭がくっきりと見えると聞き、それじゃ早めにと日没を待って五稜郭タ
ワー展望台のエレベーターに搭乗。いつもだとこの時間は、展望台の窓際でカメラを差し出すの
にも難儀するのだが、新型コロナの影響で観光客も少なく迷惑を掛けずにシャッターを押せる．．．
日没を待って五稜郭公園の堀をイルミネーションで縁取り、五稜郭の輪郭が幻想的に浮かび上
がる．．．。数こそ多くはないが、エレベーターから下りた観光客の皆さんからも「きれい．．．」と感
嘆の声も聞こえる。日没後の青みがかった五稜郭から、時間の経過と共に暗闇に光り輝く輝く五
稜郭も捨てがたい。展望台に鎮座するブロンズ像「土方歳三」は、この光景を毎晩眺めている．．．
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１２月１日から金森赤レンガ倉庫群前で開かれていた“クリスマスファンタジー”．．．。高さ
約２０ｍの巨大クリスマスツリーに１５万個といわれる電球で函館の夜を華やかな光で彩
られてきたが、今日最終日を迎えた。今年は、新型コロナの影響で開催自体が心配された
が、ステージイベントやスープバーの出店などを取り止め規模を縮小しての開催となった．．．
最終日、時折吹雪模様の雪が舞う“クリスマスファンタジー”に相応しい夜、しかし、気温は氷点
下５℃を下回る厳しい寒さの中、午後８時最後の花火が打ち上げられた．．．。函館出身の人気
ロックバンド「ＧＬＡＹ」からのクリスマスプレゼントとして時間を拡大しての花火の打上とあって巨
大ツリーの下には大勢の市民が集まり、舞い散る雪の中に輝くツリーと花火の競演を堪能．．．
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年の瀬を感じさせる「年末ジャンボ宝くじ」．．．。１等賞金７億円、前後賞も手にすると“１０億
円”が懐に．．．、と踊らされ毎年欠かさず購入しているが、大晦日には夢と消えてしまってい
る。そう簡単に当たるものではないということは、重々承知してはいるが、しかし、この“１０億
円”「買わなきゃ当たらない」訳だから、今年も可能性に賭けて連番で３０枚購入した。当たら
ないと思うけど、当たったらどうしよう。ロケットに乗って、宇宙旅行にでも行ってくるか．．．
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今日２４日は、“クリスマス”イブ．．．。以前友人に「“クリスマス”は、イエス・キリストの誕生
日ではなく、誕生を祝う日なんだぞ」と教えられ、「何でもいいだろう、酒が飲めれば」と繁華街
を赤い三角帽子を被って飲み歩いた記憶がある。遠い昔の話だが、最近はそんな姿の酔っ
ぱらいを見かけることが少なくなった。特に今年は、世の男達はコロナ禍の中では飲み歩くこ
とも憚られ、恐らく家族揃って“クリスマス”ケーキを食べお祝いをしているんだろうなあ．．．
今日我が家にも“クリスマス”ケーキ届けられた．．．。ちょっとして、五稜郭タワーの塔体に
張り付いていたサンタクロースが、気を利かせてくれたかなと思っている。いや、誰でもいい
やと、送り主に感謝しながら人並みに“クリスマス”を楽しむことが出来た。“クリスマス”が終
われば、ショッピングセンターなどの前には「門松」が置かれ新年を迎える準備が始まる．．．
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今年も残すところ１０日を切って、慌ただしさと気忙しさの入り交じった毎日が続く．．．。コロナ禍の
中だがケジメが必要ではないかと“忘年会”を計画したものの「夜は無理だよな、ランチなら」と「あ
んかけ焼きそば」の美味しいホテルの中華レストランへと向かう。ところが、入り口に明かりがない。
と、中から係の方が「向かいのカフェ＆レストランで合同営業してますので」と案内をしてくれる．．．
こちらは窓は大きく明るい店内で気に入っている．．．。早速、メニューを眺めながらもお目当ての
「五目入りあんかけ焼きそばランチ」を即決でオーダー、セルフで飲み放題のコーヒーを口にしな
がら、“忘年会”だからと今年１年を振り返っていると、トレーに乗せられた大きな皿に具だくさんの
「あんかけ焼きそば」が運ばれてくる。酢をタップリと掛けて口に運ぶが、麺の堅さもほどほどで
麺に絡む少し甘みのあるあんがまた旨い。感染対策をしっかりと今年の“忘年会”は終わる．．．
