Google Newsをカスタマイズして「アマチュア無線」という項目を追加しているのだが、おもしろい特別記念局が運営されている。
8J1MOO
なんと「和牛博覧会inとっとり-第九回全国和牛能力共進会鳥取県大会」の記念局である。和牛なので「も~」から「MOO」のサフィックスになった。
一方こんな記事も…
災害など非常時には事実上「何でもあり」(というとちょっと語弊があるけど)なのが無線。アマチュア無線も遭難時の連絡などで使われる事がある。
でも本来は電話などが使えないという非常時のみに限定されるのが非常通信や遭難通信の類。災害訓練などで役所や社会福祉協議会の下にアマチュア無線が各種連絡に使われるとしたら、これは電波法に違反する。
他人の依頼で通信できないし、他の通信手段があるときにはみだりに非常通信はできない。もちろん自主的な通信は可能なので解釈次第というところもあるんだけど。業務用無線じゃないんだよね。
本来は地方自治体が災害防災無線を整備して連絡網を確保しておく必要がある。役所に基地局つくって、職員に端末持たせてこれで万全!なんて考えてるとしたら大甘。基地局がつぶれたらどうするの?って話。
危機管理って難しいけど、何もかもが壊れて使えないという最悪の状態を想定してそこから始めないとダメだよね。
「地震が来たら揺れが収まってから学校の体育館に避難しましょう」っていってもさ、その体育館が潰れてたらどうするのかまで考えないと。そもそも道路は歩ける状態なのか?って問題もあるしね。
幸い中越地震や中越沖地震では都市部で移動困難な状況にはならなかったけど、被災者はアマチュア無線家でも自分のことで精一杯で何もできないらしい。山間部などで被害が大きかった山古志なんかは逃げ出すだけで精一杯だったからね。
そうなると近隣の外部からのボランティア、あるいは調査団なんかが必要になってくる。しかも被災地の地理に明るくなくてはならない。
そういうボランティア組織の一つにJRBがあって、拙者も埼玉RBに加わりたい気もするんだけど、こと埼玉はちゃんと機能しているのかどうか怪しい。新潟や神奈川がアクティブなのは知ってるんだけどねぇ…
救助訓練は良いんだけど、マスツーリングで馴れ合うのも趣味じゃないしなぁ…
8J1MOO
なんと「和牛博覧会inとっとり-第九回全国和牛能力共進会鳥取県大会」の記念局である。和牛なので「も~」から「MOO」のサフィックスになった。
一方こんな記事も…
災害など非常時には事実上「何でもあり」(というとちょっと語弊があるけど)なのが無線。アマチュア無線も遭難時の連絡などで使われる事がある。
でも本来は電話などが使えないという非常時のみに限定されるのが非常通信や遭難通信の類。災害訓練などで役所や社会福祉協議会の下にアマチュア無線が各種連絡に使われるとしたら、これは電波法に違反する。
他人の依頼で通信できないし、他の通信手段があるときにはみだりに非常通信はできない。もちろん自主的な通信は可能なので解釈次第というところもあるんだけど。業務用無線じゃないんだよね。
本来は地方自治体が災害防災無線を整備して連絡網を確保しておく必要がある。役所に基地局つくって、職員に端末持たせてこれで万全!なんて考えてるとしたら大甘。基地局がつぶれたらどうするの?って話。
危機管理って難しいけど、何もかもが壊れて使えないという最悪の状態を想定してそこから始めないとダメだよね。
「地震が来たら揺れが収まってから学校の体育館に避難しましょう」っていってもさ、その体育館が潰れてたらどうするのかまで考えないと。そもそも道路は歩ける状態なのか?って問題もあるしね。
幸い中越地震や中越沖地震では都市部で移動困難な状況にはならなかったけど、被災者はアマチュア無線家でも自分のことで精一杯で何もできないらしい。山間部などで被害が大きかった山古志なんかは逃げ出すだけで精一杯だったからね。
そうなると近隣の外部からのボランティア、あるいは調査団なんかが必要になってくる。しかも被災地の地理に明るくなくてはならない。
そういうボランティア組織の一つにJRBがあって、拙者も埼玉RBに加わりたい気もするんだけど、こと埼玉はちゃんと機能しているのかどうか怪しい。新潟や神奈川がアクティブなのは知ってるんだけどねぇ…
救助訓練は良いんだけど、マスツーリングで馴れ合うのも趣味じゃないしなぁ…
> 災害訓練などで役所や社会福祉協議会の下にアマチュア無線が各種連絡に使われるとしたら、これは電波法に違反する。
上記に関して一点だけ.
アマチュア無線局にも許可される周波数4630kHzをご存知でしょうか?
電波法により非常通信連絡設定周波数として設定されています.この周波数では官公庁とアマチュア無線局が情報のやり取りを行えます.
普段から訓練を重ねられている方々も多数いらっしゃいます.日頃の積み重ねから最悪の条件が見えてくることもあると思います.
ここ何年かでHFトランシーバーにも実装されてきましたね。元来運用が許可されているにもかかわらず免許が発行されにくい状況でした。
非常通信で官公庁と直接コンタクトする事にそれほど問題はないでしょう。4630KHzならなおさらです。
ここで指摘しているのは行政機関の一部に組み込まれて、運用する形態が法令に反しているという事です。
地方自治体が開設する災害復旧支援を視野に入れた社団局と同じように、行政と"緊密に"連絡を取り合って運用するボランティアも法的にグレーです。
グレーだしあまり役に立たないかも。
中越地震の時に行政がハムの支援を断りましたよね?ハムを使ったのは一部のボランティア組織です。そのボランティアも行政の認識と現場のギャップに憤りさえ感じていました。小回りのきかない行政を補完しているのに、そういう現場の情報は切り捨てるって事ですよ。
誰のための通信なのか、って事にもなりかねません。
ハムの支援を断り、小回りの効かない行政の体制への怒り。直接体験されたsergejさんのお気持ちお察しします。
>ここで指摘しているのは行政機関の一部に
>組み込まれて、運用する形態が法令に反し
>ているという事です。
後学の為に、その法令に反しているという条文を教えていただけますでしょうか。
また、過去にその条文に違反しているから摘発を受けたり指導や警告を受けた例を教えていただけるとありがたいのですが。sergejさんがグレー若しくは目的外通信と判断されて電波法80条に則り違反通報された事例でもかまいません。
災害復旧支援を視野に入れた社団局と見える局でも、無線局の区別はアマチュア業務の場合はアマチュア局です。災害復興支援を目的にした場合には免許されないと考えます。
開設する理由や目的を災害復興支援としていませんから、私は法令に反しているとは考えていません。其の点がグレーと思われるようでしたら、本省や地方を管轄する役所へ問い合わせしていただけると説明してくれると思います。最近のお役所も少しずつサービスが良くなってきていますので。
行政機関の一部に組み込まれて運用する形態はどんな時でしょうか?災害など非常時には事実上「何でもあり」(というとちょっと語弊があるけど)なのが無線ではないでしょうか?日頃訓練しているプロ達と災害時を意識して訓練を行うこともグレーでしょうか?
グレーだしあまり役に立たないと思う方も多いかもしれませんが、4630kHzで訓練されている方々の様に、自ら行政機関へ働きかけて一緒に訓練を積まれている方々の存在も忘れないでいただきたいと思います。
きっと多くの方は、誰のための通信なのか?ということを意識しながら自己訓練されているのではないでしょうか?自己訓練の中には、辛いですが「忍耐」ということも含まれるのかもしれません。
sergejさん、私はまだ訓練に参加した経験がありません。もし、機会があれば一緒に参加してみませんか?学生時代に良く参加していたOSOコンテストでの経験が生かせるかもしれませんし、グレーと思われる中にも白い部分を見つけることができるかもしれません。如何でしょうか?
>法令に反しているという条文
電波法第52条(目的外使用の禁止等)、電波法施行規則第4条第1項第24号(アマチュア局)、無線局運用規則第259条(禁止する通報・他人の依頼による通信の禁止)など
行政組織に組み入れられての運用は、行政からの指示、命令、依頼などによる通信ではないのか?ニーズを把握し自主的に通信するという言い換え、ごまかしになってないか?
>違反通報された事例でもかまいません
知らない、通報した事もない。
>災害復旧支援を視野に入れた社団局
表向きはアマチュア局としてしか申請出来ないが、災害復旧支援を前提として設立されるのは法的にグレーではないか?
>あまり役に立たない
無線通信の有用性が無いというわけではなく、行政が使わない、使えないということ。
>4630KHz
アマチュア無線一般のチャンネルではなく非常通信用であり、地方行政ではなく国家機関へ直接通報するものと理解している。ここで議論すべき事とは同列に扱えないのではないか?
>機会があれば一緒に参加してみませんか
電波法74条の2に定める訓練ならやぶさかではない
解釈改憲の様になし崩しにするのではなくて法整備を進めてもらいたい。アマチュア業務を改訂して災害復旧支援業務を追加したらいい。
阪神大震災の時の本省決済特別局(8J3AMJ等・連盟が動いたわけではない)形式で済ますならそれでも良いが。
> 以下(略)
非常通信時において、通常適用される運用規則の適用を考えるのはおかしくはありませんでしょうか?
> 電波法74条の2に定める訓練ならやぶさ> かではない
私は電波法第74条の適用が行われた時点ですでに組織に組み込まれているという理解です。機会があれば一緒に訓練に参加してみましょう。押し付けがましい状況なのか、こちらの疑問に訓練担当者からの適切な回答があるのか?などなど、私も大変興味がありますので。
私も本音と建前の同居に苛立ちや疑問を覚えることもありますが、皆が少しでもハッピーになれるような突破口を探りながら活動(訓練)しておくのも、良いことなのではないかと考えています。
> 解釈改憲の様になし崩しにするのではなく> て法整備を進めてもらいたい。アマチュア> 業務を改訂して災害復旧支援業務を追加し> たらいい。
アメリカのアマチュア無線の免許を取得して感じましたが、sergejさんのおっしゃるとおりだと思いました。(あちらの状況はsergejさんに説明するまでもないので省略します)
玉虫色の法解釈が起こす誤解や意見の衝突。兎角、非常通信は軽がるしく状況判断できるものではないだけに「アマチュア局も積極的に参加すべし」となると良いですね。
明日は午前中に本省にお邪魔します。
遭難通信にも使える装置の件なんですが、心に余裕があれば、担当官の方と色々とお話してみたいです。テンパッてしまってそれどころではないでしょうが。hi
登山などで遭難しかけたときですら「非常通信」や法に定める「遭難通信」ではないとされるようです。もちろん物資調達、交通整理、避難所間の連絡も上記要件が満たされていなければ非常通信とはならず52条で定める例外にはあたらないはずです。
非常通信は長く続きません。災害復旧支援の通信の方が長く使われるはずです。このため8J3AMJなどは災害復旧支援のための期間限定特別局として免許されています。一般のアマチュア無線局ではありません。
>電波法第74条の適用が行われた時点ですでに組織に組み込まれているという理解です
その通りです。総務大臣が通信を行なわせるのですから、官公庁・行政庁の下に組織されるはずです。この場合は何の問題もありません。明文化されています。
ですがこれは例外規定であり、実施された例は無いと聞きます。そしてこの命令(?)は総務大臣が行うもので、各地の首長が行うものではありません。
・非常通信はきわめて限定的
・平時あるいは災害復旧支援などは非常通信にあたらない
言い方を変えれば非常通信の要件が限定的すぎる、とも言えるでしょう。
準非常通信、災害復旧支援通信が規定され許可されれば話は簡単です。
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日本の場合集落単位での自治は強くあっても、それ以上の規模となるとまだ黎明期でしょうね。良くも悪くも村社会だとおもいます。排他的になりがちなクラブ局とか協力会がボランティアと称して音頭を取らず、社会福祉協議会とのパイプ役がいて、その下に勝手に集まって適当にやるのが個人的には理想です。JRBの現場での活動はそれに近いです。
本省は「アマチュアなんだし」の一言で片付けそうな気もしますが…(^^;
本省の担当者の方々は親切でした。(^^;
まだ何回かお邪魔する機会がありますので、余談という形でこの辺に触れるお話ができたらと考えています。
「アマチュアだから・・・」ですか。
頭と口の悪い素人無線家は言うかもしれませんが。hi
sergejさんのおっしゃる意図は理解できました。
・非常通信の要件が限定的すぎる
・準非常通信、災害復旧支援通信が規定され許可されると良い
私も賛成です。
有線通信とは違い、同報性を実現できる手段として、無線は非常に有用です。
だた、74条以外の52条4号、6号においては、実際の判断は無線局の免許人にゆだねられる
ので、私はその場の状況で判断すれば良いと考えます。その行為が軽微な違反行為であったとして、また、その行為がグレーに見えたとしても、人助けしている方を誰が80条で通報するでしょうか?そんなことをしたらいい笑い者でしょう。私がそれで指導などを受ける羽目になったら、自信を持って正当な理由をもって反論するでしょう。そして、誤った判断に対して反省すべき点があれば、それは次回に生かされますので良い財産になると考えます。
お手元のアマチュア局用電波法令抄録 2007年度版だけでは載っていない関連規則が沢山あります。実際の電波関係告示集はその抄録の10倍近い厚さがあり、調べるのもあっちいったりこっちいったり、ただし、若しくは、又は、別表、別図、添付、挙句の果てには関連法案まで・・・。読み解くには忍耐が必要です。hi
まるで中学時代に英語のLL教室においてあった辞書の様に(最後は大抵スラングなど・・・(笑))調べないと関連が理解できません。
それだけ厳格に綿密に作成されているからなんですが。
> 行政組織に組み入れられての運用は、行政からの指示、命令、依頼などによる通信ではないのか?ニーズを把握し自主的に通信するという言い換え、ごまかしになってないか?
非常通信に関しては施行規則37条25号をご覧ください。また、実施の判断が総務大臣である74条1項も同様です。ご参考まで。
でないと各地の災害訓練はみんな80条の通報対象になってしまいます。hi
>災害復旧支援を視野に入れた社団局
この点がグレーに見える点も了解です。
ただし、通常時はプロの通信関連技術者を含めての余暇としてアマチュア無線を楽しむのですから問題無いです。非常時以外には信号を聞いたことが無いって言う点がグレーになる根拠なんでしょうが。今年のハムフェアでは、東京消防庁のクラブと交信してカードを貰いました。警察や他の官公庁にあるクラブもCQを出すと結構パイルになっています。hi
この辺がグレーと言われると、私の勤めている会社のクラブ局も機器開発の為に開設している、怪しいのではないか?などと言われてしまいますね。(笑)平日なんか忙しくてCQ出す暇ないです。orz
パイプ役。いい響きですね。
私もそんな存在になれたら、いや、なれる様に心がけたいと思います。
乱文にて失礼。