中小企業のES=人間性尊重経営のパイオニア/有限会社人事・労務 ES組織開発・人事制度改革ブログ

社員の幸せ、職場の幸せを基準に経営を、社風を変えたいと本気で思っている社長さん・人事担当者の方へのエールをあなたへ!

小さな生態系を育てる組織の循環

2022-08-31 11:24:27 | 組織開発・社風改革

弊社には、7年前より変わった水槽があります。

私は、この日から、この水槽を維持管理する日々が始まりました。

今日はその水槽についてお話ししたいと思います。

それは、2階建てになっていて、1階で魚を育てつつ、2階は植物を育てるというものです。

その仕組みを簡単に説明すると、微生物である好気性バクテリアの助けによって、魚のエサの残りや排出物を2階の植物は栄養素として吸収し、そして植物に浄化された水を再び魚がいる1階の水槽に戻すという次世代循環型農法と呼ばれているシステムです。

アクアポニックスと妙名された、この水槽は、見る楽しみ、育てる楽しみ、食べる楽しみという3つの楽しみを与えてくれます。

小さな生態系を学ぶのにも最適です。

但し、この水槽は維持管理するのがとても大変です。特に弊社ではこの水槽を日本での発売初期に購入したため、ガラス張りで2階部分の取り外しが効きません。

しかし、どうやら1階部分の栄養素と2階部分の消化作用がうまくマッチすれば、

本当は掃除なんかしなくても良いと聞いた時があります。

水槽の生態系のバランスが絶妙ならば、

魚と植物は助け合いよりよい環境で自然に生きていく。

そのためには、水質やエサの量、植える植物等々・・

考える要素は多様にあります。

さてこの度、このアクアポニックスの維持管理が若手に引き継がれます。

ただでさえ、維持管理が難しい水槽を業務の一環として行うことは、副次的に社会人として備えておかなければならない基礎力を養うこともできます。

今後、この水槽がどのように進化していくのか?

楽しみにしています。

 


「100年住みたい台東区を実現する」

2022-08-24 18:46:10 | 地域貢献

”地域の幸せな暮らし”をテーマに、「100年住みたい台東区を実現する」を目標に掲げる、台東区議の拝野健氏にお話を伺いました。

SDGsの次の新たな世界観として、Well-being(ウェルビーイング)という言葉が注目されています。

コロナ禍を機に「自分にとっての幸せとは何か」を問う時間が増え、幸福かどうかが人々の価値判断の基準になりつつあります。

国も各種計画にウェルビーイング関連の重要業績評価指標(KPI)を設定し関係府省庁連絡会議を発足させました。

国内総生産(GDP)のような従来統計とは異なる視点で、社会の豊かさを計測する試みです。

地域が協業できる仕組み、その協業する中で生まれる“話す”プロセスが大切なのではないか、と拝野氏。

私と拝野氏との出会いも、私たちが秋葉神社(台東区)を舞台に主催する”よみがえれ!浅草田圃プロジェクト”が、出会いの始まりでした。「農地”0”の台東区に、最初の”1”を」と掲げ、思いが重なる地域の親御さんたちが参画しています。大人も子どもも関係なく、指示がなくとも、楽しく善くハタラク姿を示してくれます。



町会やお祭りに残っている、地域コミュニティから、郷土愛のような思いが生まれ育まれる。その先に、地域に根付いた仕事が生まれてくるのではないでしょうか。



荒川区では、区に住んでいる人たちや、区で働いている人たちが、幸せを実感できる区政を目指して、「荒川区民総幸福度(Gross Arakawa Happiness: GAH)」を作成し、この指標を用いて、区民の幸福度を向上させるための取り組みを行っています。

「健康・福祉」「子育て・教育」「産業」「環境」「文化」「安全・安心」の6つの分野の指標によって構成され、伝統行事やお祭りへの参加など、様々な地域とのふれあいの機会を通じ、人々の絆や地域のつながりを強め、誰もが幸福に暮らせるあたたかな地域社会の実現を目指しています。



