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社員の幸せ、職場の幸せを基準に経営を、社風を変えたいと本気で思っている社長さん・人事担当者の方へのエールをあなたへ!

「地域に関わる」ことを再考する

2022-05-27 16:09:07 | 地域貢献

こんにちは、有限会社人事・労務 パートナーの瀬戸山です。

私は、農と食を媒介とした「まち・場・コミュニティづくり」を仕事にしようと、実証実験を繰り返しています。私が現在関わっているのは、浅草で地元の子どもたちの情操教育を目的に「浅草田圃プロジェクト」の実施や、地元の越谷で複数人で農園を営む「コミュニティファーム」の運営、渋谷で組み立て式の農園を仮設した「シブヤ系循環型農園」を企画、巣鴨の大正大学で江戸野菜をキーワードにシビックプライドを醸成する「たねや街道」企画を運営したり、都市部や近郊部でのさまざまな活動に参加しています。



その反面、継続できない活動もたくさんありました。地域にとって多少のインパクトはあっても、目的が抽象的、あるいは「楽しさ」や「お洒落」という感覚だけで始めてしまって、本質的な意味のある活動ではない場合、そのほとんどは短期間で消滅してしまいます。

では、地域に関わり続けるのは、どのような活動なのか。

今回は、「地域に関わる」ということの最近の気づきについて、まとめさせていただきます。

 

まずはじめに、私が「地域」を意識したきっかけは「農」と「食」でした。

私がまだインターン生だった頃、弊社の自社ファームである「アルパカファーム(現:田心ファーム)」の農縁長を務め、浅草の行きつけの飲食店の軒先をお借りして、野菜の販売をおこなっていました。浅草には大きなスーパーはありますが、特に私たちの事務所がある入谷側には、新鮮でこだわりのある野菜を購入できる場所がありませんでした。そのため、昔の浅草にいた行商人のように、地域を越境して野菜を販売し、農と食の距離が近い暮らしを実現できればと考え、この活動がはじまりました。

はじめは、住宅街の中で大きな声を出すということだけでも恥ずかしくて、野菜は全然売れませんでした。そんな様子を見かねて、地元の人たちが「ああしたらいい、こうしたらいい」とアドバイスをくれて、なんとか体裁を整えていました。そんな中で、一番よく聞かれるのは「この野菜はどうやって食べるの?」という質問。はじめのうちは、全然答えられず、むしろお客さんに聞いてばかりでしたが、それを何度も繰り返していると、次はもう買いにきてくれなくなってしまう。なので、ちゃんと質問に答えられるように、毎回仕入れた野菜は事前に料理して食べておくのが習慣になりました。

 

農と食、地方と都市をつなぐ役割を担いたい。その目的に対して、真摯に取り組んだ結果、今この軒先での野菜販売は「田心カフェ」として継続されています。



この経験をもとに、前述のようにさまざまな活動を通し、実証実験を繰り返してきました。しかし、まちなかに仮設の畑を出現させたり、畑を移動できるようにしたりすることで、果たしてこの活動は誰の何を解決し、どんな幸せを生み出しているのだろうか。この数年、暮らしに農やグリーンを取り入れる需要は高まってきました。でも、その中で刹那的な「たのしさ」や「お洒落」以外に何を生み出すのか。そんな迷いが生じていました。

 

そんなモヤモヤを抱えながら、先日、徳島県神山町に行く機会がありました。

神山町は、都内のIT企業がサテライトオフィスを置いていたり、アーティストを招いてアートフェスを開催したり、最近では神山まるごと高専という教育のプロジェクトが実施間近だったり、変化し続けるまちとして注目を集めています。

その、地域の変化の担い手であるNPO法人グリーンバレーの方々にお世話になり、田植えをしたり、竹を切り出したり、川でサウナに入ったり、地域の持つポテンシャルを満喫しながら、さまざまなお話を聞かせていただきました。

​​事務局長曰く、神山町でのプロジェクトは、30年以上前に取り組んだ「国際交流事業」からはじまったそうです。地元の商工会議所のメンバーを連れてアメリカへ渡り、交流をする。ただそれだけでも、当時は「英語が喋れないから」という理由で反対されていました。そこで、創設者の大南さんは毎週のように商工会議所のメンバーに英語を教え、何年もかけてようやく国際交流が実現したそうです。

その経験から、神山町にAET(Assistant English Teacher)の先生を海外から受け入れることになりました。そのときのAETのおもてなしの経験から、「アート・イン・レジデンス」という、アーティストを神山町に招き、アート作品を一緒につくる活動がはじまります。美術館などのハードを持たない神山町に、わざわざアーティストが滞在して作品をつくりたくなるのは、神山町の資源的なポテンシャルだけでなく、「まちの人と一緒につくる(まちの人たちが協力する)」というコンセプトと、まちの人たちのおもてなしだったと言います。

 

その「まちの人たちの協力」「滞在時のおもてなし」という2つがキーとなり、まちに仕事をもつ人が集まる「ワーク・イン・レジデンス」という活動がはじまり、ゆくゆくは都内の企業のサテライトオフィスが集まり、現在の神山町の姿になりました。

 

大切にしているのは、ソフト(人が集まる)からはじめるということ。

足りないからハードを作ったり、課題があるから解決できるスキルのある人を集めるのではなく、「人が集まる」からはじめる。

 

以前にグリーンバレーさんの書籍を読みましたが、この「行間」の部分は読み取れませんでした。30年という長い年月をかけて、地域が変化し続けている。ハードをただつくるだけでもなく、スキルのある人を集めるだけでもない。「日本の田舎をステキに変える!」というミッションに向かい、地域の方々が「協力」して「おもてなし」できるくらい心を耕す。



地域は、人の集まり。人が変化すれば、地域は変化する。

地域に関わるということは、人に関わるということ。

今の刹那的な問題や課題だけを観るのではなく、大局観をもって役割を担うことで、グリーンバレーさんのように何十年もかけて地域に関わることができる。

「農」や「食」を媒介に、そんな地域との関わり方をしていきたいと思います。


自然農法の試み!小さくスタート!

2022-05-23 17:04:58 | 地域貢献

有限会社 人事・労務の志村です。

 

今回は、私たちが運営している田心ファームで、これから実際に学びながら実践していく自然農法を通して伝えていきたいことについて書かせて頂きます。

つい先日、田心ファームの一角で自然農法の試みをスタートしました。

 

持ち込まない、持ち出さないという心構えを軸に畑の雑草を狩り、畝に雑草マルチを敷きました。

 

この2メートル四方の場所に、5か所に種を植えました。

 

雑草マルチは、土の乾燥を防ぎながら虫の住処となり、さらに虫は雑草を分解し、土の栄養にしてくれます。まさに循環。

草たち虫たち一つひとつがメッセージだと感じました。

 

今まで大変な作業と感じていた雑草を刈ることに、大きな意味を感じた体験でした。

 

雑草の上から種を蒔くという初の試みで、うまく発芽するか不安だったのですが、数日して畑を見に行った際、無事に発芽しておりました!

 

今、私たちが実践している農法は、自然農法の中でも菌や微生物を軸にして考える「菌ちゃん農法」です。

 

菌ちゃん農法とは、

森の生態系のように、落ち葉や木の枝や、枯れた草木などが土に戻り、微生物の力を活用して植物が育つ。そんな自然の循環に沿って育てる方法です。

 

畑では発酵させた生ごみまたは雑草と発酵を促す微生物たちを一緒に投入し、畝に雑草マルチをかけて、外部から雑菌が入りにくい状態にします。

すると、土壌全体が発酵の方向に働くようになり、土着の菌たちが一緒になって生ごみを発酵分解し、様々な有用な成分を作りだしていきます。そうなると、土はますます完全な発酵状態に近づき、野菜は化学肥料なしに、青々と育ち、病気も虫の害も少なくなり、元気で美味しく育ちます。

