今朝早く函館港にクルーズ客船“にっぽん丸”(22,472㌧)が入港...。平成2年1月クルーズ
客船「ダイヤモンド・プリンセス」が横浜港でコロナ騒動が勃発以降、函館港に寄港予定のク
ルーズ客船は全てキャンセルとなり、今回姿を見せてくれた“にっぽん丸”は何と2年4ヶ月ぶり
のクルーズ客船の入港。入港を歓迎するかのような青空だったものの、港内に白波が立つほど
の強い風の中を、“にっぽん丸”は旧青函連絡船「摩周丸」の待つ若松ふ頭にゆっくり進む...
“にっぽん丸”は、横浜港発着のチャータークルーズで、140人の乗客を乗せ函館港の後、室蘭
港、大船渡港を経由して横浜港に戻る...。新型コロナ感染防止のため歓迎セレモニーや見送
りイベントなどは出来なかったようだが、乗客の皆さんは朝市での買い物や市内観光を楽しま
れ、午後10時室蘭港に向けて出港する。函館港には4月以降延べ6隻の寄港が予定されている
が、折角整備したクルーズ専用若松ふ頭がクルーズ客船で賑わう光景を楽しみにしている...
( ※ 小さな写真5枚は左クリックで拡大する。)
お彼岸も過ぎてやっと春らしい気候となってきたが、春を探しにと“大沼”に車を走らせ
た..。狙いは、北に帰る「オオハクチョウ」の群れ、毎年この時期関東や東北の湖沼
で越冬し、“大沼”や道内各地で羽を休めながらシベリアに渡る。その“大沼”は、湖面の
氷の色は白から黒に変わっているもののほぼ全面氷に閉ざされ、春まだ遠しの感じ..
国際交流センターの職員の方も「今年は氷の溶けるのが遅れたので、オオハクチョウの渡りの
数はまだ少ない」とのこと...。諦めて湖畔を車で走らせると、ダイサギやトビ、カモなど
が氷に閉ざされた湖面の上を「春は近いぞ!!」と飛び回っている。“大沼”からの帰り道、軍川の
田んぼの中で30羽ほどのオオハクチョウが餌を啄む姿に遭遇。旅立ちは明日の朝かな?...
( ※ 小さな写真3枚は左クリックで拡大する。)
“北海道新幹線”は今日で開業から6周年を迎えた...。といっても特にイベントが行われてい
るわけではないが、節目だからと新函館北斗駅を訪ね“北海道新幹線”が走るのを見学してきた。
本来なら東京を目指し出発するはずだが、福島沖での地震による東北新幹線の脱線事故で当分
行き先も新青森までで折り返す。そんなことから“北海道新幹線”車両の中の乗客もまばら...
(新幹線駅前で、北斗市キャラクター「ずーしーほっきー」が出迎えてくれるが...)
北海道新幹線”は地域経済の起爆剤として期待されての開業だったが、当初は函館観光に貢献した
もののその後乗車率は20%台に低迷し、さらに新型コロナの影響で10%台にまで落ち込み、J
R北海道は毎年赤字経営を強いられ、営業係数をみても全国の新幹線で最悪の状況。“北海道新幹
線”が本領を発揮するのは、札幌延伸と期待しているが、何とかそれまで持ちこたえないと...
( ※ 小さな写真2枚は左クリックで拡大する。)
「今日の大阪便、特別塗装機だよ。暇ならどうぞ」と知人からメールをもらう...。特別塗
装機は“JAL×ユニバーサル・スタジオ・ジャパン ジェット”で、JALの「旅することで日本を元
気づけたい」と、また、ユー・エス・ジェイの「エンターテインメントの力で日本中を元気に
したい」という両社の思いから実現したとのことで、今年1月に国内線に就航したもの...
“JAL×ユニバーサル・スタジオ・ジャパン ジェット”は、函館空港に以前も飛来しているが天
候に恵まれず、何とかカメラにと高松展望台に車を走らせ、顔見知りのカメラマンさんに、い
ろいろと情報を聞かせてもらいながら待機する。定刻、東の空から人気アトラクションのミニ
オンたちに加え、ユー・エス・ジェイ人気のキャラクターが機体(エンブラエル190型機)両側
に描かれ賑やかだ。来年春まで、国内路線で運行されるようなので、また会えるかも...
( ※ 小さな写真2枚は左クリックで拡大する。)
お願い事があって、函館山の麓も西の外れに佇む“高龍寺”を訪ねた...。“高龍寺”の正式名称
は「曹洞宗 国華山 高龍寺」といい函館に現存する寺院で最も古く、山門や本堂などの建物は間
近では圧倒されるほどの存在感がある。これらの建物は、北前船による海運が盛んだった頃、越
後国(現在の新潟県)柏崎の大工集団によって建てられたもので、平成24年には本堂や開山
堂、金比羅堂、鐘楼など“高龍寺”の建造物10件が、国の登録有形文化財に指定されている...
お願い事の後、和尚さんに「お寺の中を見てみますか?」誘われ、何度か本堂にも入ったことは
あったが、説明を聞きながら案内していただいた...。本堂は明治33年に10年間の歳月を
費やして建立、中央に釈迦三尊像を祀り、総欅造りで直径1尺4寸の欅の丸柱39本が使われて
いる。圧巻は通称「羅漢堂」と呼び親しまれている「開山堂」。歴代住職や三十三観音、五百羅
漢などが祀られ、荘厳な雰囲気を醸し出す中、改修時に添貼りされたという天井絵179枚は見
事。和尚さんから「時間が足りない」といわれ、再度ゆっくり見学させてもらうことにした...
(檀家の一人が、京都の枯山水の庭を見て感動、永代供養代わりに作り上げた「京風枯山水庭園」)
( ※ 小さな写真3枚は左クリックで拡大する。)