Jose's FANTASY SPORTS!

アメリカンフットボールを中心にスポーツ好きで、カントリーギター好きのJoseによる雑記帳です。

3弦に1トンの力をかけたら3弦トン...というシャレは実際にはできないのだの巻

2022年05月29日 22時30分33秒 | 音楽
[ 最近の出来事 ]
先日、リペアに出したギターは、実はGW前に修理を終えて既に手元に戻ってきておりました。
今は、弾く時だけ弦を張って、弾き終わったら弦を緩めています。

もともと、張りっぱなしにした理由は、張って緩めてを繰り返すと、すぐ弦が切れるから。
これは、物理的な問題であるため、ギターを修理したとて状況は変わりません。

修理後にも、3回め位のチューニング中にやっぱり弦が切れました。
ちょっと心が折れかけたけど、切れたのが3弦で、ハっとなりました。

そういや修理の際、弦がすぐ切れるから張りっぱなしにしていた話をしたら、ギター屋さんが、しきりに「3弦が切れませんか?」って言ってたな。
その時は、特にそんな事は無いような返答しちゃっていたけど...。

張りっぱなしにしていた頃は、弦が切れるなんて事はほぼ絶対に無かったので、あまり細かく気にしていませんでした。
でも、よくよく思い返すと、確かに買った直後に弦が切れていたのは、3弦だった事も多かったかも。

と言う訳で、恥ずかしながら、今更ちょっと調べてみたところ...。

ギターに限らず、おおよそ弦楽器の弦というのは、同じ長さでも、太い弦は低い音が鳴り、細い弦では高い音が鳴るという原理になってます。
5弦バンジョーとかマンドリンみたいな複弦構造のものは例外として...

低い音を鳴らす6弦が一番太く、高い音を鳴らす1弦が一番細い。
...というのは、正しいけど正しくないんですね。

ギター弦は、6本の弦で1セットですが、
高音弦はプレーン弦。
普通に金属を一本の細長い糸状にしたもの。

でも低音弦は、ワウンド弦と言って金属を細長い糸状にしたものに...

糸状の金属を巻き付けた構造になっています。

 ↓


エレキでは、1~3弦がプレーン弦、4~6弦がワウンド弦になっているのが普通。
アコースティック用のセットは普通、1~2弦がプレーン弦、3~6弦がワウンド弦になっています。

長く弾いていたけど、一定以上慣れてからは弦を切る事なんてほとんど無かったから、考えもしなかった事。(恥;

アコースティック3弦の芯線は、1弦より細いらしい...。
ギター屋さんの「3弦が切れません?」の真意は、そういう事だった。

確かに、その後もほどなく3弦がぷっつりいく事象が発生して、確信にいたりました。

ギター屋さんが言っていた
「3弦は張りっぱなしにして、他を緩めるとかするといいですよ。」
に従うとしよう。

としてから、弦がすぐに切れる事は防げるようになりました。

1弦も細いから、切れたケースも1度あったので...
現在は、
3弦は張りっぱなし。
1弦は、1音位だけ下げる。

という方法でしのいでいます。

実際のとこ、これまでより練習時間が取れなくなってしまったので、平日は張りっぱなしの方のギターを使い、Martinは休日にまとめて時間を取る時に弾くようになったため、そもそもチューニングする回数が減ったから、フラットに比べられないんですけどね。
でも、実感としてすぐに切れる状況はかなり改善されています。

毎度、ヒヤヒヤしながらチューニングするのも、さぁ弾こうって時に弦が切れたりされると、萎えますからね。
状況が改善できて良かったです。

今でもチューニングする時はヒヤヒヤしていますけど、そのうち慣れるかな。

とまぁ、こんな話が、誰かに何かの参考になりでもしたら幸いです。

BGM♪ Jumping the Strings / Marcel Dadi(feat. Steve Morse, Albert Lee)
チューニングしてる→そもそも、そこまで張る事を想定している張りなはずなのに、弦が変な音を立てて飛び跳ねるの感じ。
ほんと萎えますよね~。
一方、この曲は萌えますね。
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予定外の高額出費とその背景

2022年04月09日 15時30分43秒 | 音楽
[ 最近の出来事 ]
ギターに限らず、弦楽器というのは、張った弦をハジくなり擦ったりして音を出します。
張り具合を加減して、音の高さを調整する構造ですね。

クラシックギターで無い、フォークギターなどのアコースティックギターの場合、木製のネックに対して、鉄製の弦が張られて、常に張力をかけているので...