 

 

管理された畑とは違い雑草も野菜も皆が共生する。

 

自然の中で一番共生関係の高い生物は細菌・微生物だと言われています。実は人間の臓器一つ一つにも、その機能を助ける特有な細菌が何万種類も生息しています。

健康のために乳酸菌・ビフィズス菌・納豆やキムチなどの発酵食品を食べると良いと聞くのは、そのためです。

 

これは腸の働きを助けるからであり、腸は体外から必要な細菌を取り込んで、自身の機能を整え、さらにその細菌を全身に回す役割があります。

 

つまり腸は細菌がなければ腸の機能が落ち、健康に大きな影響を及ぼしてしまいます。

 

 

この働きは、土ととてもよく似ています。

土には、土壌細菌と言われてる微生物が多く生息し、その微生物たちが、土壌を豊かにし、生態系豊かな森や、元気いっぱいの野菜を育てる基盤を作ってくれます。

 

微生物や虫たちは私たち人間では取り込めない腐敗している有機物(死骸や生ゴミ)を生活していくために必要な豊かな自然環境や食べ物を変換する手助けをしてくれてます。

 

畑に農薬を撒いてしまうと、地中の微生物が死んでしまうため、上記のような働きが失われます。

 

微生物が心地よく生きる環境を考えることが自分たちの健康につながり、私たちの健康を考えることが実は微生物の居場所を作ることにつながっているんです。

 

農薬や化学肥料を使わない自然農法や自然栽培のお野菜を栽培することは、私たちの健康維持と自然界に生きる多様な生物が共生していくために有用な手段だと思います。

 

自然農法で作ったお野菜を食べることで、土に生きている、微生物・菌も一緒に身体に取り入れる。

 

現代のような個で力を持ち、効率性即金性を重視した分断を生む関係性ではなく、お互い複雑に関わり合いながら、おかげさまの関係性が土と腸の関係性から学びます。

私たちは「菌ちゃん農法」を通して、さまざまなコトやモノが複雑に絡み合って、私たちの健康や環境は成り立っていることを認識し、お互いに支え合いながら暮らしていることを肌で感じていければと思います。

 

ぜひ少しでも興味があればホームページを覗いてみてください⤵︎

https://hatarakuba.com/903cityfarm/

 

 

※参考文献

NPO法人大地といのちの会・菌ちゃんふぁーむ 吉田俊道さんのPDF資料

NPO法人大地といのちの会・菌ちゃんふぁーむ 吉田俊道さんのYouTube動画

書籍「腸と森の「土」を育てる」

書籍「完全版 生ごみ先生が教える「元気野菜づくり」超入門」

 

 


健康経営と働き方改革

2022-05-23 10:48:15 | 組織開発・社風改革

有限会社人事・労務の髙橋です。

ここ数年、「健康経営」が注目されています。健康経営とは、社員の健康面に投資して、会社として持続的な成長を図る経営戦略です。健康経営には、①社員の定着率アップ、②生産性向上、③会社のイメージアップなど様々なメリットが語られます。

 

なぜ、健康経営が今注目されているのか。

少子高齢化に伴う若手世代の労働人口の減少、コロナ禍による健康不安、ワークライフバランスの考え方の変化など、様々な要因が考えられます。今回は働き方改革に伴う法改正との関連で考えてみたいと思います。

*社内のメンバーでマラソン大会に出場しました!

