函館の冬の風物詩ともなった “五稜星(ほし)の夢” イルミネーション..。12月から史跡・
五稜郭跡を「地上に降りた大きな星」に見立て、約2千個の電球を並べ仄かな灯りで五稜星形
を浮かび上がらせ、幻想的で「夢」を与えてくれたこの輝きも、早いもので最終日の29日ま
で残り3日。今年も五稜郭公園へのウォーキングの際には、何度となくこのイルミネーション
に付きあってもらった。ところで昨日の夕方、“五稜星の夢”の終わりを告げる花火が打ち上げら
れた。打上げは、午後5時過ぎの昼花火とあって手持ちで挑戦。来年はせめて6時にして!!..
( 昨夕、“五稜星の夢”の終わりを告げ打ち上げられた花火 )
( ※ 小さな写真2枚は左クリックで拡大する。)
( 02/24 撮影 )
函館の冬の空を彩る “はこだて冬花火”.。2月の毎週土曜日、函館港に浮かぶ緑の島から10分
間だけ打ち上げられる。先週、旧青函連絡船摩周丸の係留されている若松ふ頭からレンズを向け
たので、最終日の今夜はともえ大橋の上から挑戦。橋の上には5,6人が三脚を立て待機してい
るが、さすがに風は冷たく「早く打ち上げろ!!」と叫びたくなるほど。隣のカメラマンさんは
「この冷え込みが花火を鮮やかに見せてくれる」と言うが、カメラに収めた花火の写真はいつも
と同じで代わり映えしない。しかし、橋の上から見た西部地区の夜景は、綺麗だったなあ...
( ※ 小さな写真2枚は左クリックで拡大する。)
五稜郭公園1周ウォーキングの途中、五稜郭タワーアトリウムに立ち寄り北海道の1年の出
来事を写真で振り返る「北海道“報道写真展”」を見学...。新聞社などで組織する北海道
写真記者協会に所属する写真記者が、この1年に取材し新聞紙面に掲載された写真70点が
展示されていた。昨年6月、八雲町の国道で5人が死亡した高速バスとトラックが正面衝突
事故の悲惨な現場の状況を撮影した写真のほか、道内で起きた災害、事件、スポーツでドサ
ンコ選手が活躍する場面や愛らしい動物などの写真には笑顔を誘うものもあった。来年の“報
道写真展”には、笑顔が弾けるような写真が沢山並んで欲しいと願いながら眺めてきた...
( ※ 小さな写真2枚は左クリックで拡大する。)
( 02/21 撮影 )
所用で訪れた木古内町役場で、以前お世話になった役場の職員から「どうしたの?」の声を
掛けられる..。事情を説明し、昔話の中で“いかりん館”が話題となり「時間もあることだ
から寄っていくわ」とハンドルを向ける。木古内町郷土資料館の“いかりん館”は平成23年
に閉校になった鶴岡小学校の校舎を活用し、農林漁業中心の地域の産業や鶴岡地区を開拓し
た士族等の出身地山形県鶴岡市との関わり、また、廃線となったJR江差線など鉄道の史料
が教室毎に木古内町の古代から近代までの貴重な史料が解説を付けて展示されている...
そもそも“いかりん館”の館名は、明治初期に木古内町泉沢沖に沈没した幕府の軍艦「咸臨丸」
のものと言われる巨大な錨から名付けられ、ホールには咸臨丸のものと思われる巨大な錨がシ
ンボルとしておかれている...。展示品は、その昔農家の納屋に無造作に置かれていたもの
が、こうして貴重な史料として並べられていることに感動を覚えるが、この地域で生まれ育っ
たものとして郷愁をも感ずる。少し駆け足だったので、改めてじっくり見学させてもらおう.
( ※ 小さな写真3枚は左クリックで拡大する。)
所用で木古内町役場まで車を走らせた..。冷たい北風が吹き付けているが、道路は乾燥し快適な
ドライブを楽しめる。役場に入ると木古内町のマスコットキャラクター「キーコ」が出迎えてくれ
る。キーコは木古内町特産の「はこだて和牛」をモチーフに作られ、北海道新幹線をPRするため
JR北海道から「木古内駅新幹線観光駅長」に任命され、普段は役場の駅長室にいるという...
役場での所用を終え、少し早いが昼食をと国道228号沿いにあるお食事処のドアを開ける..。
何度か立ち寄ったことのあるお食事処で目の前が津軽海峡で景色が素晴らしい。今回はホタテか牡
蛎を目指して入ったのだが、テーブルにあるメニューの「冬期限定 具沢山で食べ応え満点!!、小
ライス付き」が目に入り、即「“鍋焼きうどん”、お願いします」と声を出す。ほどなくして運ばれ
てきた“鍋焼きうどん”、熱々でフゥフゥしながら口に運ぶが、濃いめ出汁が絡み美味い。メニュー
通り具沢山で板餅やエビ天まで入って、ご飯は手つかず残してしまったが、腹一杯で大満足...
( ※ 小さな写真2枚は左クリックで拡大する。)
( 02/11 撮影 )
市民自らが出演し継承する市民参加型歌舞伎「初春巴港賑(はつはるともえのにぎわい)」、
創設50周年記念公演が函館市民会館で開催された...。昨年初めてボランティアに誘わ
れ、今年もと声がかかり朝早くから受付や花台づくりに汗を流す。「少し早いけど開場前に昼
食を済まそう!!」と控え室に戻ると、テーブルの上に乗せられていたのは仕出し屋さんの“折詰
弁当”、見栄えも良く見た目以上のボリュームで、早朝からの作業の疲れも吹っ飛ぶ....
(公演中の写真は御法度。特別に許しを得て「勧進帳」の一場面と最後の出演者揃っての記念撮影を)
正午の開場時間前には天気にも恵まれたこともあって、ホールの入口に既に100人近くが観客
が並ぶ..。会場と同時に受付、ホールへの案内など走り回っての仕事で、ボリュームたっぷり
の“折詰弁当”は役立っていた。ところで、歌舞伎は歌舞伎俳優市川団四郎さんの監修で役者は全
て市民、口上と「白浪五人男」、「勧進帳」の二つの演目を12月から年末年始もなく連日稽古
に励みこの日を迎えたが、玄人顔負けの堂々たる演技に観客席から大きな拍手が鳴り止まず..
( ※ 小さな写真2枚は左クリックで拡大する。)