今夜は満月...。満月だからといって、特に改まってということでもないが、ネットの「今夜の
満月は“スノームーン”」という文字を目にして「冬の夜に輝く満月も...」と所用の途中、啄
木小公園に車を止めた。雲に邪魔されることもなく煌々と輝く満月、しかし、車の車外温度計
は-2℃、啄木像も「寒いだろう!!」と寒空に浮かぶ満月に声を掛けているようにも見える...
ところで、“スノームーン”って...。アメリカの先住民は季節を把握するために、各月に見ら
れる満月に動物や植物、季節のイベントなど様々な名前を付けており、2月は「寒さが厳しく
大地の多くが雪に覆われる季節」で“スノームーン(Snow Moon・雪月)”と呼ぶ。ちなみに、3
月の満月は「冬から春になって雪が解け、地中から虫たちがはい出してくる季節」でワーム
ムーン(Worm Moon・芋虫月)と呼ぶそうだ。さて、3月のワームムーンは見られるかな?...
大学での業務を終えて、学生食堂に立ち寄り昼食...。正午を過ぎたが学生たちが集まる
気配もなく閑散として静かすぎる学生食堂。聞くと学生たちの学年末試験も終わり、16日の
卒業式を迎えるだけとあって、さすがの学食のマスターも「当分こんな調子だな」と暇な様子。
カウンター前にあるメニューカードを眺めていると、マスターの「今日のお勧めは、 “オムカ
レー”だよ!!」の声につられて「じゃ、それに決めよう」と“オムカレー”ランチのカードを引く...
「出来たよ~」の声に呼び出され、カウンターでトレーを受け取ると、大皿に乗せられたオムラ
イスの上に掛けられたカレーのルー、さらに、タマゴの下には大きなウインナーも隠されており、
そのボリュームは半端ない...。サラダにワカメの味噌汁に、お変わり自由のコーヒーが付い
て570円。確かに、食欲旺盛の学生と同じものを食べるのは、とも思ったがしっかりと完食...
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所用で谷地頭町へ車を走らせる...。五稜郭から函館駅前当たりまでは青空も覗いていたが、谷地
頭町近くに入ると、函館山が隠れてしまうほどの突然の大雪にちょっと慌てながらも“函館八幡宮”に
立ち寄った。降りかかる雪に聖帝八棟造りの神殿も霞むが、それもまた趣を醸しだし、裏参道のサク
ラの木の下に並ぶ石灯籠は雪を被りいかにも冷たそう。これが、サクラ吹雪に変わるのは何時?...
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函館の冬の風物詩ともなった“五稜星(ほし)の夢”イルミネーション...。12月から史跡・五稜
郭跡を「地上に降りた大きな星」に見立て、電球の灯りで五稜星形を浮かび上がらせ、幻想的で
「夢」を与えてくれたこの輝きも、気がつけば早いもので今週末で終わりを告げる。今年も何度も
五稜郭公園へのウォーキングの際には、随分とこのイルミネーションに付きあってもらった...
今年は、裏門橋側の電球は外堀に配置したことで、五稜郭の輪郭がくっきりと見えるのだが、承知
の通りコロナ禍とあって五稜郭タワーが臨時休業、折角の星形に浮かぶ五稜郭を多くの方に見て
もらう機会も少なかった。また、例年最終日に行われる消灯式のイベントや花火の打ち上げも中止
と寂しい最終日となりそう。残り4日、幻想的に輝く光景を楽しみながらウォーキングに行こう...
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季節の「冬」と「春」がせめぎ合っている...。昨日の最高気温7.3℃から今日は2.5℃
まで下がり、さらに、今週は冬の寒さが幅を利かすようだ。一進一退しながら「春」を迎える
のかも知れない。今日の“夕陽”、銭亀沢志海苔漁港まで足を運んだが、イマイチ納得でき
るものではなかった。それでも空を赤く染めながら函館山の陰に落ちていく“夕陽”は、何故
か寂しさを感じさせる。今日の日没は午後5時18分、それにしても日が長くなったなあ...