通常は、木製のネックに対しては強すぎる張力がかけられています。
ちょっと検索した感じでは、その力はおよそ70kgもあるとか。

感覚的に、確かにそん位あるだろうな~と思います。

そんな訳で、大抵の場合ネックは、弦の張力によって弓なりに曲がっていきます。
これが、いわゆる「順反り」という状態。


こうなると、特に真ん中辺では、ネックと弦が離れる(弦高が上がる)事になって、エラく弾きにくい状況に。

ここから、ギターに関わる人々の間で長年論争が繰り広げられているのが、
ギターを弾かない時には弦を緩めるべきか否か!?
というテーマ。

チューニングした状態で放っておくと、当然、鉄の弦が引っ張る力が継続してかかっているため、ネックの順反りは進行してしまう訳で...。
こちらの説を信仰される方は、弾く前に毎度チューニングをして、練習その他弾くのが終わったら、また弦を緩めるという事を繰り返します。

こうして、ネックを休ませて順反りの進行を遅らせるという訳です。
明快。
デメリットも明快で、毎度チューニングするのが面倒くさい。
あと、弦が切れやすくなります。

逆に、チューニングした状態のまま:張りっぱなしにしておくのが正という信望者もいます。

毎度チューニングするのが面倒くさくて、弾かなくなったら意味が無い
という、一部言い訳的な理由の他に、
・張る/緩めるを繰り返す事で、かえって木製のネックにとってはダメージになる
・もともとギターは、弦の張力がかかる事を想定して作られているから、変に緩めない方が良い(一部のメーカーでは、確かに張りっぱなしにしておく事を想定してつくっているそうで、それを推奨していたりもするそうです。)
という事を主張される方もおりまして...。

で、いまだにこの論争は決着はついていない(し、たぶん、永遠に決着しない)のですが
自分は、シンプルに面倒だから張りっぱなしにしていたのです。

2017年に購入して、はや5年の愛器、OMC-28Eくんですが...


ネックの順反りがだいぶ進んで12f辺りの弦高がだいぶ高くなっていたので、ネック調整をしてもらうべく購入したギター屋さんに持っていきました。

一応、ネックの調整は自分でトラスロッドまわせば対応できる仕組みなんだけど、反りが結構進んでいたし、あまりグイっとトラスロッドまわすとネックを痛める危険性もあるからね。

で、持っていったところ...

冷静にSHOPのお兄さんが説明してくれました。

ネックが順反りして曲がっている事の他に、
ネックとボディのジョイントも浮き上がってきている事
TOP板が少し膨らんで浮き上がってきている事
と、複合的な原因がある事を。

3番目が、あまり進んでしまう前で良かったけど、2番目のジョイントまでが起きていると、そう簡単に解決できません。
というか、ギター屋さんに持っていって良かった。

とりあえず、ネックをいっぺん取り外さないとという事で、そこまで含めたリペアをお願いする事に。

この修理代が、ひとつ前のメインギターが3本以上買えるくらいのお値段に。
店員さんに、明るく「このギターを買いなおす事を考えたら安いもんですよ」的な事を言われて、まぁそれもそうだなと...(か?)。

一応、ナレッジ共有として、例の論争にひとつ加えておきます。
YAMAHAのギターは、ウン十年とチューニングしっぱなし。
でも、ネックは一度トラスロッドをまわした位で、それ以降、現在も特に演奏しにくくなるような順反りは起きていません。

同じ部屋に同じように置いているギターで差が出ている訳で、結局のところ、弦を緩めるべきか?は、個別のギターによって正解は異なるもののようです。

YAMAHAの場合、国産で、湿度の高い日本の気候をよく知る人たちが生産を統括しているからかな。
湿度が高い分、木製品は柔らかくなって曲がったりしやすくなるみたい。

