１０月最後の朝は、気温４．５℃とこの秋一番の冷え込みで、昨日初冠雪を観測した横津岳は
新雪で一段と輝いている．．．。この冷え込みで、遅れていた函館近郊の紅葉は一気に進み、
“香雪園の紅葉”も見ごろを迎え散策を楽しむ市民で賑わいを見せている。夜の庭園の美しさを
知ってもらおうと始められた「はこだてMOMI-G(もみじ)フェスタ」へと、カメラ片手に香雪園へ．．．
“香雪園の紅葉”でメーンになる「カエデ通り」．．．、ヤマモミジやイタヤカエデなど色づき始めた
木々の葉がライトに照らされ鮮やかに浮かび上がる。また、緑のセンターでは毎夕函館で活躍
するアーティストが日替わりで登場するミニライブが行われ、今夜は箏曲演奏で十三本の弦が
織りなす音色を楽しむ．．．。「園亭」は、静けさの中に幻想的な美しさを見ることが出来る．．．
北海道上空に入り込んだ寒気が道内各地の山々に “初冠雪” をもたらした．．．。今朝の函館の最
低気温は平年より高い６．６℃とさほどの寒さを感じなかったが、横津岳 (1167m) の８合目付近から
山頂にかけて白いものが覆い気象台からも“初冠雪”が観測されたとの発表があった。去年より６日
遅かったようだが、いよいよ来るものが来た。次は初雪？少し待って、せめてタイヤ交換の後で．．．
元町で午後の打合せがあり 「それじゃ昼食は、十字街で．．．」と、以前友人に教えてもらった
“オムライス” の美味しいというレストランに向かう．．．。店を見るのも初めてだったが、ベイ
エリアにあった店を６年前に現在地に移転したという。友人にいわせると「函館で本格的な“オ
ムライス”を食べさせてくれる数少ないレストラン．．．」だといい、期待を込めてドアを引く．．．
店内はアメリカンバーといった雰囲気で、あちこちに楽しい小物が並べられＢＧＭはアメリカン
・ポップスが流れている。早速、メニューを眺め当店自慢だという “ピーストオムライス” をチョ
イス．．．。特製のデミソースがタップリとかけられ、卵はふっくらとしていて包まれているご飯にも
味が付けられ絶品．．．。その後、時間までコーヒーを飲みながら余韻を楽しませてもらった。メ
ニューには、ハンバーグやスパゲティ、シチューなどもあり、次はそれらも食べてみようっと．．．
ここ暫く平年を上回る気温で暖かい日が続いているが、油断は出来ない．．．。案の定、今夜の雨
を境に寒気が列島におりてくるようだ。ところで、赤川の “笹流ダム” の紅葉は見ごろは過ぎたか
な？．．．そんな不安を抱きながら車を走らせる。見頃は過ぎた感じはするが、それでも“笹流ダ
ム”前庭広場のイタヤカエデが赤やオレンジに染まり、紅葉のトンネルを作り出してくれている．．．
“笹流ダム” は、古くから赤川水源地と呼ばれ春のサクラ、秋の紅葉の名所として多くの市民親し
まれている。このダムは函館市民の水道水源として大正12年(1923)に完成した日本初のバレット
レスダム．．．、平成13年(2001)には土木学会推奨の「土木遺産2001」に選定されている。紅葉は
もう少し楽しめそうだが、天気予報は明日は「雨」．．．、一気に葉が落ちなければいいのだが．．．
ブログを見てくれている知人から「昼、函館湾に自衛艦がアンカーするかも？．．．」とのメールを
もらう．．．。じゃ、外人墓地辺りで待機してみようと車を走らせたが、既に入船町の函館漁港沖
にアンカーを降ろしている。知り合いのカメラマンも望遠レンズを向けていたが、聞くと舞鶴港を
母港とする護衛艦 “みょうこう” （7,250㌧）で乗組員の休養のための入港だったが、係留できる岸
壁の空きがなく港外に停泊したとのこと。折角函館での休養なのに．．．。出港は２９日らしい．．．
“函館夜景” 見物は、登山道の規制で車で登れないこともあって、ここ暫くご無沙汰している．．．。
今朝、冬の登山規制に入る前に一度は、と意を決して車を走らせた。既に山頂展望台には２０人
ほどが「綺麗だねえ」と声を上げファインダーを覗きながら日の出を待っている。山頂の気温は７℃
ほどでそれほど寒さを感じないが、その分太陽が上がる空はちょっぴり霞んでいる感じもする．．．
残念ながら朝焼けにはならないが、白みかけ町並みをオレンジ色の街灯が浮かび上がらせる夜
景にホッコリした暖かさがある。今日の日の出は午前６時ちょうど．．．。しかし、太陽が雲の上に
姿を現したが、１０分ほど遅れたが展望台のあちこちから「おう!!．．．」と歓声があがる。函館山が
演出してくれる、朝夜景と日の出の競演は最高!!．．．。登山道が規制されるまでもう１回挑戦だ．．．
所用で谷地頭町へ車を走らせた途中、秋色に染まる “函館公園” へ立ち寄る．．．。毎年、函館
紅葉の最後を締めるのがここ “函館公園” ということもあり、さすがに見頃には少し早そうだ。た
だ気になるのが、いつもは楽しませてくれる白川橋のモミジは葉が枯れカサカサ状態のものが多
く、今年は期待出来ないかも．．．。それでも博物館のサクラは赤く色づき始めまもなく見頃．．．
