今回、確か5回目(だったかな?)のフィンランドとエストニアでのワークショップに参加しました。ボディーワークのときは右脳で感じて、そして、通訳をするときには左脳をフル回転で働かせるので、時々、脳がストップしてしまう事もありましたが、何とか無事に最後のワークショップを昨日、終えました。
素晴らしい先生の講義が私の頭の中を通り過ぎて(?!)行きました。ワークのときは、私も一生懸命で、その言葉を考え、吟味し、味わう事ができませんでしたが、ペルーに帰って、よく反芻します。
とにかく、あまりにもすごい内容で、私の乏しい知識と教養では、完全に理解する事ができなかったかもしれません。でも、そのセオリーをボディーワークを通して、体感する事が我々にはできるので、頭では理解し得なかった内容も、私の細胞の中にあるDNAのほうでは、ちゃんとキャッチしているのかもしれません。無意識の世界、心理学ではなく、もっと身体の奥深くにある“何か”が、見えなくても、聞こえなくても、ちゃーんと受信してくれているのを感じます。一、二の、三で、すぐには結果が出ないかもしれないけど、ちゃんと、ちゃーんとキャッチしているんです。そう信じます。
とにかく、ボディーワークは“凄い”んです。私たちの身体というのは、“小宇宙”といっていいくらい奥が深いんです。
今回も、フィンランドに来る前、ペルーにいるときには、けっこう自分の健康には自信がありました。自分と同年代の人たちと比べても(本当は、人と比べる必要はないんだけれど)、自分はまだまだ元気だと思っていました。しかし、ワークショップで、たくさんの人たちとローテーションしながら、ボディーワークしていくと、いかに、自分の身体がかたく、たくさんのブロック(経絡の滞り)が身体にあるかというのを、思い知らされます。
そして、“身体がだいぶ緩んできてハッピー!”と思っても、この重力のある地球に住んでいる限り、そして、二本足で立って生活している限り、一番上に乗っかっている重たい頭を始め、身体の各部が、重力によって、歪んできます。それから、自分の感情、気持ちによっても影響を受けて、身体が硬くなってしまいます。身体の健康管理というのは、生涯かけてやってゆかなければならない、一生ものだなと、つくづく感じます。自分の身体と対話しながら、身体の声を聞いてあげて、労わってあげる。相手から施術されていて、ものすごく痛いときもあるけれど、そんなときは、“感謝!”と思うと痛みも消え、ブロックも緩んできます。とにかく、毎日毎日が修行のようなもので、また、そう思うと、すべてを受け入れ、“感謝”の気持ちが湧いてきます。
最後に、私を暖かくそして厳しく指導していただいた倉富先生と、いつも明るく癒してくれた堀さん、そしてフィンランド、エストニアの仲間たちに感謝いたします。彼らのことを想うたびに、私の胸が熱くなってきます。
あの大きな少年、マルトの純粋なまなざしには、私の硬結(経絡の滞り)も春の雪が溶けるごとく消えたようです。
今回の滞在で、私の心がクリーン・アップされて、新しい炎がともされました。また明日から、元気に人生を歩めます。
キートス! そして、アイッタ!
(フィンランド語とエストニア語で、『ありがとう』の意)
本当に皆さん、ありがとうございました!!!
秋田
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