「市民の森でシマエナガを見たよ!!」とメールをもらう...。シマエナガ? 何時の話? “市民
の森”の何処で? 何の情報もないく見つけられるわけがないと思いつつ、ウォーキングのつもり
でと上湯ノ川町のトラピスチヌの傍にある“市民の森”公園に車を走らせた。朝日に輝く園内は、
既に散策に訪れた方の足跡で道ができ、キュッキュッと雪を蹴りながらその道を歩く。木々の
枝の雪が花のようにも見え、そんな景色をカメラのファインダーを覗きながら楽しめる...
ところで、シマエナガは?...。途中、カメラを持った方に訪ねたが「鳥の声は聞こえたが、
少ないなあ。シマエナガ?ここでは見てない」と素っ気ない。確かに、2,3度小鳥の声は聞こ
えたが、キュッキュツと雪を蹴って歩いていたら野鳥も逃げてしまうかも知れない。結局、野鳥
は1羽も目にすることはなかったが、好天の“市民の森”を1時間余り歩き廻り楽しんできた..
( ※ 小さな写真2枚は左クリックで拡大する。)
( 01/27 撮影 )
今日午後、函館水産高校2年生37名を乗せた北海道教育委員会実習船 「若竹丸」 (692㌧)
が、47日間の長期乗船実習のため函館港海岸町船溜まり岸壁から出航..。今年も、新型コロ
ナウイルス感染症の影響で岸壁での出航式は中止となったが、出航時には実習生が甲板に並び、
駆け付けた実習生の家族や関係者約100名の前で全員揃っての敬礼で力強く決意を誓う。「若
竹丸」が岸壁を離れると雪模様だった空の雲間から陽射しの激励を受け、大海原へと向かった.
今回の実習では、船舶運航に関する実技や生物資源調査、海洋観測、マグロ延縄漁の体験など
を学ぶ..。37名の若者が大海原に向かったが、恐らく船酔いに悩まされ、集団生活に戸惑
い、厳しい訓練に根を上げる日々が続くなど幾多の苦難を乗り越えなければならないはずだ。
それを乗り越えなければ一人前の船乗りとして認められないという。この47日間、“苦難に負
けずに頑張れ”と大きく手を振り見送ってきた。函館港に戻るのは3月11日、心身ともに成長
した実習生を出迎えに行こうかな。出港に掲げられたUV旗とともに、ご安航を祈っている..
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雪の晴れ間を見つけて西部地区を走り、八幡坂から “旧青函連絡船 摩周丸” を眺めていると、
30人余りのツアーでの観光客が訪れる..。ガイドさんが「この坂は、某新聞社の『なんで
もランキング』で、訪れたい坂日本一に選ばれた八幡坂。目の先にある船は“旧青函連絡船 摩
周丸”で、ここは最も函館らしい景色」と案内していた。観光客の皆さんも納得しながらスマ
ホを手に記念撮影をしていたが、八幡坂が訪れたい坂日本一に選ばれたという話は初めて..
また、案内の中に“旧青函連絡船 摩周丸”は函館港の主役とあった..。青函連絡船が運行して
いた頃の話をしたのか、今の函館港で目に付く船が「摩周丸」ということで話されたかは定か
でないが、いずれにしても函館港にとって“旧青函連絡船 摩周丸”はなくしてはならない遺産か
も知れない。改めて、坂を下りての帰り道“旧青函連絡船 摩周丸”をカメラに収めてきた...
( ※ 小さな写真2枚は左クリックで拡大する。)
函館の冬の風物詩ともなっている特別史跡・五稜郭跡で星形の堀が光で彩られるイルミネーシ
ョン“五稜星の夢”...。12月に始まったこのイベントも気がつけば既に半分が過ぎ、終わ
らないうちに一度は上から眺めないと、と今夕、日没を待って五稜郭タワーの展望台へのエレ
ベーターに搭乗。観光バス2台のツアー客の一行が同じエレベーターに乗り込んできたが、そ
れほど迷惑を掛けずに展望台の窓ガラスにカメラを押しつけながらシャッターを押せる...
日没を待って五稜郭の堀の周りに設置されたおよそ二千個の電球に明かりが灯ると、イルミネー
ションで縁取られた五稜郭の星形の輪郭が幻想的に浮かび上がる..。日没後の青みがかった五
稜郭から、時間の経過と共に暗闇に幻想的に光り輝く輝く五稜郭も捨てがたい。今年から全てL
ED電球に変わり、縁取りのライトが順番に光り、また点滅したりと動きのあるイルミネーショ
ンが楽しめる。展望台に鎮座するブロンズ像「土方歳三」は、この光景を毎晩眺めている...
( “五稜星の夢”は2月28日まで毎日、日没から午後7時まで点灯されている )
( ※ 小さな写真2枚は左クリックで拡大する。)