中小企業のES=人間性尊重経営のパイオニア/有限会社人事・労務 ES組織開発・人事制度改革ブログ

社員の幸せ、職場の幸せを基準に経営を、社風を変えたいと本気で思っている社長さん・人事担当者の方へのエールをあなたへ!

これからの学びと地域社会との関わりについて

2021-11-29 20:26:31 | 地域貢献

みなさん、こんにちは。

有限会社人事・労務の髙橋です。

 

11月23日(火・祝)に第12回「下町しまうまラジオ」、放送致しました。

今回のゲストは、東京未来大学 産官学連携係リーダー 越智 房樹 氏です。

東京未来大学さんでは、「技能と心の調和」を教育理念に掲げ、単に知識や技能の習得だけでなく、「心」に重きを置いた教育を行っています。今回、越智さんには、どのようなカリキュラムがあるのか、どのような試みを実践しているのかお伺いしました。

 

〈テーマ〉

これからの学びと地域社会との関わりについて

 

当日のラジオの放送に先立ち、私も東京未来大学さんにお伺いしました。

まず驚いたのは、すれ違う学生たちが外から来た私たちに「こんにちは」と挨拶をしてくることでした。

地域と企業とつながるために必要なマナーも教育しているとのことでしたが、それをしっかりと学生が実践していることが素晴らしいと感じました。

そんな学生たちに東京未来大学さんもカリキュラム面や生活面で様々なサポート体制を敷いています。

カリキュラム面では、単に教室での知識の習得に留まらず、地域企業と繋がり、商品開発のために実際に動くという授業もあります。ラジオ放送内でも、そんな試みの結晶である『密どら』が登場しますので、ぜひ動画をご覧ください。そして、この『密どら』はその売上の一部をコロナ禍で奔走している医療従事者に寄付、地域に還元するという徹底ぶりです。

 

一方、生活面のサポートとしては、『エンロールメント・マネジメント』というシステムを導入しています。大学入学後は、大学側から積極的なサポートがあるわけではなく、必要であれば自ら大学側に相談に行かなければならなかったという方は多いと思います。私もそうでした。

ところが、東京未来大学さんではこのシステムを導入し、CAと呼ばれるキャンパスアドバイザー、クラス担任、専門科目の教員の3方向からのサポート体制を組んでいます。(実際、学生は3回授業を欠席すると、大学側から「大丈夫か」との電話が入るそうです。)

 

大学は、その性質ゆえに人間関係が希薄であったり、非常に狭い範囲内で収まっていたりということも少なくないと思います。

だからこそ、「人と繋がる」カリキュラムであったり、サポート体制というのは重要であると思いますし、特にこのコロナ禍においてその大切さを実感した人も少なくないのではないでしょうか。

 

また、授業とは別に『こどもみらい祭』や『クリスマスフェスタ』など地域と繋がり、その教育理念を実践、肌で感じる・学ぶ場を多数設けています。

しかし、このような場は大学だけでも、企業だけでも、行政だけでも作ることはできません。産官学が、そしてその地域にいる住民も巻き込んで連携して場を作っていくことが求められると思います。

そして、教室での学びだけが全てではないということを学生たちが肌で感じているからこそ、東京未来大学さんではこのような場を継続して作ることができているのだろうなぁと感じました。

 

全編は是非、動画にてご覧ください。

https://esr-j.com/shimauma-radio-01/#kongetu 

 

東京未来大学さんの上述のカリキュラムや地域と連携して活動する試みを今回お伺いして、自身の大学生活とは大きく異なるもので、人との出会いと繋がりは価値のあるものなのだなと感じています。

私もそのような繋がりを大切にしなければと感じるとともに、新たな出会いの機会を逃さないように日々過ごさねばなあと思いました。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

今後とも「下町しまうまラジオ」を宜しくお願い致します。


偉人たちの足跡を辿り感じる仲間の大切さ〜日光街道太陽のもとのてらこや4日目

2021-11-25 14:00:01 | 地域貢献

みなさん、こんにちは。志村です。

先日は、日本ES開発協会が主催する「日光街道太陽のもとのてらこや」の四日目に参加させて頂きました。

これは、日光街道147キロを5日間かけて歩く工程を通して、

普段の日常では体験しづらい昔の偉人たちの足跡を辿り、自分が感じる驚き・ワクワク・感動を仲間と共有するに価値があると感じました。

 

