NFL2015 Week13 vs Car ～猫踏んじゃったとはいかず、踏まれたついでに偉大なる一歩を踏んだ～

[ 聖者の行進 ]
Week13

Team	1Q	2Q	3Q	4Q	total
Carolina Panthers	0	13	14	14	41
New Orleans Saints	14	2	8	14	38

極真空手の創始者 大山倍達さんが言うことには、
「ヒトは日本刀を持って初めて対等と言えるだろう」

という事だから、ネコどころか、ネコ科の猛獣相手に素手で戦ってFG1本差だから、結構頑張ったよね。

とかね。

案外、いい感じで追い込んだのに残念。

それにしても、ほんとディフェンスは、マズいなぁ。
相手も、要所に来たら#39のとこ、マーク外れるから大丈夫♪　って感じだもんなぁ。

相変わらずの反則工場だし。

まぁでも、せっかくいい位置で相手の攻撃を断っても、得たオフェンスで3＆アウトとか、やっぱりディフェンス陣も集中力、切れちゃうと思うんですよね。
多少はそういう事もあるだろうけど、あんまり続くとね。

その辺がうまく行っていれば、ディフェンス陣も「また、あいつらにいい位置でボールをまわしてやろうぜ！」ってなるんだし。
今いちOとDの、そういう一体感が無いのが、最大の問題点なのかもしれません。

というようなネガティヴ要素はさておき。

「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である。」
と言った宇宙飛行士さんがいましたが...

NFLでは、今季TFPまわりのルールが大きく変更され、まずキックの距離が遠くなった訳ですが。

同時に、これまでNFLでは認められていなかった、TFPのリターンによる得点が追加されました。

とはいえ、そんな場面はレアケース。
ここまで、どのチームにもその得点は生まれていませんでした。

「これは一人の選手にとっては小さな一歩だが、NFLにとっては偉大な得点である。」
と言えるかもしれません。

14-7とセインツリードで迎えた前半。
カロライナがTDを挙げ....昨年までなら、ほぼ間違いなく同点とされるとこ。

まずは、距離は遠いものの、動じる様子も無くTFPの準備。
相手キッカーがキック！　ここまで、特に何事も無い様子。しかし、この後
距離が遠い分、弾道が低いのか、ケヴィン・ウィリアムスがパット！
バチ～ンいってます。
弾かれたボールは、アンソニー#50の目の前に。
いきなり来たボールを冷静につかんだアンソニーが敵をかわす！
もともと、遮る敵がそれほどいるはずもなく、苦も無く前が開け…
あとは、独走～。
エンドゾーン目前！
これがNFL史上初のTFPリターンによる得点の瞬間。
今、まさに歴史は作られたのです。

アンソニーの目の前に、ボールが落っこって来たのではありますが...
最後のバウンドが、割と急激にアンソニー自身の方向に角度を変えたので、正面とは言え案外つかみ辛いボールだったと思いますが、冷静によくスピードを落とさずキャッチしました。

初の新ルールによる得点を、その年のルーキーが挙げたというのは、なかなかオツです。

逆転もあって、エンターテインメントとしては楽しい試合だったと思います。
セインツファン以外には。

とにかく、残り試合.......こういう個々の要素でも楽しむとしましょう。

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BGM: The First Noel / Emmylou Harris
新ルール施行のシーズン。
初めてのTFPリターンによる得点。たっぷり堪能いたしました。

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