朝の雨も昼前には上がり、午後は気温も２０℃近くまで上がる小春日和の一日．．．。夕食前、
五稜郭公園をカメラ片手にウォーキング．．．。函館の日の入りは午後４時４４分、高い位置にあ
った太陽はあれよあれよというまもなく西の空に消え、瞬く間に辺りは暗くなり公園を走る自転車
はライトを付け始める。まさに 秋の陽は “釣瓶落とし”．．．。しかし、まだまだ日は短くなる．．．
（ やっと、西桔梗で見つけた「マリーゴールド」 ）
今日２３日は、二十四節気の一つ“霜降”（そうこう）．．．。風が一層冷たく感じられ、霜が降りる頃。
暦の上では、秋最後の節気で “霜降” が過ぎると、冬がやってくる。確かに、去年のブログを見ると
２４日に「横津岳に初冠雪」とあった。今年も、そろそろそんなたよりが聞こえてきそうだ。この時期、
畑の中に満開に咲く「マリーゴールド」目にするのだが、今年は少ない、もうすき込まれたのかな．．．
「秋の夜長を大沼で満喫．．．」のキャッチフレーズに誘われ、今夜も “大沼ハロウィンナイト”
に車を走らせる．．．。目指すは花火の打ち上げ、２日間は６００発、最終日は１０００発と聞い
て、それだけ上がれば１枚や２枚気に入ったものが撮れるだろう勇んで出掛けたものの、なか
なか上手くいくもんでない。花火の前に広場で若者達が踊るYOSAKOIソーランに釘付け．．．
この週末、爽やかな秋晴れが続き、まさに行楽日和．．．。今朝の最低気温は７℃、この気温なら
大沼の “朝霧” は無理だろうなあ～、思いつつもちょっとしての期待を込め少し早起きをして大沼
公園に車を走らせる。東の空が赤みを差し始めているのに峠下のトンネルを抜けると一転暗く、小
沼は深い霧に包まれている。焦る気持ちを抑え、小沼の西に位置する日暮山（303m）に向かう．．．
山頂から眺めると、小沼の湖面から湧き上がる“朝霧”が、大沼市街地を包み込んでいるが、大
沼の湖面には霧は発生していない。午前６時１５分、太陽が横津岳の上から顔を出すと、陽の光
を浴び赤みを帯びた霧は市街地の奧に入り込み輝きながら薄れていき、その動きは幻想的でもあ
り、墨絵の筆が走っているようにも見える．．．。大沼もスッポリと包み込む「雲海」にはならなかっ
たものの、感動を抱きながら日暮山を下りると霧は消え、一面の青空で行楽日和の大沼公園．．．
今年の紅葉はいつもより遅れているような気がする．．．。昨日の大沼公園も例年だと見ごろを
迎える頃なのだが、今年はもう少し先との話も聞いた。午後、函館市内の紅葉スポット新中野ダ
ム前庭の “ダム公園” に車を走らせた。風もなく小春日和の陽気とあって、こどもを連れた家族
の姿が多く見うけられる。モミジが色鮮やかな赤や黄色に染まりつつも、見頃はもう少し先．．．
毎年大沼公園で行われている「大沼ハロウィンナイト＆紅葉ライトアップクルーズ」．．．。見ごろ
を迎えた大沼に浮かぶ島々の紅葉をライトアップ、クルーズ船から楽しむイベント。午後５時前、
ハロウィンの仮装したスタッフが大沼公園の広場に並べられた大小２００個ほどの「カボチャのラ
ンタン」ひとつひとつに灯りを灯していくと幻想的な光を放し会場の雰囲気を盛り上げていく．．．
紅葉された木々は公園広場と西大島橋付近に設置されたライトに照らされ、このイベントに合わ
せて訪れたツアーのお客さんは遊覧船で湖上からの紅葉を楽しんでいた．．．。広場でYOSAKOI
ソーラン踊りが披露された後、紅葉をバックに “花火” が打ち上げられる。ヒンヤリとした秋空に
打ち上がる“花火”に見とれながらシャッターを押す。この花火、三夜連続で打ち上げられる．．．
函館の最低気温、昨日は５．２℃とこの秋一番の冷え込み、今日は６℃で明日の予想も５℃と
冷え込みは続く．．．。そんな中で、我が家の近くを走る市道本通富岡線 （旧戸井線） の街路樹
“エゾムラサキツツジ”が少し寒そうだが、紫色の花を咲かせている。毎年、春一番に花を咲かせ
楽しませてくれるのだが、どうしたことか．．．。そういえば、本州各地で台風による塩害の影響で
サクラが咲いたという報道があった。季節外れに咲く“エゾムラサキツツジ”も台風の影響？．．．
１２日函館港に入港した練習帆船・日本丸．．．。今日、午後係留されていた西ふ頭から次港・新
潟港に向けて出港した。午前１０時の出港予定が４時間遅れの午後２時に変更になったが、それで
も西ふ頭には３０人ほどの市民が見送りに駆けつけていた。出港準備を終え、実習生は甲板上に
並び練習帆船・日本丸が岸壁を離れると「帽振れ」の掛け声で、一斉に帽子やヘルメットを振る．．．
練習帆船が出港の際、帆桁に登り帽子を振る 「登檣礼（とうしょうれい）」 が行われたことがある
が、今回は寄港地や見送りの感謝を甲板上から伝えるもので “登舷礼” （とうげんれい）というそ
うだ。実習生たちは名残惜しそうに精一杯帽子を振っていたように見えた。きっと、函館での５日間
天候にも恵まれ、良い思い出が出来たのかも知れない。訓練はまだまだ続く、頑張れ実習生!!．．．
