日本ユーラシア協会広島支部のブログ

本支部は、日本ユーラシア地域(旧ソ連邦)諸国民の相互の理解と親善をはかり、世界平和に寄与することを目的とする。

日口平和条約問題全国シンポジウム

2013-08-05 23:09:39 | 日記
日口平和条約問題全国シンポジウム
条約の早期締結を

双方が受け入れ可能な条件をめぐって
今年4月29日の「日口共同声明」により、長年停滞していた日口平和条約締結に向けた交渉の再開が期待されます。英国のロック・アーンでの安倍・プーチン会談(6月17日)では次官級協議の推進、今秋のラブロフ外相来日が確認されました。また、来年のプーチン大統領来日も予定されています。
日口平和条約の早期締結を願っている日本ユーラシア協会は、事態の展開を注視しつつ、今度こそは、これまで何度も繰り返されてきた「声明」・「合意」が実現しなかったという轍を踏まないよう、「双方が受け入れ可能な条件」を探るため、新たな全国シンポジウムを企画しました。日口両国の最大の懸案の解決を通しての両国、両国民の友好・協力関係の発展を願う多くの方々のご参加を呼びかけます。
パネリスト
■東郷和彦氏
(京都産業大学教授、元外務省欧亜局長)
■A・クラフツェビツチ氏
(法政大学教授、政治法学者)
■堀江則雄氏
(ジャーナリスト、日本ユーラシア協会常任理事)

コーディネーター
■長砂實氏
(関西大学名誉教授)

日時:9月28日(土)14:00開会(13:30開場)
会場:日本大学理工学部 1号館3階131教室
千代田区神田駿河台1-8-13(JR御茶ノ水駅下車徒歩3分)
参加費:1OOO円(資料代含む)
主催:日本ユーラシア協会

〒156_O052
東京都世田谷区経堂1-11-2
TEL=0334298231 FAX=0334298231  
Email:jes@kt.rim.or.jp



【草の根
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カザフスタン共和国駐日特命全権大使の原水爆霧止2013年世界大会での発言(2013年8月3日、広島市)

2013-08-05 22:28:37 | 日記
原水爆禁止2013年世界大会国際会議
アクルベク・カマルディノフ駐日カザフスタン大使
アクルベク・カマルディノフ・カザフスタン共和国駐日特命全権大使の原水爆禁止2013年世界大会での発言(2013年8月3日、広島市)

会議参加者のみなさん、
このまたとない機会に当たり、重要な活動を進めておられる会議の主催者の方々にたいし、素晴らしい聴衆の皆さんの前でお話しするためにお招きいただいたことを感謝申し上げます。また心のこもった歓迎について広島県と広島市に対し感謝いたします。
今日、私はカザフスタンのヌルスルタン・ナザルバエフ大統領からのメッセージを読み上げさせていただきます。

カザフスタン共和国大統領からのメッセージ 2013年8月1日、アスタナ
原水爆禁止2013年世界大会の参加者の皆さん
私は、原水爆禁止2013牢世界大会の参加者の皆さんに熱烈なごあいさつを送るとともに、核兵器の完全禁止を目指すみなさんの努カを心から支持します。
カザフスタンは日本と同様、核兵器から最大の苦しみを味わってきました。2013年8月29日は、セミパラチンスク核実験場でのソ連初の核実験から64周年に当たります。この40年間、カザフの土地でほぼ500回の核実験が実施されました。その結果、カザフスタンでの核実験は150万人以上の人々に影響を与えました。わが国の広大な土地が汚染され、その広さはヨーロッパの国数カ国分の領土に相当します。
20年以上前、カザフスタン国民は核兵器のない世界を目指す根本的選択を行いました。1991年8月29日、私はセミパラチンスク核実験場を永久に閉鎖する大統領令に署名しました。
カザフスタン国民にとって核実験場の閉鎖は、強い意思と英知、将来への信頼を示す歴史的行動となりました。私たちはみずから、より安全な世界への道筋の模範を示したのです。
独立当初から私たちの立場は非常に明確でした。カザフスタンは核兵器のない国となるべきだ、と。
だからこそ私たちは、1OOO発以上の弾頭を含む世界第4の規模の核兵器およびミサイル備蓄を自発的に放棄しました。米国とロシアと協力して、私たちは核兵器のインフラストラクチャーを全廃する大事業を成し遂げ、セミパラチンスク地域の再生のための特別目的プログラムを採用しました。今目かつての核実験場は「平和の領土」となっています。

2006年、中央アジア非核兵器地帯を設立する歴史的な条約が、まさにセミパラチンスクで調印されました。
こうして、2009年以来、セミパラチンスク核実験場が閉鎖された記念日である8月29日は、国連総会によって国際核実験反対デーと宣言されました。
世界が大量破壊兵器のさらなる拡散に直面し、国際テロ組織によるその使用の脅威も増大しつつある今日、カザフスタンが示した模範はとりわけ時宜にかなったものであり、必要とされています。
私は、死の兵器をめぐる競争を逆転させ、われわれ皆の頭.止にぶら下がっている核の「ダモクレスの剣」から世界を解放するために、断固たる行動をとるべき時が来たと思っています。
だからこそ私は、国連の枠組みの中で、核兵器のない世界に段階的に進むすべての国々の誓約を盛り込んだ「核兵器のない世界宣言」を採択するよう提案したのです。
2012年8月、私はプロジェクト・アトムという国際的プロジェクトを立ち上げました。これは、最終的かっ取消不能な核兵器実験の禁止とその全面廃絶への世界的な支持を強めることを目指すものです。
力を合わせてこそ、私たちはより安全でよりよい世界を作ることができます。
皆さん方の崇高な活動が実りあるものとなり、さらなる成功を収められることを願っています。
ヌルスルタン・ナザルバエフ

みなさん、グローバル化の時代にあって、とりわけ世界経済のかつてない激動に際して、私たちは、経済と政治の双方の間題の解決にむけて協力を強めるために新しい方法を見出し、発展させなければなりません。
もちろん、人類が核兵器廃絶に向けてさらに決定的な歩みを進める重要性については、いくら強調しても足りないほどです。
今目、立ち向かう困難がどれほど大きくても、現代の地政学的環境がもたらす比類ない成功のチャンスもまた存在する重要な瞬間が訪れています。
もし皆さん方のような、さまざまな諸国のあらゆる善意の人々、核兵器のない世界を作りたいと心から考えている人々が、カを合わせ、この崇高な大目標に向けて粘り強く一貫してたたかい続けるなら、核の脅威から地球を救うことができると私は確信します。
ご清聴ありがと.うございました。






1
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする