[ NFL2021 ]
ドラフト指名順位なんてアテにならない。
下位指名からトップ選手になった例はいくらもあるし、ドラフト外からトップクラスの選手になった選手もいっぱいいる。
なんて話はよくあります。
真実ではありますが、一面的です。
そりゃ、そういった例が数多くある事は事実ですが、全体の中のどれ程の割合か?
という点を、敢えて隠したご意見です。
特にQBというポジションは、ドラフト上位指名される事が多いから、ハズれ例も多くなります。
しかしながら、特にQBというポジションは、やっぱりドラフト指名順が大事だと思います。
良いQBとかって言葉にすると曖昧なので、すべてのチームが目指すであろう頂点・スーパーボウルを指標とします。
AFLのドラフトとかが入るとややこしいので、1970年以降で10年ごとに集計してみますと...。
*70年代なら70年-79年。●年は、●年シーズン。スーパーボウルは、●年の翌年に開催されている事になります。
5行ずつ、上下二段に分けてます。
上段はスーパーボウル優勝(10年で区切っているから、勝利した先発QBはのべ10名)
下段はスーパーボウル出場(10年で区切っているから、先発したQBはのべ20名)
各段の1番上の行は、全体1位指名選手ののべ人数。
まぁ、マニングx2とか、ジョン・エルウェイ、トロイ・エイクマン辺りの事です。
その下1巡指名は、その彼らを含めた1巡指名選手。
その下は、3巡めまでの指名選手。(なので、1巡指名選手も含んでます。)
その下は4巡め以下の選手。
マーク・リピンとか、ジョー・サイズマンとか。
さらに下がドラフト外・補填ドラフト指名選手。
カート・ワーナーとスティーブ・ヤングの事です。
これが、上下二段になっています。
1巡指名の行を見れば一目瞭然。
どの年代も、優勝5~6回・出場9~11回、つまり約半分はドラフト1位指名選手がスーパーボウル優勝、出場の先発QBとなっています。
55回にも及ぶ長いスーパーボウルの歴史で、スーパーボウルに勝利したドラフト外の選手は2名しかいません。(うち一人は、補填ドラフトの全体1位...。)
とはいえ、からくりもあって、そもそも上位指名選手が多いポジションだから、人数の分布がそうなっている訳ですけどね。
でも、全体1位指名選手で見ると、そもそも1年に1人までしか発生しないし、QB以外の指名の事もあります。
実際、QB指名はこの50年で24人と、半分弱。
こうしたエリートでかなりの割合を占めている事になります。
しかも、1人で何度も優勝してるQBがいたりする訳ですから、下位指名のQBが食い込む余地はあまりありません。
で、本題ですが(ここまで寄り道だったんだ。)
いよいよ対戦カードも決まりました、第56回スーパーボウル。
今から先発QBが変わる事はありえないと思うので、その前提ですと、先発QBはどちらも全体1位指名選手となりました。
随分ドラフト年が離れていますが...。
とにかく、どちらが勝っても、先の表で言えば上下の段それぞれの1行目に一人入る格好になります。
ジョー・バロウが勝つと、史上初のハイズマン賞獲得、カレッジ優勝、スーパーボウル優勝の三冠達成選手になるらしいです。
あ、まだ2020年代の列が無いから、上の表には入らないね。
そうそう、まだ2020年シーズン1回分しか無い2020年代。
2029年シーズンのスーパーボウルが終わったら、やっぱりこの10年間の優勝・出場先発QBは1位指名選手が半数程度を占める事になるでしょうか。
特に、この年代は出だしが、6巡指名選手が優勝だったからね~。
一人で7回も獲ってるし。(3回も敗けてる。)
こういう集計をおかしくさせる、異常値の選手ですよね。
ほんと、お疲れ様でした。
あとは若いモンに任せて...っていうと、CIN勝利にBETしてるみたいになっちゃうか。
スーパーボウルが待ち遠しい・・・ような、これで終わっちゃうのが寂しいような、いつもの気持ちの季節となりました。
皆様、試合まで健康にお過ごしください。
BGM♪ Pickin' to Beat the Devil / Pure Prairie League
各チーム、devilのようにみなしたライバルチームを倒すため、研究を積み重ねてドラフトPickした選手。
こうやって結果を出してくれるのは、さぞ嬉しい事でしょうね。
ドラフト指名順位なんてアテにならない。
下位指名からトップ選手になった例はいくらもあるし、ドラフト外からトップクラスの選手になった選手もいっぱいいる。
なんて話はよくあります。
真実ではありますが、一面的です。
そりゃ、そういった例が数多くある事は事実ですが、全体の中のどれ程の割合か?
という点を、敢えて隠したご意見です。
特にQBというポジションは、ドラフト上位指名される事が多いから、ハズれ例も多くなります。
しかしながら、特にQBというポジションは、やっぱりドラフト指名順が大事だと思います。
良いQBとかって言葉にすると曖昧なので、すべてのチームが目指すであろう頂点・スーパーボウルを指標とします。
AFLのドラフトとかが入るとややこしいので、1970年以降で10年ごとに集計してみますと...。
*70年代なら70年-79年。●年は、●年シーズン。スーパーボウルは、●年の翌年に開催されている事になります。
70年代 | 80年代 | 90年代 | 2000年代 | 2010年代 | |||||||
人数 | 割合 | 人数 | 割合 | 人数 | 割合 | 人数 | 割合 | 人数 | 割合 | ||
優勝 | 全体1位 | 2 | 20.0% | 2 | 20.0% | 5 | 50.0% | 2 | 20.0% | 2 | 20.0% |
1巡指名 | 6 | 60.0% | 5 | 50.0% | 5 | 50.0% | 5 | 50.0% | 5 | 50.0% | |
3位以内 | 7 | 70.0% | 9 | 90.0% | 7 | 70.0% | 6 | 60.0% | 7 | 70.0% | |
4位以下 | 3 | 30.0% | 1 | 10.0% | 1 | 10.0% | 4 | 40.0% | 3 | 30.0% | |
ドラフト外 | 0 | 0.0% | 0 | 0.0% | 2 | 20.0% | 0 | 0.0% | 0 | 0.0% | |
出場 | 全体1位 | 2 | 10.0% | 5 | 25.0% | 6 | 30.0% | 3 | 15.0% | 5 | 25.0% |
1巡指名 | 10 | 50.0% | 10 | 50.0% | 11 | 55.0% | 9 | 45.0% | 10 | 50.0% | |
3位以内 | 14 | 70.0% | 17 | 85.0% | 16 | 80.0% | 10 | 50.0% | 15 | 75.0% | |
4位以下 | 6 | 30.0% | 3 | 15.0% | 2 | 10.0% | 7 | 35.0% | 5 | 25.0% | |
ドラフト外 | 0 | 0.0% | 0 | 0.0% | 2 | 10.0% | 3 | 15.0% | 0 | 0.0% |
5行ずつ、上下二段に分けてます。
上段はスーパーボウル優勝(10年で区切っているから、勝利した先発QBはのべ10名)
下段はスーパーボウル出場(10年で区切っているから、先発したQBはのべ20名)
各段の1番上の行は、全体1位指名選手ののべ人数。
まぁ、マニングx2とか、ジョン・エルウェイ、トロイ・エイクマン辺りの事です。
その下1巡指名は、その彼らを含めた1巡指名選手。
その下は、3巡めまでの指名選手。(なので、1巡指名選手も含んでます。)
その下は4巡め以下の選手。
マーク・リピンとか、ジョー・サイズマンとか。
さらに下がドラフト外・補填ドラフト指名選手。
カート・ワーナーとスティーブ・ヤングの事です。
これが、上下二段になっています。
1巡指名の行を見れば一目瞭然。
どの年代も、優勝5~6回・出場9~11回、つまり約半分はドラフト1位指名選手がスーパーボウル優勝、出場の先発QBとなっています。
55回にも及ぶ長いスーパーボウルの歴史で、スーパーボウルに勝利したドラフト外の選手は2名しかいません。(うち一人は、補填ドラフトの全体1位...。)
とはいえ、からくりもあって、そもそも上位指名選手が多いポジションだから、人数の分布がそうなっている訳ですけどね。
でも、全体1位指名選手で見ると、そもそも1年に1人までしか発生しないし、QB以外の指名の事もあります。
実際、QB指名はこの50年で24人と、半分弱。
こうしたエリートでかなりの割合を占めている事になります。
しかも、1人で何度も優勝してるQBがいたりする訳ですから、下位指名のQBが食い込む余地はあまりありません。
で、本題ですが(ここまで寄り道だったんだ。)
いよいよ対戦カードも決まりました、第56回スーパーボウル。
今から先発QBが変わる事はありえないと思うので、その前提ですと、先発QBはどちらも全体1位指名選手となりました。
ジョー・バロウ | マシュー・スタッフォード |
2020年ドラフト全体1位指名 | 2009年ドラフト全体1位指名 |
随分ドラフト年が離れていますが...。
とにかく、どちらが勝っても、先の表で言えば上下の段それぞれの1行目に一人入る格好になります。
ジョー・バロウが勝つと、史上初のハイズマン賞獲得、カレッジ優勝、スーパーボウル優勝の三冠達成選手になるらしいです。
あ、まだ2020年代の列が無いから、上の表には入らないね。
そうそう、まだ2020年シーズン1回分しか無い2020年代。
2029年シーズンのスーパーボウルが終わったら、やっぱりこの10年間の優勝・出場先発QBは1位指名選手が半数程度を占める事になるでしょうか。
特に、この年代は出だしが、6巡指名選手が優勝だったからね~。
一人で7回も獲ってるし。(3回も敗けてる。)
こういう集計をおかしくさせる、異常値の選手ですよね。
ほんと、お疲れ様でした。
あとは若いモンに任せて...っていうと、CIN勝利にBETしてるみたいになっちゃうか。
スーパーボウルが待ち遠しい・・・ような、これで終わっちゃうのが寂しいような、いつもの気持ちの季節となりました。
皆様、試合まで健康にお過ごしください。
BGM♪ Pickin' to Beat the Devil / Pure Prairie League
各チーム、devilのようにみなしたライバルチームを倒すため、研究を積み重ねてドラフトPickした選手。
こうやって結果を出してくれるのは、さぞ嬉しい事でしょうね。