感謝、感動、感激という漢字の意味を考えるとき、言葉に
することは難しいけど、体ごと自分が高まった時には、自然
に感謝という言葉が出てまいります。
このたびの縄文祭りの、エストニア人11人も、「日本のこの
ような所に連れて来て頂き感謝で一杯だ」と、感想を述べてい
ました。
日本の田舎や文化的ことを、地道にやられている方の所を選
んで、エストニア人をお連れしました。
11人も10年前でしたらとても考えられない数の人たちが、
日本に来ることが出来ました。
チェルノイブイリ原発事故の放射能汚染、旧ソ連からの侵略の
中から立ち上がった25年、エストニア人は物凄く苦労をして
来ています。
ちょうど日本の戦後の廃墟と似たものです。
苦労を感謝の気持ちに変えるところまで、エストニア人は
人間性が高まったという事です。
旧ソ連時代エストニアは貧しかったけれど、心は無くさなかっ
た。エストニア人の成功は先祖の文化を水面下で育てて来た事
です。
だからこそ今、Euでもトップクラスの国に入るほど、力をつけて
これたんですね。
参加者はほとんどが女性で、今の社会のバリアフリーを突破させる
力が隠されているように思います。