ここ何年か水平線から昇る“日の出”を追いかけているが、11月を目の前にして“日の出”の
時間は午後6時をまわり早起きも苦にならない...。ということで、早速“日の出”見物に
と昨夜テレビの天気予報はあまり芳しくなかったが、恵山公園の紅葉見物を兼ねて恵山の日
浦海岸目指して車を走らせた。我が家を出るときは、陽が昇る東の空は黒い雲に覆われてい
たが、汐首岬を交わすと水平線に隙間が覗き、徐々に広がり“日の出”への期待も広がる...
日浦海岸に車を止め撮影スポットを探すが、気に入った場所が見つからない...。と、水平
線の一点がオレンジ色に輝くとゆっくりと朝日が顔を出し、感動しながらシャッターを押す。
その感動で手が震えたわけでもないが、なかなかピントが合わず苦労したが、久しぶりに水平
線からの出る“日の出”を眺めることが出来た。次は、「四角い太陽」も見てみたいなあ...
( 雲の悪戯か、太陽の中で子犬が遊んでいるようにも見えた )
( ※ 小さな写真2枚は左クリックで拡大する。)
( 10/27 撮影 )
松前町・白神岬で「ヒヨドリ」の海峡渡りを撮影後、松前公園で散策を楽しんだり、また、以前
世話になった役場の職員を久しぶりに訪ねたりと時間をつぶしていると、時計の針は間もなく正
午..。「さて、昼食は?」と松前町の海岸線に建つ道の駅「北前船 松前」の中にある「うみ
かぜ食堂」に入る。ここでは、地元で水揚げされた本マグロや松前の岩のりを使った郷土料理な
ど食べさせて貰えるが、めん類が食べたいと券売機の“春採れわかめ塩ラーメン”をプッシュ..
ほどなくするとカウンターから番号で呼ばれ、トレーに乗せられた“春採れわかめ塩ラーメン”が
出てくる...。めんは少し固めだったが、トッピングされたわかめは、松前町の前浜で採れた
ものを新鮮なうちに湯通し柔らかくトゥルトゥルで、目の前の津軽海峡を眺めながら美味しくい
ただいた。ちょっぴり靄がかかっていたが、津軽富士とも呼ばれている岩木山も見える....
ところで、散策を楽しんだ「松前公園」...。風もなく穏やかな天気の中、春一万本のサク
ラの花が咲き誇る松前公園は人影もなく静寂の中を、また、松前藩屋敷の北側には紅葉された
木々の下に松前町出身の書道家金子歐亭氏の生誕100年を記念して作られた「北鴎碑林」、
江戸時代の雰囲気を感じさせる寺町界隈など松前の街をのんびりと歩き回り、楽しんできた.
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( 10/27 撮影 )
渡り鳥の通過ルートとして国内でも有名な北海道最南端の地、松前町・白神岬...。去年、“ヒ
ヨドリ”が群れとなって津軽海峡を渡るのを見て感動し、もう一度見たいと早起きをして松前町に
向かう。函館から木古内町まで自動車専用道が延び、時間短縮で楽になったとはいえ、暗い夜道
の道路脇に「鹿の飛び出しに注意」看板を目にすると、少し緊張しながら運転に専念する...
白神岬で日の出を見ながら待機していると、3日間函館から通っているという愛鳥家が「昨日は
サッパリ動きがなかったが、今日は風の向きもいいので大丈夫!!」との情報を貰いながら、“ヒヨ
ドリ”の群れを待つ...。午前7時過ぎ、白神岬付近の山肌から「ピー、ピー」という鳴き声
と共に、“ヒヨドリ”の群れが動き出す。山肌の草むらに沿うよう飛ぶ数百羽、いや数千羽にもな
る“ヒヨドリ”の大群が上空に舞い上がり、その後一気に海面近くまで急降下、白波を蹴散らすか
のように約20km先の青森県津軽半島・竜飛崎を目指し“ヒヨドリ”の海峡渡りが始まる...