あと、OMC-28Eは、持った感覚でかなり木材が薄く作られている感じがあって、その辺も影響を受けやすい要因かもしれません。

だから大まかに言って、国内メーカーのギター海外ブランドのギターでも、傾向が異なりそうですよ、という事で。

今は、まだ修理中で今月中に戻って来る予定。
無事帰ってきたら、今度は弦を緩めるようにします。(元々、購入直後はそうしていたんだけど、弦がちょいちょい切れるから、緩めなくなっていた。)

この春にアコースティックギターを買った人は、是非ご参考にしてみてください。

BGM♪ Let the Sun Shine In / Buster B. Jones
冒頭のフリーPlay 1:23~とか、その後で、ネックベンド:順反りを自分で起こして音程を下げる危険技が見られます。
素人は、マネしちゃダメダメ。
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保守的世界での新世代の台頭

2021年10月01日 19時08分06秒 | 音楽
[ 最近の出来事 ]
先日掲載した、IBMA(the International Bluegrass Music Association)の受賞者が発表され、
GUITAR PLAYER OF THE YEARは...

ビリー・ストリングスが受賞!


彼は、さらに最重要部門、Entertainer of the yearも受賞となりました。

いや~凄い充実ぶりです。

そして、先日の記事では、GUITAR PLAYER OF THE YEARノミニーに入って来て欲しい新顔に挙げていたゼブ・スナイダーさんですが...。

Instrumental group of the yearと、New artist of the yearという賞を受賞しました。
アパラチアン・ロード・ショウというバンドで。

Appalachian Road Show Performs “The Appalachian Road" | Jukebox | Huckabee


ゼブさんのソロもたっぷり聴けます。

ブルーグラスのギタリストは、みんな超絶技巧を備えている事が前提で、そのうえでこうやって競い合ってるので、もう近年の演奏者は、ほんと超人レベルなんですよね...。

まだまだ、これからも楽しいギタリストが出てくる事でしょう。
来年のIBMAも楽しみです。

BGM♪ Heartbeat of America / Billy Strings
ブルーグラス界のビリー・アイリッシュのような新世代感ですが、やっぱり古典的・伝統的な技術の上に成り立っている。
こうした世代も、どんどん受け入れて発展させている事が、今回の受賞でも伝わってきます。
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今年も芝は青い

2021年08月13日 11時05分12秒 | 音楽
[ 最近の出来事 ]
しばらく前に、今年のIBMA(the International Bluegrass Music Association)の2021年各賞ノミネートが発表されていたのですが...。

気になるGUITAR PLAYER OF THE YEARにノミネートされた顔ぶれがなんと!

Trey Hensley
Billy Strings
Bryan Sutton
Molly Tuttle
Jake Workman

昨年と全く変わらず。
受賞者は変わるんでしょうか。

このメンツは確かに鉄板であり、いずれ劣らぬ強者。
異論があるって事は無いんですが、やっぱり同じ顔ぶれが続くのは健全で無い気もしてしまいます。

ここに食い込んできて欲しい存在も、もちろん存在してます。

是非食い込んできて欲しいのは、まず

トミー・ミゾーニ
Heartbreak Number Nine - AJ Lee

1:18辺りからのソロとか、よく涼しい顔で弾くよね。
周囲にこれ位弾けちゃう人がゴロゴロしてるから、自分で凄いとは思って無いのでしょうかね。

やっぱりアルバムとか出して評価される、という実績が足りないってとこでしょう。

でも、子供の頃から有名人。
スリーピーマン・バンジョー・ボーイズ: ブルーグラス音楽の達人ニュージャージーに現わる

0:40辺りから1曲めソロ。
4:15辺りから短いけど2曲めソロ。
7:13辺りから3曲めソロ。

まだ、コテコテなコピーPlay感はあるけど、そもそもそれができないよね、普通。

この頃は、バンジョーの子がフィーチャーされてたけど、一番激戦区なギターでトミーくんが頑張ってるのは素晴らしい。
こういうフックもあるから、実績ができてくれば「あ、この子か~っ!」ってなる分、有利。

昨今はロックを聴いて育って、そこからブルーグラスに入って、ロック風味を活かしたPlayを魅せる人も増えている中、多少強いられてる感はあるものの、幼少の頃から伝統的なブルーグラスのステージを数多くこなしてきた強みが絶対あるはず。
思い切って、ギターアルバムをリリースするとか...できたらいいね~。

