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日本ユーラシア協会広島支部のブログ

本支部は、日本ユーラシア地域(旧ソ連邦)諸国民の相互の理解と親善をはかり、世界平和に寄与することを目的とする。

国際シンポジウムのお知らせ「科学の不定性と社会」

2012-07-16 23:59:27 | 日記
国際シンポジウムのお知らせ「科学の不定性と社会」

JST-RISTEXプロジェクト「不確実な科学的状況での法的意思決定」科学グループでは「科学の不定性と社会~いま、法廷では..?~」と題した国際シンポジウムを開催します.
科学だけでは決まらない問い(ワインバーグのいうトランスサイエンス),市民社会の中での科学,制度のあり方に関心をお持ちの方など,多くの方の参加をお待ちしています.

本MLの皆さんには,講演者の一人であるAndy Stirlingさんが Nature誌 に寄せた論考が参考になるかもしれません.
http://www.nature.com/nature/journal/v468/n7327/full/4681029a.html
また,Andyさんの論考を,日本の文脈からレビューした論考を,岩波「科学」7月号に書きましたので,ご参照頂ければ幸いです.
「科学技術の不定性と社会的意思決定──リスク・不確実性・多義性・無知……吉澤剛・中島貴子・本堂 毅」
http://www.iwanami.co.jp/kagaku/
http://www.iwanami.co.jp/kagaku/mokuji201207.pdf

シンポジウム
日時・場所: 2012年8月26日 一橋記念講堂 10:00~18:00(アフターカフェ18:00~)

概要:
原発の稼働の可否,地球温暖化への対処など,科学技術の問題は科学が答えを決めるのでしょうか.専門家の判断は絶対なのでしょうか.
学校では「正解のある科学」が教えられます.しかし,先端技術の評価や環境予測など,現実社会の中で科学は正解を用意できません(不定性).では,主権者たる市民,行政,そして司法は,このような本質を持つ科学,これを用いる専門家 とどう向き合えば,主体的判断 に活かせるのでしょうか.
このシンポジウムでは「不定性」が端的に現れる法廷を例に日本の制度的問題を明らかにし,世界最先端の「コンカレント・エヴィデンス方式」(マクレラン判事),「専門知の不定性」(スターリング教授)の知見を踏まえることで,科学の不定性を直視した社会制度のあり方を議論します

Web Page: http://www.sci.tohoku.ac.jp/hondou/0826/
よろしくお願い致します.
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