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toru-kon DIARY

撮魂日記
アクティブダイバーの水中写真日記ですよ

アリからみると

2005-05-28 21:52:21 | 身の回りのこと
アリから みると”という本を見ました。 第50回青少年読書感想文全国コンクールの小学校低学年の課題図書になっているようで、先日図書館でチラリと写真を見てとても気になっていたのです。
おっそろしく、はしょって説明すると、アリの目線で見た世界の子供向け写真集といった内容です。この写真がすごいのです。
以前、WILDLIFEという本で見たジョン=ブラッケンバリー博士が撮った昆虫写真と近いコンセプトなのですが、クローズアップ度が更に高く(そのぶんパノラミックという意味では博士のんが広い画だと思いますが)なっていて実際に昆虫がみている度は高いと思います。
アリが見ているような小さなものを普通に拡大して撮影しようとすると、虫めがねと同じく、画に写る空間はどんどん狭くなっていきます。ところがこの本の写真を撮っていらっしゃる栗林慧さんは、ご自分で製作、改造された(医療用の内視鏡らしいです)機材を用いて、被写体を長方形の写真の枠に切り取るのではなく、アリさんが見た超広角の風景を写真の枠に押し込んだような写真を撮っていらっしゃるのです。さながら超小型のフィッシュアイレンズを用いたような画なのです。

この本でもって栗林慧さんの作品をもっと見たいと思って調べてみると、当然ながらいろいろ写真集を出していらっしゃるようです。こりゃまた、小遣い財政難に陥ってしまいそうです。