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今日１日は、一年で最も昼の時間が短いといわれる“冬至”．．．。函館の今日の日の出は
午前７時で、日の入りは午後４時１０分、昼の時間は９時間１０分と聞けば確かに短い。テ
レビの天気予報で気象予報士のそんな解説の中で、“冬至”を境に太陽が生まれ変わり、
陽気が増え始めるとのいわれから「一陽来復（いちようらいふく）」という諺があるそうだ．．．
（ 「香雪園」の雪景色 ）
この「一陽来復」は“冬至”のことで、新年の到来や悪いことが続いて後で幸運に向かうことを意味
している．．．。そう考えると、新型コロナに悩まされた１年であったが、今日の“冬至”を境に少しで
も良い方向に向かうことを願わずにはいられない。香雪園のエゾリスはこの寒さにもかかわらず、
元気に園内を走り回っていたが、寒さに負けないようにゆず湯にでも入って身体を温めよう．．．
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今朝、寝床で気温を確認すると－１３℃．．．。「それじゃ寒いはずだ!!」と窓を開けると上空は
青空、日の出は無理でも“けあらし”がたっているかも知れない、と顔も洗わず大森浜に車を
走らせる。さすがにこの気温で、雪を踏みつける車のタイヤがギュッ、ギュッと音を出し走る。
大森浜に到着すると、期待通り“けあらし”が津軽海峡一面を覆うように立ち上がっている．．．
午前７時５分頃、水平線に横たわる黒い雲の上に日が昇り始めると、“けあらし”は黄金色に輝
き幻想的な光景を醸し出す．．．。ドライブ中の２人の若者も車から降り「初めて見たけど、露天
風呂みたいだなあ」とスマホをかざす。「入っていったら」と声を掛けると「それは無理!!」と寒そう
に肩をすぼめて車に戻った。日の出を挟んで４０分ほど、大自然の神秘“けあらし”を堪能．．．
ところで、“けあらし”とは北海道の方言で、気象用語では「蒸気霧」というらしい。冷え込みの
厳しい冬の早朝、水面に白く立ち上がる霧が湯気のように見える現象で、放射冷却で冷え込
んだ、快晴の朝発生する。しかし、これまで何度か大森浜で“けあらし”を観察したが、津軽の
海一面は初めて．．．。“けあらし”の中に、小舟やカモメがいると絵になったかもしれない．．．
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「クリスマスファンタジー」で賑わう金森赤レンガ倉庫の外壁現れた１２人の“サンタクロース”
が、観光客の目を楽しませている．．．。外壁にはプレゼントの入った袋を背負い、赤レンガの
壁をよじ登るユニークな姿で、クリスマスの到来を待っているようにも見える。顔が見えないの
で、どんな表情で壁をよじ登っているのか判らないが、この寒さの中、プレゼントを配る順番を
練っているのかも知れない。煙突を掃除しておいたので、我が家も予定に入れておいて．．．
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我が家の近くを走る市道本通富岡線、通称・旧戸井線の街路樹は “ナナカマド” ．．．。
週明けから続いている「真冬日」の冷え込みにジッと耐えているようにも見えるが、赤く熟
れた鈴なりの赤い実は旨そうだ。この赤い実は、山に餌がなくなった１月中過ぎになるとヒ
ヨドリやキレンジャクなどの野鳥が群れをなして食べに来る。このたわわに残る“ナナカマ
ド”の赤い実が野鳥たちに食べられてなくなると春の訪れ、しかし、まだまだ先の話．．．
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夕方、カメラ片手に五稜郭公園へウォーキング．．．。日没は午後４時８分と早く、開催中
の五稜郭公園を電飾で彩る「五稜星の夢（ほしのゆめ）」に導かれ、郭内にはいると中央
広場に箱館戦争で旧幕府軍の本拠地となった“箱館奉行所”がライトに照らされ、幻想的
に浮かび上がる。この時間になると観光客はもとより行き交う人も少なく静寂そのもの．．
今年も残すところ半月．．．。毎年この時期になると、車の走りや街中を歩く人の動きも気忙し
さが感じられる。１２月に入って、スーパーやホームセンターには“正月飾り”の売り場スペー
スが広くなっている。昔は五稜郭や大門に“正月飾り”など縁起物を販売する「歳の市」が数多
くたったものだが、今はその面影も見られない。まだ買うのにはちょっと早いので我が家で「歳
神様」を迎えるに相応しいものはと品定めをしてきた。買うのは、クリスマスが終わってから．．．
