ゆっくりとした時間を過ごしました。畑に行くと、赤いダリアの花が8分咲きで私を迎えてくれました。草取りをした時、抜こうかなと思ったけど止めたのは、まだつぼみがあったからです。ほとんどの夏野菜や花達も咲きそろい、楽しませてもらったので、秋野菜を植えるのに邪魔だと考えたけど、何故か抜くのをやめました。今日は畑に誰も居ません、静かな畑で思いました。このダリアは誰かを反映しているのでは、盛りを過ぎて次世代に移ろうとしている頃、つなぎの隙間をぬって咲き零れる、人それぞれグットタイミングがあり、生かすも殺すもその人次第。俄然還暦過ぎて出て来た才能は、遅すぎるかもと思っていたけど、こうやって遅咲きのダリアを見ていると、最後の最後に花咲かせる妙技は、経験者だからこそ出来る、先に咲き誇った花達はもう見る影もなく、雑草 と共に袋の中に、時期離れのダリアは、回りは茶色の畑でひとつだけ、可憐に咲いて、一層美しく見え、ほめて上げたくなりました。
得丸さん
8月27日
夕方7時少しに202号に到着。誰もいなかったら電灯を点けるのを止めてみようかと思いながら来たのだが、幸いにも大崎さんがいてくれて10分程で引継ぎ。
7時15分 大崎さんがいなくなって一人になる。三脚にカメラを装着していろいろなアングルでストロボ露光と三脚にカメラを装着して長時間露光で家の中を撮影。照明を邪序 に感じたので順番に消して行く。丸いストゥディオを最後に消して全て消灯。ぐるぐる部屋の中を回って写真をとりながら部屋の中を歩く。
7時50分
まだ40分ちょつとなのだけど結構疲れた気分。一休みして日記を書くことにする。シャワーと行きたいところだけど、旧石器時代の洞窟シャワーはないのだから、少しがまんしてみる。
8時 再び消灯する。さてこれから どうしょう。
続く
得丸さんはご自分のブログで反転住宅滞在記を書いていられますので興味ある方はどうぞ。
http://www.milestone-art.com/htm/sp/tokumaru-in.html
留守中に反転住宅を開放、大崎君と得丸さんに27日間の使用権を渡して渡欧しました。反転住宅202号の掟の使用日記を書いて頂く事、礼節を持って御使用下さい。ゴミ出し日は厳重にお守り下さいとお願いしました。
反転住宅体験日記は私の帰国を待っていてくれ、読まれるのを喜んでいるようでした。お二人の体験からまた改たな反転住宅使用法を教えられたり、お二人の訪問を反転住宅は喜んでいるようでした。面白く読ませて頂きました。ブログに書いても良いと許可を頂きましたので、部分的にシリーズで紹介いたします。
8月26日
部屋に入って20分くらい独り言が止まない。球体の部屋に入るとすぐにでも生命位相学者にでもなれる。特に右耳と左耳での声の分節化、声が外からやって来るように感じられるのを確認できた。球体の部屋の外に声を出しながら出ると差が良く分かる。部屋全体が家族の様に結ばれ、どこに居ても全体の部屋と共にある気がする。だが平面の部屋だけは別で、この部屋に入ると他の部屋との断絶感がしないでもない。孤独になる為の部屋なのか?