これからの時代の、”地域の幸せな暮らし”とは。



ウェルビーイングとは、個人で完結するものではなく、人や地域、自然、そして過去や未来との繋がりから生まれる共有された概念として、ウェルビーイングという状態を各々の結びつきの中で育み、感じていくものなのではないでしょうか。

 

区議から区長へ一般質問を行う際に、拝野氏は他区の動向を調査したり、士業を含む専門家へ意見を求め、専門家と一緒になりロジックの組み立てを行っているとのこと。

記憶に新しい、コロナ禍の雇用調整助成金の社労士署名の撤廃や労働保険の年度更新提出期限の延長等に際しても、「今、何が台東区全体で求められているのか。」を、議員の先生と確認しながらやっていくことで、私たち社労士も、社会的に意義があることを我々もやろうとしているんだ!と実感を持ちながら、取り組むことが出来た機会となりました。



ウェルビーイング元年、幸せな働き方の追及と、繋がりを大切にする会社、そして、活気ある地域社会の創造へ、皆さんと共に、取り組んでいきたいと思います。

 

↓こちらから、放送をご覧いただけます。

だいすけ!えりな! 聞いてガッテン!下町しまうまラジオ(2022.8/23放送)
「身近な政治~地域の幸せな暮らしと政治について考える~」▼


ウェルファイアカデミー 中間交流会

2022-08-22 12:41:43 | 地域貢献

先日のウェルファイアカデミーの中間交流会。

ここ最近の弊社の決まりごとになっているゼロ次会からスタートし、さっそく本会へ。田心カフェの料理を振る舞っていただきながらの事前に全員コロナの抗体検査を徹底しての交流会スタート。

ゲストにeumoさんのコミュニティでお世話になっている小暮さんと昨年のアカデミー卒業生で私達の田心カフェでもお世話になっている、コミュニティカフェを綾瀬で運営しているあやせの縁側の森川さんにミニセミナーをしていただきました。

小暮さんは、自身の大きな事故に見舞われ死の淵をさまよった体験から414(よい死)カードなどの活動をお話をしていただき、今の時代の死を日常から見えなくする風潮がかえって生きる歓びを貧相なものにしているのではという投げかけに参加者の皆さんに大きな気付きをいただきました。

森川さんからは、縁側というウチでもソトでもない大切な空間、時間を皆でつくっていく大切さそしてお金では得られない働く、生きる歓びを参加者の皆さんに投げかけていただき、起業のネックになるお金への執着やウェルファイ的な起業とは何かを皆さんと更に深めていく大切さを、私達のOB実践者として2期生の皆さんにアドバイスをしていただきました。

講師陣からはアカデミーの最終講義で登壇いただくNPO法人協同労働協会 OICHI の代表理事坂佐井さんから激励の言葉をいただきました。

坂佐井さんの団体は多数の起業家を輩出し今や地域の働く豊かさを創造する団体としてなくてはならない存在。坂佐井さんの団体立ち上げのご苦労された話しを交えいかに自分のありのままを大切にし自分を信じ、仲間を信じて皆さんの社会に対する志を大切に育て起業を実現してくださいとご挨拶をいただきました。

今回の交流会を通して感じたことは、間の大切さ、
生きる歓びを識るためにはその反対の死の深さを識ること、縁側というウチでもソトでもない間の豊かさ、
そして、理屈や見える世界とつながりや地域の歴史といった目に見えないものの間を身体で感じることまさに、ウェルビーイングの世界は、頭と身体が離れとかく理屈や知性といった頭ばかりが一人歩きする中でまさにフィジカルな身体で感じ心でわかるそんな起業を大切にしていくこと何だなと皆で後半もウェルファイを共通基盤にしそれぞれがそれぞれの豊かな学びを皆で深めて行こうとお互いで確認する素晴らしい場になりました。

共に学べる仲間に感謝です。