自分になかった社会の捉え方や、人の視点と比べることで、自分は何に価値を感じるのか?という自分の軸を明確化することができると思います。

 

そしてそこでの歩みが、”わくわくはたらく”根っこを育てることにつながると感じております。

1年に1回日光街道を歩くという体験には、この一年自分がどれだけ変容できたかを客観的に感じることが出来ます。

街道を歩く中で色々な景色や空間に巡り合います。

太陽に照らされてキラキラと色鮮やかに輝く紅葉。

鳥居をくぐった瞬間に外の雑音が聞こえなくなって、肌で感じる気温や湿度まで変化し、だんだん空気が整ったように感じる空間に辿り着きます。

神社でのお参りは今まであまり価値を感じていなかったのですが、日光に参加した際は多くの神社に訪れるため、その度に心が整っていくような感覚になりました。

 

去年見た杉並木や神社が、今年は全く違う感じ方ができたり、ただなんの変哲もない国道を歩くという体験から日常が全く変わってみえる視点を得ることが出来ると思いました。

1番感動したことは、励ま合いながら歩く中で、意見が食い違い口論になることありましたが、それを経たことにより、初めて会った方とも深い仲間意識が生まれたことです。

 

自分の素を見せられる環境と関係性は日常では作りづらいと思います。こういった非日常的で一筋縄ではいかないような体験を共有することにより、普段話せない話や繕わない自分をみせることが出来ると感じました。

嫌なことも良いことも一緒に話し合える関係は、人生において非常に価値があり、尊いものだと思います。

信頼し合えている仲間の数が人生の幸福度に大きな影響があると感じました。

そんな関係性を構築できる「日光街道太陽のもとのてらこや」に参加させて頂けたことは私にとって大きな転機であったと感じています。

 

来年もぜひ参加させていただきたいです。

もし興味がある方はこちらを覗いてみてください⤵︎

https://hataraku.jinji-es.com/nikkou.html

 

 


お金のために生きるのではなく、自分を生きること ―株式会社eumo 代表取締役 新井和宏氏特別セミナー「ありがとうを運ぶお金の話」

2021-11-24 15:01:20 | ES

皆さん、こんにちは。

(有)人事労務の白川と申します。

 

弊社併設の日本ES開発協会が開催した「太陽のもとのてらこや」最終日にて、株式会社eumo 代表取締役 新井和宏氏による特別セミナー「ありがとうを運ぶお金の話」を受講させていただきました。

新井氏の力強く心に刺さる言葉の数々は、改めて今の自分や生き方を見つめ直す貴重な機会となりました。

 

特に印象に残ったのは、お金を軸にしない考え方。

お金を稼ぐこと・貯めることが目的ではなく、その先にある目的のためにお金を使うことが大事だと言います。

お金を軸に考えるのではなく、自分のやりたいこと、大事にしたいことを軸に考えていくことが重要なのです。



もう一つ印象に残ったのは、価値と価格の話。

自分がそのものに対してどんな価値を見出しているのか。

社会や仲間が見出すものを意識しすぎて、自分を一般化してはいないだろうか。



人は誰しもマイノリティである。

その事実をまずは自分で認めること。自分を信じること。自らの個性を出していくことによって他者からの共感を得られることに繋がるのです。

 

私自身、幼少期から人と同じであることに安心し、逆に人と違うことに不安を覚え、大きくなって歳を重ねてからもその傾向が強くありました。しかし、大学に入った頃から人との異なり・自分の個性に気づき、最近はそんな自分を認められるようになりました。

自身が経験した心の変化と重なり、この話は強く響くものがありました。

 

