[ NCAA2012 ]
Pac-10(現・Pac-12)に、モリス・トロフィー(Morris Trophy)という賞があるそうです。
年間最優秀ラインマンに与えられる賞です。
オフェンス部門とディフェンス部門があり、それぞれ年間1名ずつが選出されます。
(もちろん、Pac-10(現・Pac-12)の中でね。全米範囲では、outland trophyというのがあります。)
たとえばディフェンス部門では、テディ・ブルスキ(1995年 アリゾナ大学)の他、テレル・サッグス(2002年 アリゾナ州立大学)、ハロティ・ナタ(2005年 オレゴン大学)などという名前が並びます。
オフェンス部門の2012年の受賞者は、スタンフォード大学のデヴィッド・ヤンキー選手。
昨年・2011年は、南カリフォルニア大学のマット・カリルが受賞。
その他、過去の受賞者としては、マット・カリルのお兄さん、ライアン・カリルも名を連ねています。
もっと古くには、さらなる名選手が名を連ねています。
現在のセインツにも、2名の受賞者がいます。
(なんか、その後は全然Pacじゃない地域のチームに行った選手が多い気がするなぁ。)
そして、この賞の由来がユニークです。
昔むかし、ワシントン大学のジョー・サンフォードというオフェンシヴタックルの名選手がおりました。
もちろん、OL選手など脚光を浴びることが無いのは、今も昔も同じ。
いや、昔の方がもっともっと地味な存在だった事でしょう。
そのサンフォードさんの奥さん、モリスさんが、賞の発案者だそうです。
おそらく「うちの旦那が脚光を浴びないなんて、おかしいわ~!」という感じだったのではないでしょうか。
そんな訳で、最高のラインマンを称えるこの賞を考案したのだそうです。
周囲の助けもあって、賞は具現化され、発案者の名前をとってモリス・トロフィーと名付けられ、1981年から現在にいたるという訳です。
ウォルター・ペイトン賞、ジム・ソープ賞など、Playerの名前がついた賞は数あれど、Playしていない人の名前がつけられた賞というのは珍しいのではないでしょうか。
そんなモリス・トロフィー。
小ネタとしては...1996年の受賞者は、この人でした。
(ちなみに翌年は、オリン・クルーツでした。)
ともあれ、これからも益々素晴らしいOL選手に名誉を与え続けて欲しいです。
BGM♪ She Lays It All On The Line / George Strait
モリスさんは、さらにメディアが選出するような賞にせず、真の実力者が選出されるように、と望んだそうです。
で、この賞はコーチとかが選出するようになっていたかと思います。
アメリカンフットボールの最も中枢部分は、全てスクリメージライン上にある!と言うのは、ある種絶対的な正解のひとつと言えますね。
Pac-10(現・Pac-12)に、モリス・トロフィー(Morris Trophy)という賞があるそうです。
年間最優秀ラインマンに与えられる賞です。
オフェンス部門とディフェンス部門があり、それぞれ年間1名ずつが選出されます。
(もちろん、Pac-10(現・Pac-12)の中でね。全米範囲では、outland trophyというのがあります。)
たとえばディフェンス部門では、テディ・ブルスキ(1995年 アリゾナ大学)の他、テレル・サッグス(2002年 アリゾナ州立大学)、ハロティ・ナタ(2005年 オレゴン大学)などという名前が並びます。
オフェンス部門の2012年の受賞者は、スタンフォード大学のデヴィッド・ヤンキー選手。
昨年・2011年は、南カリフォルニア大学のマット・カリルが受賞。
その他、過去の受賞者としては、マット・カリルのお兄さん、ライアン・カリルも名を連ねています。
もっと古くには、さらなる名選手が名を連ねています。
1982年 ブルース・マシューズ (USC) |
1994年 トニー・ボセリ (USC) |
1995年 ジョナサン・オグデン (UCLA) |
現在のセインツにも、2名の受賞者がいます。
チャールズ・ブラウン(USC) | セドリック・エリス(USC) |
2009年オフェンス部門受賞 | ディフェンス部門 2006年-2007年連続受賞 |
そして、この賞の由来がユニークです。
昔むかし、ワシントン大学のジョー・サンフォードというオフェンシヴタックルの名選手がおりました。
もちろん、OL選手など脚光を浴びることが無いのは、今も昔も同じ。
いや、昔の方がもっともっと地味な存在だった事でしょう。
そのサンフォードさんの奥さん、モリスさんが、賞の発案者だそうです。
おそらく「うちの旦那が脚光を浴びないなんて、おかしいわ~!」という感じだったのではないでしょうか。
そんな訳で、最高のラインマンを称えるこの賞を考案したのだそうです。
周囲の助けもあって、賞は具現化され、発案者の名前をとってモリス・トロフィーと名付けられ、1981年から現在にいたるという訳です。
ウォルター・ペイトン賞、ジム・ソープ賞など、Playerの名前がついた賞は数あれど、Playしていない人の名前がつけられた賞というのは珍しいのではないでしょうか。
そんなモリス・トロフィー。
小ネタとしては...1996年の受賞者は、この人でした。
ボブ・サップ(ワシントン大学) |
(ちなみに翌年は、オリン・クルーツでした。)
ともあれ、これからも益々素晴らしいOL選手に名誉を与え続けて欲しいです。
BGM♪ She Lays It All On The Line / George Strait
モリスさんは、さらにメディアが選出するような賞にせず、真の実力者が選出されるように、と望んだそうです。
で、この賞はコーチとかが選出するようになっていたかと思います。
アメリカンフットボールの最も中枢部分は、全てスクリメージライン上にある!と言うのは、ある種絶対的な正解のひとつと言えますね。