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toru-kon DIARY

撮魂日記
アクティブダイバーの水中写真日記ですよ

テンロクケボリガイの眼

2007-04-17 21:58:42 | ダイビング、水中写真

先日、南勢こと南伊勢町でダイビングをして撮ってきた水中写真です。
タカラガイの仲間、テンロクケボリガイです。前にもどこかで書いたような気がしますが貝殻に点が6つあるのでこんな名前だそうです。

この日潜っていてテンロクさんのおかしな様子が目に付きました。先ず、サガミミノウミウシらしい大き目のウミウシのペアが小さめのトゲトサカについていました。なぜかそのトゲトサカは元気がなくしぼんだような状態となっていました(ことによるとウミウシの影響かも、なんて考えてしまいます)。
このトサカは大型のカイメンに囲まれる形で孤立してポツンと生えていたのですが何故か、このしぼんだトサカの周囲30cmぐらいの範囲にテンロックさんが5個体も這っていたのです。トサカにのらず、地べたを這うテンロクさんですら今まで見たことなかったのに、この密集具合はなんなのだろう?!と気になってしまいました。
交接かなんかだったのでしょうか?!それともサガミミノにトサカを追い出されたのでしょうか(こう考えると実はこの5個体という数も1本のトゲトサカにつく標準的な数で僕がいつも気づいてないだけだったりするのかもしれません?!)?!
まったくもって謎なのです。

ところで水中でカメラを構える人間としては、いつもはゴチャゴチャしたトサカの中にいるテンロクさんが自由度の高い比較的オープンなところで撮影できるわけですから、ニンマリしてしまうわけです。
僕の頭の中に浮かんだのはPOLE POLE DIVEの24さんが撮られたシロオビコダマウサギガイこっちもエゲツないですわ)の写真です。
こういうのを見してもらって、体の構造を把握しておけば見えなかったものが見えてくるんだなぁ、とよくわかりました(おかげサマでだいたいこの辺にピントがあえば眼点にピントがいくやろうというノリの撮り方で眼にピンをもっていくことができたのです)。