今年の<日光街道まるっと学び舎プロジェクト>3日目(11月10日)teamマチ歩きでは
世界のエリートがやっている?!美術鑑賞法『VTC』を取り入れたワークショップを盛り込みます。
ヴィジュアル シンキング カリキュラム(VTC-Visual Thinking Curriculum)は、アメリカ「MoMA」の愛称で知られるニューヨーク近代美術館で考案されました。
今回は下見でプレVTC!
舞台はピカソ展~ゲルニカ[タピスリ]をめぐってを開催中の館林美術館です。
http://www.gmat.pref.gunma.jp/ex/exnow.html
「知識より、まず意識を持って見る」
作品名や作者名、解説文というキャプションに載っている情報を用いない。
1つの作品あたりおおむね10分以上、純粋に作品を見ることだけに費やします。
そして、VTCは、一般に、「対話型鑑賞」を行います。
まず始めに、グループで1つのアート作品を見ながら、作品を見た第一印象やそれぞれの気づいたこと、感じたこと、疑問などを話します。
散らばった手足。その手足には多くの傷が。
馬の舌がとんがっている。舌がとんがっている人が多い。
人々の「手」がごつごつと厚みがあり…何か最後に必死にしがみついているように見える。
私は、別の世界から現れたような右上に描かれた顔が、気になった。
そこから伸びているロウソクの灯は希望の灯なのか…希望はあったのか。
一つの『ゲルニカ』というアート作品。
気になる点は皆それぞれ。
どこからそう思いますか?
そこからどう思いますか?
ほかに、さらにありますか?
人の表情や姿。馬や牛の表情や姿。灯。…
焦点を合わせる場所を絞って。更に話します。
観察力・批判的思考力・言語能力…を駆使して「作品を言葉で描写する」「言語化する」
また、アート作品の前で、私たちの関係性はフラットです。
手を見る人もいれば、舌を見る人もいる。
作品が発している問いを受け取り、そこにどんな意味を見出すかは、見る人次第。
「対話型」鑑賞を通して、私たちは、たとえ同じものを見ていたとしても、見方・感じ方・考え方が異なることを、体感。
これは「多様性の受容」つまり「他者とともに生きていくための基礎」を学ぶことにつながります。
なぜ、世界のエリートはどんなに忙しくても美術館に行くのか?
なぜ、新しい時代に「アート」が重要なのか?
明確な正解がない、先行き不透明な時代。
組織は個人に。自ら問い、考え、解を導き出し、必要に応じてその解を更新しながら行動して成果を出す力を発揮すること。
個人だけではなく、組織のパフォーマンス向上に貢献すること。を求めています。
また、組織自体の捉え方も変化しています。
決まった枠組みを越え、ときには異業種との連携も含め、どう他者と協働し、いかに新たな価値を生み出していくかが問われています。
アート作品を鑑賞することを習慣化することによって、これからの時代を生き抜くために必要な基礎力:正解がない「問い」を自ら立てる力と自分なりの答えを導き出す力、つまり、「問題発見能力」と「問題解決能力」を伸ばすことが期待されます。
また、「対話型」とすることで、ひとりではなかなか気付くことができない見方や視点を発見し、ひとりで見るよりも、複数の目線から物事を捉えることによって、より多くの発見がもたらされます。
考えの違うメンバー同士が、互いに共有可能な事実に基づきながら認識を擦り合わせ、【集合知】を導き出せるようになるのです。
アートの語源はラテン語で「ars(アルス)=生きる術」
11月10日(日)<第11回日光街道まるっと学び舎プロジェクト>3日目▼
ピカソの作品を前に!『VTC』を体感してみませんか?
マチ歩きする皆さんとの対話を通して互いの【発想を広げる豊かな時間】をともにできること~楽しみにしています!
世界のエリートがやっている?!美術鑑賞法『VTC』を取り入れたワークショップを盛り込みます。
ヴィジュアル シンキング カリキュラム(VTC-Visual Thinking Curriculum)は、アメリカ「MoMA」の愛称で知られるニューヨーク近代美術館で考案されました。
今回は下見でプレVTC!
舞台はピカソ展~ゲルニカ[タピスリ]をめぐってを開催中の館林美術館です。
http://www.gmat.pref.gunma.jp/ex/exnow.html
「知識より、まず意識を持って見る」
作品名や作者名、解説文というキャプションに載っている情報を用いない。
1つの作品あたりおおむね10分以上、純粋に作品を見ることだけに費やします。
そして、VTCは、一般に、「対話型鑑賞」を行います。
まず始めに、グループで1つのアート作品を見ながら、作品を見た第一印象やそれぞれの気づいたこと、感じたこと、疑問などを話します。
散らばった手足。その手足には多くの傷が。
馬の舌がとんがっている。舌がとんがっている人が多い。
人々の「手」がごつごつと厚みがあり…何か最後に必死にしがみついているように見える。
私は、別の世界から現れたような右上に描かれた顔が、気になった。
そこから伸びているロウソクの灯は希望の灯なのか…希望はあったのか。
一つの『ゲルニカ』というアート作品。
気になる点は皆それぞれ。
どこからそう思いますか?
そこからどう思いますか?
ほかに、さらにありますか?
人の表情や姿。馬や牛の表情や姿。灯。…
焦点を合わせる場所を絞って。更に話します。
観察力・批判的思考力・言語能力…を駆使して「作品を言葉で描写する」「言語化する」
また、アート作品の前で、私たちの関係性はフラットです。
手を見る人もいれば、舌を見る人もいる。
作品が発している問いを受け取り、そこにどんな意味を見出すかは、見る人次第。
「対話型」鑑賞を通して、私たちは、たとえ同じものを見ていたとしても、見方・感じ方・考え方が異なることを、体感。
これは「多様性の受容」つまり「他者とともに生きていくための基礎」を学ぶことにつながります。
なぜ、世界のエリートはどんなに忙しくても美術館に行くのか?
なぜ、新しい時代に「アート」が重要なのか?
明確な正解がない、先行き不透明な時代。
組織は個人に。自ら問い、考え、解を導き出し、必要に応じてその解を更新しながら行動して成果を出す力を発揮すること。
個人だけではなく、組織のパフォーマンス向上に貢献すること。を求めています。
また、組織自体の捉え方も変化しています。
決まった枠組みを越え、ときには異業種との連携も含め、どう他者と協働し、いかに新たな価値を生み出していくかが問われています。
アート作品を鑑賞することを習慣化することによって、これからの時代を生き抜くために必要な基礎力:正解がない「問い」を自ら立てる力と自分なりの答えを導き出す力、つまり、「問題発見能力」と「問題解決能力」を伸ばすことが期待されます。
また、「対話型」とすることで、ひとりではなかなか気付くことができない見方や視点を発見し、ひとりで見るよりも、複数の目線から物事を捉えることによって、より多くの発見がもたらされます。
考えの違うメンバー同士が、互いに共有可能な事実に基づきながら認識を擦り合わせ、【集合知】を導き出せるようになるのです。
アートの語源はラテン語で「ars(アルス)=生きる術」
11月10日(日)<第11回日光街道まるっと学び舎プロジェクト>3日目▼
ピカソの作品を前に!『VTC』を体感してみませんか?
マチ歩きする皆さんとの対話を通して互いの【発想を広げる豊かな時間】をともにできること~楽しみにしています!