 

働き方改革はご存じの通り、労働者がそれぞれの事情に応じて多様な働き方を実現したり、雇用形態にとらわれない公正な待遇を確保するための施策で、主に2019年から各法改正に伴い、様々な動きが出ています。

働き方改革に伴う主な変更点は下記です。

 

①残業時間の上限規制(原則は月45時間、年360時間)

②年次有給休暇の年5日の取得義務化

③労働時間の客観的な把握を義務化

④高度プロフェッショナル制度の創設

⑤フレックスタイム制の拡充

⑥勤務間インターバル制度の導入(努力義務)

⑦産業医・産業保健機能の強化

⑧同一賃金同一賃金制度

⑨月60時間超の残業に対する割増賃金率引上げ

 

細かい内容はこの記事では割愛しますが、全体的に長時間の残業を抑え、休暇を取得しやすくすることで私生活の充実を図ってもらおうとする内容や、パート・アルバイトなどの非正規雇用の労働者の一定程度の待遇確保により、副業の選択などより自由な働き方を推進していく動きが主となります。

 

労働者側からすると、正社員と同等の待遇が確保されるのであれば、必ずしも正社員の選択を取る必要はないですし、労働時間も制限がかかることで大体の時間の目安がつくのであれば、空いた時間で副業をするという選択肢も取りやすくなります。平日は正社員として会社に勤め、土日はアルバイトやパートをしたり、個人事業主として活動するという人も今後増えていくでしょう。

そうすると、労働者としては「この仕事は長く続けられないな」と感じた場合、他の選択肢に流れる可能性が今までより高くなります。同じ会社に正社員として残り続けなくとも、収入水準を維持する選択肢が増えたからです。よって、社員に「この会社で長く働きたいな」と思われる環境作りは大切になってきます。

 

また、この情報社会にあって、悩ましい話ですが良い評判であれ悪い評判であれ、噂はネットを通じて瞬く間に広がっていきます。社員の健康や法律を無視した経営スタイルをとっていると、あっという間に社会に噂が広がってしまうのです。そのような観点からも、健康経営というのは大切なものです。

 

とはいえ、「健康経営とは具体的に何をすればよいのか?」と思われる方もいると思います。

まずは、健康経営とは関係なく当然のことなのですが、上記の法改正内容をしっかり押さえた上で対応する必要があります。社内の福利厚生制度を充実させるのも1つの有力な手法です。

 

取り組み事例として下記のようなものがあります。

・システム導入による業務の効率化を図った。

・コワーキングスペースの開設を行った。

・リフレッシュ休暇制度を設けた。

・運動習慣定着のためにウォーキングイベントを設けた(歩数に応じて表彰など)。

・女性社員が働きやすいよう子連れ出勤を認めるようになった。

・健康促進のため、昼食時にヘルシー弁当を提供するようにした。

 

 

など、あくまで一例ですが様々な取り組みがあります。

経済産業省などが取り組み事例を公表しておりますので、一度ご覧いただくとイメージがつきやすいかと思います。

 

社員の成長はもちろん、会社としても長く発展していくために「健康経営」、ぜひ一度検討してみてはどうでしょうか。

 


「職場の習慣」のススメ

2022-05-16 18:10:14 | 組織開発・社風改革

私たちの会社では「職場の習慣」という冊子を毎月発行してます。

 

今では、冊子版と共に「バーチャルオフィス」内でネット上でも職場の習慣を使えるようにしています。

 

誰でも気が向いた時に気づきや反省、心が動いたことなどを入力しています。そして誰でもその日記を見ることができる。

だから、一見気取ったことや、カッコいいことを書いてしまいそうですが、こんな感じで、

みんな、飾らぬ言葉でその日感じたことや出来事を書いています。

 

だから、一緒に過ごさなくても、他スタッフの行動や、悲しかったこと、嬉しかったことが見るだけでわかります。「あーこのスタッフはこういうことが好きなんだ」とか。

そして、更に読んだ「仲間」は感想や質問をさらっとコメントを添えています。

ここで大切な感覚は、「仲間」ということです。上司でも部下でも、先輩でも後輩でもない。

必ずしも先輩が、後輩の書いた文章にアドバイスをするわけではないのです。

何かピンとひっかかった文章に対し、後輩だろうが先輩だろうが関係なく、書き込みをしています。それは質問だったり感想だったり、自由に書いています。

その書き込みに対し、またお返事したりするときもあります。

 

 

まさに「交換日記」。

 

私は子供の頃、友達や母親と交換日記をしていました。ノートが返ってくるのが待ち遠しかったり、返ってきたノートを開く楽しみだったり。いつもワクワクしていました!

