皆さん、こんにちは!
有限会社 人事・労務の白川です。
先日、弊社主催の研修の場「体感ES合宿」が行われました。
今回私は、一受講者として参加させてもらいました。
研修の舞台は、毎年お世話になっており、書籍『コミュニティ経営のすすめ』でも紹介させていただいているお宿「湯河原ご縁の杜 リトリート」さん。
ご縁=つながりを大切に、深い学びと変容の場をつくられているご縁の杜さんで、自然と身体と心が開かれながら、コミュニティ経営・ES組織開発について学び進めた2日間となりました。
「ライフ」視点、「ソース・プリンシプル」を織り込んでの、矢萩の講義。
身体性の伴ったコミュニティ、個の存在とそれらをつなぐ「あいだ≒場」の大切さ。
話を聞きながら、日頃の実践が思い出されました。
コミュニティそのものである903シティファーム推進協議会の活動でも、個と場の関係性がフォーカスされます。個の特性・輝きをいかに引き出し活かせるか、その人自身が安心できる場であることや、ともにいる人との信頼や高め合える関係値があることが必要です。場のあり方=環境づくりがとても大切であることを実感しながらの試行錯誤の取り組みを思い起こしながら、講義を聴いていました。
「ES(人間性尊重)」を軸においた、クレドづくりや組織づくりについて、実践を踏まえた金野の講義。
組織は個の集合体であり、個々の思いから共有ビジョンが生まれていく。
私自身も、業務や903の中で、例えばカフェに立つときや畑に立つとき、イベント開始前などの場面でクレドを行っています。クレドを介して、その人が今どのような状況で、何を考えているのか、どのようなビジョンを描いているのか、それらが垣間見えます。
こうして互いを知りながら、クレドを意識して動いてみることで、様々な物語が生まれ、またそれを皆でシェアしていくという流れが創造されていくのです。
日常の中にクレドがあることで、一人ひとりの思いにアクセスする媒体になること、またクレドづくりにおいても、こうした互いの思いを知るプロセスを体感できること自体に意味があるのではないかと感じました。
そんな弊社メンバーの講義を受けながら、初日には、「ご縁の杜」深澤代表より館内をご紹介いただき、"場の設定"や、これまでの経営・ご自身の変容についてお話いただきました。
館内のそれぞれの場に込められた意味、私(自身)の内面と向き合い自分を始めること、肚(はら)で感じることの本質性…
身体性の感覚が大事であるとわかっていながら、まだまだ頭が先行してしまう場面がある自分にとって、深澤さんのお話がぐっと刺さりました。
また、地域(土地)に関わることを始めたら、エネルギーがめぐり、豊かになったと。
深澤さん自身の変容とともに、このご縁の杜のあり方・姿があるのだなと感じながら、何よりもエネルギーに満ち溢れながら、イキイキと話されるお姿がとても印象的でした。
2日目には、田原真人さんに特別講義を行っていただきました。
chatGPTの創造的な可能性というテーマでしたが、より根源的な新たな角度からのお話でした。
自身の源から生まれるコミュニケーションのあり方、他者の源を知る=他者理解を経て、自己理解をしていくというプロセス。そして、お互いに「何がしたいのか?」を知ることがコミュニティ経営であると。
私も大学時代に教育を学んできたので、とても興味深く、今後学びの方法や教育が変わりゆく可能性を実感することができました。時代が変化していく中で、それに応じて教育も変わっていくことが、次世代を担う子どもたちの生きることやはたらくことへとつながっていくのだと思います。枠にとらわれず、多様な学びの機会をつくっていく必要があると、改めて感じたひとときでした。
今回ご一緒した皆さんは、これまで様々な場をともにしてきていたので、共通する感覚・空気感のようなものがあり、心地よく時間が流れていきました。
狭間での対話を含め、お互いに引き出されるものがありながら、学びを深めることができました。
そして、洗練された空間、お食事を通して、身体が喜びを感じながら、満ち足りた気持ちになりました。
お食事自体はもちろん、その環境を整えることの重要性は、田心カフェで提供する食事でも心がけていることですが、「どこまでそれを実践できているだろうか?」という問いかけをいただいた気がします。
また、今弊社で健康経営を推進していこうと取り組んでいますが、身体も心も心地よい状態であることこそが何よりの健康・健やかさであるということ。その視点を忘れぬように、弊社の健康経営を実践していきたいと思いました。
この場、タイミングだからこそ体感し得たことを、ここからの日々の歩みやチャレンジへとつなげていけたらと思います。