手作りキャンドルで明かりを灯し、公園や沿道などを彩る「シーニックdeナイト」、今夜は五稜郭公園
で行われた...。公園の外周園路に約1200個のキャンドルが並べられ、午後5時過ぎスタッフ
の皆さんがローソクに火を灯すと、薄暮の公園に優しく温かい灯りの “光の小径” が作られる...
五稜郭公園で開催中の「五稜星の夢(ほしのゆめ)」、堀の内側を星形に飾られている電灯に
灯りがともると堀を挟んでの光の競演に、散策をしながら見物に来たという家族連れの子ども達
も「きれい!!」と歓声を上げる...。確かに、「五稜星の夢」の灯りとは違ってほんのりと輝く「ロ
ウソク」の灯りは幻想的である。コロナが終息した来年は、もっと賑やかに出来ればいいね...
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先週末、「日の出」見物で大沼公園に車を走らせてきたが、「日の出」見物の後凍結した大沼
で氷上散歩を兼ねながら島巡りを楽しんだ...。もちろん、夏場近づくことの出来ない島に上
陸し、悦にいるのもまた格別である。途中、大沼と小沼の境を分ける月見橋の東側にある小
さな島に高さ2mほどの碑を見つけ、立ち寄った。碑に、文字が刻まれているが劣化して読み
取れず、また、ガイドブックにも見あたらなく、大沼観光コンベンション協会に訪ねてみた...
この島は、東郷島と名付けられており、碑ではなく“東郷大将銅像跡”で、明治39年7月に日露
戦争戦勝を記念して「東郷平八郎元帥」の銅像を地元の有志が建立したが、残念ながら昭和
18年5月に太平洋戦争中の金属類回収令で銅像・銘板が供出され、現在はその台座だけ残さ
れているとのこと。なお、同時期に公園広場から後楽橋を渡り左手の丘に日露戦争で功績のあっ
た「大山巌元帥」の銅像が建立されたが、同じように金属供出で現在は台座が残されている...
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今日19日は二十四節気の一つ“雨水”...。暦の上では「空から降るものが、雪から雨に変わ
り、積もった雪が解け始めるころ」といわれている。しかし、今年の函館はこれまでの雪が30cm
ほどに積み上げられ、すべてが溶けるまでにはまだ少し時間がかかりそうだ。それでも、近くを
流れる亀田川の流れに少し春を感じられ、水面に浮かぶカモからは寒さに開放されたような仕種
も見られる。ただ、天気予報では週末は気温が上がりそうだが、来週には「真冬日」の予想も...
( 大きな白波が湯の川温泉街の海岸線に押し寄せてくる )
日本列島を挟んで北上してきた2つの低気圧が合流し、「爆弾低気圧」となって北海道に襲いか
かる...。さらに北から寒気を連れてやって来た“冬将軍”が大暴れ、暴風雪や暴風、高波など
で各地に被害をもたらしている。函館も昨夜から暴風が吹き荒れ、市内の小・中学校は臨時休校
になったようだが、25mを超える暴風に屋根のトタンが吹き飛ぶなどの被害と共に、交通機関
の運休が相次いでいる。“冬将軍”の暴れるのもこれが最後にして貰えれば、春も近いのだが...
今日の函館は、南から流れ込む暖かい空気の影響で気温がプラスの8.3℃まで上がり、4月上旬
並の暖かさ...。午後、カメラ片手に“五稜郭公園”へウォーキングに出かけたが、少し早足で歩く
とうっすら汗ばむほどだったが、コートを脱ぎ半袖姿の若者にはちょっと驚く。堀を埋める氷もところ
によっては少し色が変わり、フジ棚の下の幾何学模様の影絵などそこかしこに春が感じられる...
ところで、「春」の声を聞くと今年のサクラの開花が気になる...。先日発表の民間の気象会社の
開花予想によると、全国的に1週間以上も早い予想。サクラが咲くには、冬の低温にさらし休眠さ
せる必要があり、今年は1月の厳寒でタップリ休眠し、その後の休眠打破も順調とのこと。函館の
開花予想は4月21日で平年より10日ほど早いという。冬の寒さでサクラの開花が早いだって...
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