お次は
ゼブ・スナイダー
"John Hardy" - Zeb Snyder


この人も、スナイダー・ファミリー・バンドで幼少から経験を積んでるんで、そろそろこうした受賞歴があれば、グっと上昇気流をつかむ事ができそうです。

ご自身のスタイルが既に割と確率されてるのも強みで、割とソリッドな演奏の合間に唐突にロックテイストなPlayをブチこんできます。
(1:20過ぎ辺りからのパワーコードで的な展開とか、2:10過ぎ辺りからのPlayとかね。)
このコントラスト感が、ちょっクセになります。

この人こそ、ギターアルバム出して欲しいなぁ。

後は、既にノミネート歴があるけど、クリス・エルドリッジがやってる事は、ほんとに凄いんで、まぁブルーグラスとして評価するかどうかが難しいのかもしれませんが、何とかなるといいなぁ。

マーク・オコーナーも、今年はTOPICあるから、いっそノミネートして、何なら受賞してくれればそれこそとんでもない事になっていたんですけどね。

ベテラン勢を加えたら、とんでもない数の有力な演奏者が存在する世界。
だからこそ、新しい才能がどんどん発掘されて、こちらでもCD買えたりするといいですね。

まだまだ奥の深い世界で、聴いたり研究したりする方としては興味がつきません。

ところで、このGUITAR PLAYER OF THE YEARという賞。
今年からかな?
YAMAHAがスポンサードしています。

プロで、賞にノミネートされるようなブルーグラスギタリストは、概ね一様にマーティンを使っていると思われ。
他のギターを使ってる人もいるとは思いますが、YAMAHAを使ってる人はいなさそうな...。自分は、マーティン買うまではずっとYAMAHAだったけど。

でも、スポンサードしてくれるというのはありがたいとこですね。
これから、YAMAHAがこの世界でもプロが使うようなギターにして行こうとしているのでしょうか。

こちらも、この中に食い込んでくるようなら凄い快挙だと思うので、頑張ってもらいたいですね。(いやもう、既にそうなっていたりして?)

BGM♪ Banjo Player's Blues / High Fidelity
Song of the yearのノミネート曲。
チャーリー・モンローだけに、コテコテ。とても良いです。
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25年ぶりの続編到着

2021年06月27日 21時43分55秒 | 音楽
[ 最近の出来事 ]
先週の土曜日に届きました。

アルバム『Markology II』。

先日の記事で扱ったアルバムの続編です。
前作は、1978年リリース。
1961年生まれのマークさんは、その時....17歳!? 録音時は16歳だったかも...。

こちらの『Markology II』が届いてから、あらためてその辺調べてみて、追加で驚いた次第。
全然、そんな素振りのある演奏じゃなかった。

さて。
その続編『Markology II』は今年リリースされたので、43歳...誕生日が8月だからまだ42歳か。

それでも、前作から25年もの歳月が経ってからの新作は、どうやら盟友トニー・ライスへの追悼という意味合いのものだったようです。


聴いてみたところでも、あえてその辺を感じさせるようなPlayを入れたのかな?と思わせる部分もあったりします。

そして...25年経っても、老け込みみたいな心配は一切なし。
自由自在にギターを操る感じは、さらにグレードアップって感じですね。

そして、収録曲には前作同様、みんな大好き・トラディショナル曲もあり、カーペンターズありと、ごちゃごちゃ考える必要なしに楽しめる作りとなっています。

セインツ・ファンとしてはやっぱり終盤2曲のタイトルが

Kamala Boogie


Ease with the Breeze


というとこが気になりポイントですね。

と言う訳で、かなり上質なギターアルバムな事は間違いなし。
まだまだ聴きこみ続けます。

BGM♪ Freeborn Man / Mark O'Connor, Tony Rice, Bela Fleck,Sam Bush,Jerry Douglass,Mark Schatz
こちらはフィドルを演奏するマークさん。在りし日のトニーさんとの共演シーンです。
2:55辺りからマークさんがソロ入ります。続いてトニーさんのソロ。
場にいる全員が凄まじい演奏のステージです。
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