次から次に現れる“ヒヨドリ”の大群...。ハヤブサなどの猛禽類に襲われる危険を避けるた
め海面スレスレで飛ぶそうだが、見ていると波に飲み込まれる危険もありそうだ。竜飛岬まで
30分ほどで飛んでいくと聞くが、まさに命がけの海峡渡りに今年も彼らに感動と勇気を貰っ
たような気がする。愛鳥家の話では、天候や風の向きなどの条件もあって毎日必ず見られるも
のではないようだが、“ヒヨドリ”の渡りは11月中旬まで続く。来年も、見に行こうかな...
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( 10/25 撮影)
老朽化により10月引退した北海道大学水産学部の2代目練習船「うしお丸」に代わり、新潟
の造船所で建造されていた3代目 “うしお丸” が函館港・弁天ふ頭に到着...。ふ頭では関係
者が港内に姿を現す“うしお丸”を見つけ「来た!!来た!!」と歓声を上げ出迎えていた。新しい練
習船は総トン数262㌧、定員33名で国際航海もでき、水中ドローンや魚群の探査が出来る
新たな機能を備え、海洋調査や漁業実習に活用する。2代目「うしお丸」は総トン数179㌧
で、船体の延命工事をしながら約30年間学生達の調査や実習に使用され活躍してきた...
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今朝、函館港にクルーズ客船 “飛鳥Ⅱ”(50,444㌧)が、若松ふ頭に入港した...。“飛鳥Ⅱ”
は3ヶ月ぶりで今年2度目だが、前回は船内で新型コロナウイルス陽性者が確認されたため慌
ただしいなかでの寄港だったが、今回は函館市民クルーズで函館市民も乗せ、「錦秋のみちの
く・北海道クルーズ」で22日に横浜港を出港、大船渡港、宮古港を経由して函館港に寄港..
今年は函館港に8回クルーズ客船が入港したが、あまり天候に恵まれなかった..。しかし、今
日は風も穏やかで爽やかな秋晴れ恵まれ、今年最後のクルーズ客船の寄港を函館山山麓の坂の上
で待機した。クルーズ客船 “飛鳥Ⅱ” は、青空の函館港に真っ白な船体を見せ、ゆっくりと港内
を横断するように若松ふ頭を目指すし、旧青函連絡船「摩周丸」の隣りに「お久し振り!!」と言
わんばかりに係留される。乗客の皆さんは紅葉真っ盛りの函館観光や買い物などを楽しんだ..
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( 10/22 撮影)
大沼公園広場に並べられていた「カボチャのランタン」...。開催中の「大沼ハロウィンナイ
ト&紅葉ライトアップクルーズ」で、地域の子ども達が町内で育てられたカボチャを使って作ら
れた250個に明かりが灯され、幻想的な光で会場を盛り上げるという。その光景を目にと夕方
再び大沼公園に車を走らせたが、どの駐車場も満杯の賑わいだったが、どうにか車を押し込む..
色付き始めた園内の木々や大沼に浮かぶ島々をライトアップ、遊覧船で湖上からの紅葉を楽し
むというイベント...。仄かに灯るカボチャの「ランタン」とライトアップされた紅葉をバ
ックに“花火”が打ち上げられる。ヒンヤリとした秋空に、次から次と打ち上げられる“花火”に
見物客から寒さを吹っ飛ばすような歓声も上がり、その後、幻想的な光の中でYOSAKOIソー
ランのパフォーマンスが繰り広げられ、ツアーで訪れた観光客とともに夜の大沼を満喫...
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( 10/22 撮影)
9月末で定期運行を終了した「キハ281系」車両...。この車両を使ってデビュー当時の列
車名 “スーパー北斗” として2日間限定のラストラン運行が行われた。当時、下り特急は急勾配
の仁山経由を避け藤城線を使用しており、今回のラストランも藤城線経由で走る。先日、撮り鉄
さんに教えて貰った藤城線の高架橋部を見渡せる丘の上に車を走らせたが、何と既に20人を超
える撮り鉄さんが三脚を立て待機したいる。邪魔にならないように、後ろに陣取り待機....
