中小企業のES=人間性尊重経営のパイオニア/有限会社人事・労務 ES組織開発・人事制度改革ブログ

社員の幸せ、職場の幸せを基準に経営を、社風を変えたいと本気で思っている社長さん・人事担当者の方へのエールをあなたへ!

ダイバーシティ採用面接をしていて気が付いたこと。新しい組織の一体感の考え方

2015-05-22 13:17:30 | ダイバーシティ
弊社はいま、「社員が輝き地域に愛される企業」をコンセプトに、
日本一のダイバーシティの社労士事務所をめざし活動中です。



 今弊社では、新たな視点からダイバーシティの採用活動を進めています。
そには、国籍、性別、時間の制約、障害のあるなし、年齢など属人性を排除して
採用活動を行う変わりに、次のことを大切にしている方にぜひ、弊社の採用面接を
受けていただきたいと思っております。



 それは、他社、そして現在の社会的な制約からどうしても思う存分に働くことが
できない。自分の夢をあきらめなくてはいけないと思いこんでいる人たちです。
 これからの社会は、能力のまえに働きくことに希望を持っている人たちために
企業が少しの努力でその希望を叶えてあげる時代です。
 男性で能力もありフルタイムでという社員の考え方を私自身も捨てていこうと
思います。会社は、公器な存在であるというという考え方がより求められてきます。
市場も多様性を求め会社も同質性の組織では経営の限界が生まれてきています。
 会社は社会の縮図なのです。いままでの社会は、分業と効率の中で会社の規律を
守り、言われたことをその通りに正確に効率よくこなす人材が優秀な人材として優遇されてきました。
 会社は、あまり一体感ということを考えなくても学校教育にならされてきた優秀な社員さんたちは、
自然とまとまり一体感をあまり意識しなくてもうまくいっていたのです。
 しかし、市場は多様性を求めそれに応じ組織のダイバーシティ、変化が大きな
課題とされる中今までの優秀な人材の条件は大きく変わり、自律性やクリエイティブな能力
というものが重要視される時代になりつつあります。



 個人の人間性を発揮してもらうESの時代へと大きく変化してきているのです。
そこでは、個々の価値観を尊重するあまり放っておくとまとまりがつかず、
収集が付かなくなってしまいます。個々の違いを尊重しつつ一体感をいかに
創るかがいま多くの企業に求められてきているのです。
 それは、いままで一体感など自然にできるものと思っていた
私たちの経営環境とはちがう新たなリーダーシップが必要だともいえます。
 一体感とは、個人が会社に合わせて一体感を作る時代から、個々人の人間性を発揮してもらい、
社員全員の価値観の重なり合う部分から会社の組織戦略を考えるというまったく違った一体感の
考え方が生まれてきているのです。個人に会社が合わせる時代へと
大きく変化してきているのですね。
 
 

ダイバーシティとCSRの不思議な関係

2015-05-22 12:09:36 | ダイバーシティ
 今回、セミナーの打合せでお会いした横浜地域貢献企業の
スリーハイさんの会社でもそうですが、CSRを真剣に取り組んでいる
会社は、必ずダイバーシティの取り組みにも熱心です。


 男澤社長の会社では、学生のインターンを始め短時間の
働き方を選択している社員など多様な働き方をしている社員さんが
いらっしゃいます。
 そして、正社員さんはもちろんですが、地域のつながりには
短時間の働き方を選択している方々のつながりから
あらたな地域貢献活動がうまれそしてそれが会社のサービスにも
貢献しているというのです。
 これからは、まさにESRです。従業員の個人の社会貢献
を応援する会社が伸びていく。


 それは、社員を会社に縛り付け会社人間人間にすることでなく
お金に変わる、トータルリワードの考えからの新たな報酬である
時間報酬という金銭的報酬と同じくらい、いや!それ以上に
重視して社員を処遇するということです。
 それは、社員をサーフィンに連れていこうで有名なパタゴニアさんのような
自己啓発制度やサイボウズの好きな場所で好きな時間で働くことができる
ウルトラワークなど社員に時間報酬を与えて地域社会に戻す取り組みが
実は、長い目でみると会社の生産性を上げ、社員のモチベーションにもつながるのです。
 これらのダイバーシティの取り組みは、スリーハイさんの事例でも
わかるように、会社人である前に社会人であるということです。ライフがあってのワークなのです。
 CSRは、社会性をもった社員から生まれます。

CSRのうまくいっていない企業や浸透定着しない企業は、掛け声ばかり
かけても組織の社会性は高まりません。そこには、ダイバーシティの
社員の社会貢献を大切にするというESRの取り組みがあってこそ本物
になってくるのではないでしょうか?
 男澤社長との打ち合わせから今回も沢山のヒントをいただきました。