( 03/27 撮影 )
昨日、大沼湖畔で北に帰る“オオハクチョウ”の旅立ちを眺めていると、隣でシャッターを押すカ
メラマンさんから、「南から来た“オオハクチョウ”は大沼近くの田んぼや畑で落ち穂を啄み、腹
一杯になる夕方大沼に飛来し塒にしている」と教えてくれた...。時によっては、畑に群れる
数も半端でなく一見の価値があるとのこと。しかし、その場所は?と車を走らせ探し歩く...
駒ヶ岳の見える高台のトーキビ畑に、数百羽の“オオハクチョウ”群れを見つけた..。まだ雪
の残る畑の中で雪をかき分けながら落ち穂を啄み、また、駒ヶ岳を背にして上空を10羽程度
の群れ毎に飛び回る様をちょっぴり興奮しながら眺めさせて貰う。陽が西に傾き始めるとカメ
ラマンさんが話していたように、大沼の宿野辺川河口付近の塒を目指し飛び立っていく。それ
にしても、シベリアの繁殖地に向けて3千キロともいわれる道程をよくぞ迷わずに渡るのか不
思議でならない。大沼を中継地とする“オオハクチョウ”、春を前に毎日見られるようだ...
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( 03/26 撮影 )
「大沼が賑やかだよ!!」との情報を貰い、少し早起きをして大沼公園に車を走らせる...。大
沼の月見橋で日の出を眺めシャッターを押していると、湖の奥の方から時折「コホー、コホー」
とオオハクチョウの鳴き声が聞こえる。未だ大沼はほとんど氷が溶けておらず、オオハクチョウ
の塒でもある宿野辺川河口付近に向けて車を走らせると、その数は数百羽、いや1000羽を超
えているほどの群れが羽を休めている。この冬、東北や関東の湖沼で越冬したオオハクチョウ
が、春が近づくこの時期に道内各地で羽を休めながら生息地シベリア方面に渡るという...
例年だと湖面にばらけて群れを作っているのだが、今年は氷の溶けるのが遅いこともありこの
場所に集まっており、これほどの数が揃うとまさしく大沼は“白鳥の湖”...。疲れているの
か氷の上で羽の中に顔を埋め寝ているものや水面に顔を突っ込んで餌を啄むもの、また、羽を
広ろげて毛繕いするものなど様々仕草を見せてくれている。陽が高くなるとリーダーなのか
「グウア、グウア..」と大きな鳴き声が聞こえると10~20羽ほどの群れつくりながら次
から次と飛び立ち、大沼の上空駒ヶ岳を背にして北のシベリアへ向けて姿を消していく...
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“北海道新幹線”の開業から今日で8周年を迎えた..。「もう8年も経った、いや、まだ8年
でしょう」と、それぞれ思いによってこの8年の長さが違うかも知れない。“北海道新幹線”は
地域経済の起爆剤として期待されての開業だったが、当初は函館観光に貢献したものの乗車
率は20%台に低迷し、新型コロナウイルスの影響でさらに落ち込み、JR北海道は毎年赤
字経営を強いられている。令和12年度の“北海道新幹線”札幌延伸に期待していたが、工事は
3~4年の遅れ、開業は早くて令和16年度頃といわれ、当分お荷物になりそうだ...
所用で木古内町に出掛け、“北海道新幹線”駅に立ち寄った...。特に開業8周年のイベント
があるわけでもなくいたって静かな駅舎だったが、駅前にある道の駅の観光案内で「新幹線ビ
ュースポット」の話を聞き、ここまで来たならとスポットのある建川に車を走らせる。「新幹
線ビュースポット」は、線路の真上にある展望台で全国でも珍しい新幹線と在来線の分岐ポイ
ントがあり、今日も新幹線が通過する5分ほど前に貨物列車が通過し在来線に降りていく..
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昭和9年(1934)に起きた函館大火から90年を迎えた今日、函館市消防本部は函館港若松
ふ頭で“烈風下等火災消防訓練”を行った..。訓練は、消防隊員や消防団員など約50人と
消防車両10台、給散水車1台が参加し、函館大火を教訓としての烈風下等における火災の
延焼を食い止める放水で水幕を張り、延焼拡大を防ぐため延焼阻止線をつくるというもの.
消防車がサイレンをけたたましく鳴らしながら次から次と訓練会場の函館港若松ふ頭に入ってく
る..。消防車が到着すると、消防職員がホースを延ばし放水準備に取りかかるが、その素早さ
に感心していると、まもなく司令の「放水始め!!」の合図ではしご車2台を合わせ10本のホー
スから一斉に海に向かって勢いよく放水、水幕が出来上がる。大火の教訓を生かし函館の消防力
は全国一と言わしめるまでなったと聞くが、まずは市民1人1人が防火意識を高めること...
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( 03/16 撮影 )
海上自衛隊函館基地隊に所属していた掃海艇「あおしま」に変わり、横須賀地方隊所属の掃
海艇“えのしま”(全長60m、基準トン数570㌧)が編入され函館港に入港...。入港
に合わせ函館基地隊では編入歓迎行事が行われ、今日の午後函館基地隊所属の掃海艇「いず
しま」と合わせて特別公開が行われると聞き、係留されている西ふ頭に車を走らせた...
天気に恵まれたこともあって西ふ頭には、大勢の市民が駆けつけ、艦内見学を楽しんでい
る..。これまで掃海艇は、係留されている西ふ頭でよく見かけていたが、乗船してみると
以外に大きいのに驚かされ、また、隊員の方に掃海艇の役割や海外派遣時の苦労話などを聞
かせて貰ったこともあって、今後は西ふ頭で2隻の掃海艇を見る目が変わるかも知れない.
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