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南伊勢町のパラダイスはカエルにとってもパラダイスなのかもしれません。
とある一角にこの写真のようなトノサマガエルが1.5平方メータの中に7、8個体密集しているようなところがありました。
僕は写真のトノサマを一番最初に発見して、撮影ポジションまでジリジリ移動して距離をつめていったのですが、その過程において足を着く先々で(隠れているのに僕が気づかなかった)他のトノサマガエル達がボチャボチャ川(というか水路?)に飛び込んでいきました。
そんな状況下で、こんな写真が撮れるところまで寄らせてくれたこのトノサマガエルは文字通り”近う寄れ”的な殿の中の殿のリアル殿だったのかもしれません。
トノサマガエルは鮮やかな緑とシュっとした感じがナイスです。さすがトノサマだけあって、そこらへんのドブガエルや外国からきたブルフロッグとは別物なのです。脚力も強く、動きも俊敏なために子供のころはなかなか捕獲できなくて、ちょっとした憧れガエルなのでした。
カエルと水の境界がまぁるい感じでとても柔らかくて良いなぁ、と思いました。
機会があれば頬っぺたを膨らますように鳴いているところなんかも是非撮ってみたいものです。