ほどなくすると8両編成の“スーパー北斗”が姿を現す...。高架橋部分を走るのは1,2分、
一斉にシャッター音が鳴り響き緊張感が漂う。走り去る“スーパー北斗”を見送った後、撮り鉄さ
ん達は液晶で写真の出来具合を確認しながら満足げに車に戻っていく。聞くと彼らは全国各地か
ら集まっているようだが、この場所をなんで知ってんだろう。平成6年に営業運転を開始、道
内の鉄道高速化の先駈けとして活躍した「キハ281系」車両、長い間お疲れ様でした...
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函館山からの夜景見物は、登山道の登山規制で車で登れないこともあって、ここ暫くご無沙汰
している...。「その内に」がなかなか出来ないでいたが、今朝、どういうわけか朝4時に
目覚め「函館山に登れ!!」との神のお告げと勝手に解釈し車を走らせた。山頂の気温は車の車外
温度計で10℃、しかし、強い西風で体感温度は結構冷たく感じる。この温度の高いことが影
響してか、山頂から望む横津連峰の山並みや太陽が上がる東の空はちょっぴり霞んでいる...
闇夜から抜け、白みかける町並みをオレンジ色の街灯が浮かび上がらせる朝夜景は、ホッコリ
した暖かさを感じる...。今日の日の出は午前5時55分、しかし、太陽が汐首岬の上の雲
の中から10分ほど遅れて姿を現したが、展望台にいた若いカップルから「綺麗!!...」と歓
声が聞こえる。函館山が演出してくれる“朝夜景と日の出”の競演は最高!!。登山道が冬の交通規
制で登れなくなる前に、もう一度挑戦しょうかな。気温が下がって空気澄んでいる時に...
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秋本番の北海道を走る豪華寝台列車“トランスイート四季島”..。先日、七飯町の市街地を横
断する藤城線の高架の下で撮影していると、愛知県から撮影に来たという撮り鉄さんに「この
上に撮影スポットがある」と教えて貰い、好天にも恵まれた今日車を走らせた。スポットは函
館山や大野平野が一望でき、北海道新幹線と並んで走る函館本線藤城線が目の下にある...
待機してほどなく、高架の上をシャンパンゴールドに輝く10両編成の“トランスイート四季
島”が音もなく走ってくる..。上から眺めていると、ジオラマの中を模型の“四季島”を走ら
せて楽しんでいるようで、子ども心に帰った気分になりながらシャッターを押していた。こ
の藤城線、急勾配の仁山経由を避け昭和41年に開業、札幌行きの特急列車は藤城線を通っ
ていたが、新函館北斗駅の開業で現在はこの区間は普通列車3本だけしか通っていない...
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市内のホテルでの打合せの後、「早いけど、ラーメンでも...」とちょっと有名なラーメン
店に案内されるが10数人の行列を目にして諦め、「じゃ蕎麦だね」と湯川温泉街にある蕎麦
屋さんに向かう...。店前の駐車場は一杯で、裏に何とか押し込め暖簾を潜る。店内も満席
状態で壁に「人手不足でご迷惑をおかけします」の張り紙に、覚悟しながらメニューを覗く..
多彩なメニューの中から“うなぎ丼セット”が目に飛び込み、「ボリュームありそうだよ」の
声も聞かず、オーダー...。待ち時間隣りのテーブルの上に大きなセイロに乗っている
「十割そば」に気になり、仲居さんに「美味しそうだね」と声を掛けると「こっちも負けて
ないから」と笑顔で“うなぎ丼セット”を運んでくれる。確かに、丼とかけ蕎麦の2人前では
小さな胃袋?が悲鳴を上げそうだ。しかし、うなきと蕎麦の相性も良く、満腹で完食!! ..
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