新井氏によると、人生において深い問いを持つことが重要であると言います。

この講演を経て、あなたは何を大事にしたいのか、どう生きていくのか、そんな大きな問いをいただきました。


自身の思考にアクセスし、会社の未来について考える―研修の場

2021-11-24 13:52:46 | ダイバーシティ

皆さん、こんにちは。

(有)人事・労務の白川と申します。

先日、長くお付き合いさせていただいている、弊社顧問先のリーダー研修に同行させていただきました。



いかにマーケティングを強化していくのか。

 

そんなご相談を受けての今回の研修でしたが、

マーケティング=いかに共感を集められるか、という時代。

先ずは、自分たちは何者であり、自分たち自身何に共感し、共に働いているのか。自分たちは、社会にどういった価値を生み出し、共感を得ていくのか、を探ります。

 

共感デザイン実習ということで、今回は「ビジュアルカードワーク」というワークを通して、会社の未来について対話をしながら描いていきます。

このワークでは、弊社メンバーで作成したビジュアルカードを使用しました。

いつもと違ってなるべく言語に頼らず思考し、言語にできない、または言語化する以前の潜在意識にアクセスしていきます。

なぜ私達はこの職場で働いているのか?

私達にとってこの職場とは何なのか?

 

ビジュアルカードを基に自分の内にある思考と繋がり、対話を通して互いの想いを知り、自分たちの所属する会社の今後について考えていく。

このカードは、実は毎年弊社で行っている日光街道を歩くイベント「日光街道太陽のもとのてらこや」で、道中に出会った風景やものを参加者がそれぞれ撮影した写真です。

当たり前ながら、撮影者とは全く異なる見方で解釈されるカードたち。

視覚的なものが与えられることにより、曖昧で漠然とした自分自身の想いに気づき、意味づけすることができる。

現代社会では、お金のつながりや、物事を成し遂げる手段としてメンバーを物質化して見てしまっている所があります。しかし、実はバラバラに見えるメンバーは、深いところで繋がっており、エネルギーを交換し合う共に生きていく仲間なのです。

ワークは大変盛り上がり、活発な対話が行われていました。

次回の研修は、今回皆さんから出てきたキーワードをもとに、メンバーおのおのの在りたい姿と会社の社会的意義が重なった、一つの言葉へとまとめていきます。

職員の皆さん一人ひとりが、未来をつくっていく。

この研修の場を通して、よりよい会社の未来に繋がる気づき、きっかけが生まれていることを願っています。


お金には換えられない私たちの活動の意義ーよみがえれ!浅草田圃プロジェクト「芋掘り」

2021-11-22 21:17:37 | 地域貢献

皆さん、こんにちは!(有)人事・労務の白川と申します。

 

弊社が母体の903シティーファーム推進協議会では、よみがえれ!浅草田圃プロジェクトと題して、地域の方々との稲や江戸野菜を育て、農と食を地域に取り戻す、活動の場を持っています。

今回は、年内最後の活動として、秋葉神社さんで芋掘りを行いました。

春に植えたお芋ですが、去年は不作でほとんど獲れず、今年もイモムシの大量発生により一時葉が枯れてしまうという経緯もあり、ちゃんと育っているのか、メンバーはドキドキしながらこの日を迎えました。

 

努力したからといってサツマイモができているとは限らないと前置きをしながら、いざ掘ってみると、なんとたくさんのお芋が次々に土の中から出てきました!

「あった!」

「ここにもあるよ!」

歓声を挙げながら、いきいきとした表情で夢中になって掘り進める子どもたち。

そしてそれを見守るお家の方々。

903メンバーと地域の方々の交わり。

そんな光景を見ながら、私たちが見たかったのはこの景色だったのだ!と心の底から感じました。

 

ここまでの過程は大変でしたが、だからこそこの光景・時間に価値が生まれるのではないかと思います。

収穫後、みんなでいただいた焼き芋の味は格別でした。

たくさんの笑顔と共に、皆で喜びや美味しさを分かち合う。

そこにはお金には換えられない、生きていく上での幸せ感・満足感につながるような価値があるのではないかと感じます。

今回の活動を経て、私たちの活動が価値あるものであり、その価値を作り続けていく必要があること、改めて活動の意味を問い直すきっかけをいただくことができました。