いきいきらいふブランドで介護事業を展開されている株式会社RARECREWさんの20周年パーティーに畑中と参加してきました。
株式会社RARECREWさんは、私達が公私ごちゃ混ぜでお世話になっいる会社さん。私達としては会社という組織の枠を超えたコミュニティとしてともに職種は違えど地域に一緒に価値を創り続ける仲間。
今回のパーティでさすが業界の変革者、株式会社RARECREWさんだなと3つに絞って感じたままに。(あくまでも私の独断と偏見で)
まず日下部社長の思いが社内に浸透しそれが職場の勢い(イズム)をつくっている。会社の晴れやかさ多様さの中にも秩序がそこにある。20年の歴史の中で日下部社長が代替りをする節目の時の日下部社長の熱意が伝わってくるエピソードを伺った。
日下部社長が、社長就任する社員総会で社員たちに申し渡したことは、
「明日の社員総会では皆さん退職届をもって出席してください! 」
という一言。
最近、弊社でも、ソースプリンシプルという考えを探究しているが(詳しくはこちら▼)、まさに日下部社長は、ご自分でもイズムと言ってるように日下部社長が持っている多彩な色が職場を愛で包み込み、当事者意識をもってメンバー一人一人が、それぞれの色を職場という舞台で放ち、伸び伸びと人間性を発揮しそのエネルギーが職場へ地域へと循環しているのだ。まさしく日下部社長はソースであり多彩な大勢のメンバーがスペシフィックソースとして存在感を放っている。
それは、来年4月入社組の新卒者たちの挨拶でもそれがわかる。採用面接の時にピシッとリクルートスーツできめて来たら採用担当者からネクタイを取って面接しようと言われたというエピソード、そして私達がお世話になっている伊藤さんのワインレッドのスリーピースなかなかカッコイイ。皆、日下部社長が、好きである。(ようにみえる)
会社にネクタイをとってまるごとの自分をぶつけてこいという姿勢が学生の彼の心を掴んだのだ。
2点目は、今話したように日下部社長のソースとしての多彩な色は、新卒内定者の面々を見てもわかる。思慮に富んだ学生、勢いのある学生、関係性を大切にする学生などなど多様な個性あふれる学生達にそれが反映されている。思慮深さと勢いという両極の学生を採用する懐の広さである。
そして3点目が来賓でご挨拶されて業界団体理事長の斉藤氏からの株式会社RARECREWさんの姿勢から。
日下部社長は業界内での旗振り役。介護報酬についての動きや3kと言われる介護業界のイメージを変えたいと必死に取り組んでいるという紹介。
マルシェ事業部という株式会社RARECREWさんの試みに弊社も田心カフェとして関わっているが、その事業部の成り立ちを取締役の久住さん、そして田心カフェでともに地域を豊かにしていこうと同志として関わって頂いている伊藤さんから伺った。
お年寄りの方達に自分で好きな物を選ぶという人間性の豊かさをいつまでも大切にしてほしい、買物難民の課題を解決したいと言う願いからそれは生まれたと言う。
イノベーティブな会社は自社視点からだけでなく、地域、生活の視点から客観的に自社を観る。
お金を稼ぐという視点は会社である以上それは私達に一定の豊かさをもたらすことは、否定しない、しかし、地域や暮らしと切り離されお金を中心とした近視眼的な見方だけだとどうしても業績を、単年度でみてしまう。そして何よりも合理的なものの見方に偏った職場からは、株式会社RARECREWさんの職場から発するワクワク感を醸し出すことは出来ない、マルシェ事業部のようなある種、採算度外視(?)で始まるような新しい事業の創発は起こらないのではないか?
先日の田心カフェ主催の秋葉さまの田心マルシェに株式会社RARECREWさんにも参加いただいたが、「小さなイベントなので出店していただいても採算見合わないかもしれませんが、よろしいですか」とお声をかけたところ、「いやいや職場でどんな商品を出すか皆で盛り上がっています。もうそれだけで満足です」と株式会社RARECREWの伊藤さん。
そこには、弊社が目指す半市場経済、雑の経済が存在していると思う。会社を組織という側面からだけでなくコミュニティの側面の両極で職場にエネルギーが循環し続けている。
株式会社RARECREWさんの姿勢が介護業界のイメージを変え若者を惹き付けイノベーションを起こし続ける。そんなあり方が堂々たる20周年の社歴を積み重ね、次の20年につなげて行くのだと私は思う。日下部社長のソースとしてのあり方は私にとっても大いに刺激になるそんな場でした。
最後になりますが、私にはありがたいことに風変わりにも私を師匠と言っていただける優秀な弟子たちがいるのだが、畑中が日下部社長より二十年の感謝にと花束を贈呈してもらった。こんな嬉しいことはない。
まさに、青は藍より出でて藍より青しである。