そして今、あのワクワク感を毎日体感しています。

朝、会社に着いて、PCの前に座った私は何よりも先に「バーチャルオフィス」の「職場の習慣」を開きます。お客様からのメールをチェックするよりも私にとっては大切な時間です。

 

「誰か私の文章にコメントしてくれてるかな?」「他のスタッフは昨日どんなことがあったのかな?」ってワクワク!

私たちにとって職場の習慣は「距離感の近づく」ツールになっていると感じています。

(注:現在バーチャルオフィスは会社単位での使用となりますが、チーム内、部署内などのでの使用の場合は、職場の習慣(冊子版)がありますので、ご興味があれば是非。)

 


図書館が街の出島に話題の武雄図書館へ。

2022-05-09 18:07:57 | 日記

唐津への時間がなく民藝の里を体感する機会は次回にとっておき、コミュニティデザインでしばしば話題になる武雄の図書館へ大人の社会見学へ。

麦の生産でこのあたりは有名とだけあって、のどかな風景が続く。

ここに図書館があっても利用する方がいるのかなと疑問に感じながら車を走らせる。

忽然と沢山の車がとまっている場所が見えてきた、おぉここか!と。建物がまず何より美しい。

そして学生や若い人がテラスで食事を楽しむ。ここだけ異空間だ。

まさにここはローカルから都市へとつながる地域の特別な場所。
たぶんこの図書館が出来ることは、街全体を揺るがす大事件だったろうと想像がつく。
現地に行って感じた。

それを確かめるべく色々調べてみたが、やはり民間が図書館を運営すると言うことに対して住民の中で図書館のあり方について反対の意見もあったようだ。自分達の馴染みの居場所がファッショナブルになる喪失感や図書館の中に本屋が併設されて商業施設の兼ね合いが出てしまったことに対する違和感。

なにより地域の郷土資料や文献を扱うスペースが縮小されてしまったことなどこれは図書館ではないと、文化的な側面も指摘されていた。

しかし一方で、この新しい図書館のおかげで自身が生きる希望を持った若者や図書館に、よそ行き姿でおしゃれをして行こうと変容していく者や、ここから新しい社会に飛び込もうと学ぶ意欲がわいた若者たち。

そして何も誇るべきものがなかったわが街に、図書館があるという誇りが出来たことなど、沢山の素晴らしい側面もマイナス面以上に指摘されている。

私はまさに出島のような場所だなあと感じた。
出島は何かと事件が起き話題に尽きない。
江戸の社会でも常に危険な場所であると同時に可能性を秘めた場所であった。
しかしそれをウェルビーイングの視点でみると、
江戸時代の出島、織田信長の楽市楽座のような時空は、異質をうまく取り込みながら社会を元気にしていくそんな場所だなあと。

夢や希望を持った若者が出島に訪れ日本を変えていく。鎖国政策のなか同質性が高まった当時の江戸にとって出島は可能性の玄関口だったに違いない。

リスクはストレスになり確かに行き過ぎると社会不安をもたらし社会が精神的な病に陥る。
しかし程よいリスクは社会にイノベーションを起こし生きる希望や未来への可能性を与える。

会社も同じではないだろうか?

ウェルビーイングな視点から会社の中にリスクを恐れずに地域や他社とつながる出島、コミュニティをあえて設ける。

弊社も2つの出島を持ちコミュニティ経営を推進しているが、出島同志が結びつき職場にうねりをもたらし、職場そして日常が活気づく。

江戸の若者が郷土を離れ出島を旅し異文化に触れまた郷土にもどり少しずつ社会を変えていくように、私達の職場も毎日誰かが出島に行き新しい文化や気付きを職場にもたらす。

沢山の住民が誇りや自身の変容、日常への張り合いや可能性を武雄図書館に見出したというこの時空の存在は、
改めて出島のウェルビーイング的役割を感じる良い場所であった。