LA1265ラジオの製作動機は灯台放送の受信であり、打倒100円ラジオである。完成といいつつまだまだ要望が出てくる。
そのために「細い水道管から勢いよく水を出す」的な高増幅率の受信回路ではなく、「太い水道管からゆったり水を出す」的な、効率よく電波を受けとめるバーアンテナを使っている。
ところでリッツ線をぐぐると、オヤイデ電気に行き当たった。
さすが世界の秋葉原、世界のオヤイデ電気である。0.08mm(?)/30本縒りが63円/mである。
おそらく現在使っている0.3mm/4本のリッツ線もどきよりも、表皮効果は少ないんではないだろうか?
LA1265ラジオでコイルの巻き線を単線から四パラに換えて、かなり、高域でのQ低下が改善したが、低域では松下のR-1400に迫るか凌ぐ程の感度を実現しているのに、1MHz以上では感度が負けているようだ。
タンク回路のバリコンを、高価なエアバリコンにしてみる手もあるが、エアバリコンとて古かったり、作りが悪かったらQが低下するものだし、そもそもコイルのQ低下が問題なのだから、コイルそのものを改善するのが理にかなっている。
バーアンテナについてはWeb上で堀場啓二氏による、こちらとこちらの研究が参考になる。
本来ならフェライトコアを三本直列にして、さらに20本ぐらいパラにしたいのだが、コアに3万円近くかけるのなら、ICF-SW35を買った方がましだ。
しかし、コアの数を現状の3パラから5パラとか10パラぐらいにするのなら現実的だ。
コイルのQを改善するためには、まともなリッツ線を使うこと、コイルの線抵抗/高周波抵抗を減らすことが必要だが、比透磁率の高いコアを使って巻数(線長)を減らすのもよいだろうと。
ではリッツ線を使うとどれぐらい効果があるだろう?
0.08/30を使うと、直径が0.08mmとして円周は0.2513mm、30本パラだから合計7.540mm。現状では、単線0.3mmで円周0.9425mm、4パラで3.770mmとなるので、単純に考えて表皮効果は1/2程度になってくれそうである。もしリッツ線を使い、コアの透磁率を倍にでき、線長が半分になれば1/4になるだろう。
逆に考えると0.3mmだと8パラにしないとイカンでしょうと。でもいくら安そうでも0.3mmの8パラってのは作るのがものすごく大変だし、180mmの長さのコアでは密巻きになってしまい線間容量が増えるので、コアの本数を必ず増やさねばならない。
なお、Qについてはリッツ線と4パラ単線の断面積がそれぞれ0.1508mm^2と0.2827mm^2となるので、上記のように単純に考えることは出来ないだろう(表皮効果=高周波抵抗はリッツ線の方が小さくなるが、銅損=直流抵抗は単線4パラの方が小さい)。まぁ、表皮効果の方が効いてくるけど。
もちろん空心の段ボール箱コイルを使った方が開口効率は良いのだが、軽量ではあるが巨大なモノになるので実用的ではない。その上、回り込みにも気を遣う。
機会があればリッツ線とコアを入手しよう。
全ては快適な灯台放送受信のために。
そのために「細い水道管から勢いよく水を出す」的な高増幅率の受信回路ではなく、「太い水道管からゆったり水を出す」的な、効率よく電波を受けとめるバーアンテナを使っている。
ところでリッツ線をぐぐると、オヤイデ電気に行き当たった。
さすが世界の秋葉原、世界のオヤイデ電気である。0.08mm(?)/30本縒りが63円/mである。
おそらく現在使っている0.3mm/4本のリッツ線もどきよりも、表皮効果は少ないんではないだろうか?
LA1265ラジオでコイルの巻き線を単線から四パラに換えて、かなり、高域でのQ低下が改善したが、低域では松下のR-1400に迫るか凌ぐ程の感度を実現しているのに、1MHz以上では感度が負けているようだ。
タンク回路のバリコンを、高価なエアバリコンにしてみる手もあるが、エアバリコンとて古かったり、作りが悪かったらQが低下するものだし、そもそもコイルのQ低下が問題なのだから、コイルそのものを改善するのが理にかなっている。
バーアンテナについてはWeb上で堀場啓二氏による、こちらとこちらの研究が参考になる。
本来ならフェライトコアを三本直列にして、さらに20本ぐらいパラにしたいのだが、コアに3万円近くかけるのなら、ICF-SW35を買った方がましだ。
しかし、コアの数を現状の3パラから5パラとか10パラぐらいにするのなら現実的だ。
コイルのQを改善するためには、まともなリッツ線を使うこと、コイルの線抵抗/高周波抵抗を減らすことが必要だが、比透磁率の高いコアを使って巻数(線長)を減らすのもよいだろうと。
ではリッツ線を使うとどれぐらい効果があるだろう?
0.08/30を使うと、直径が0.08mmとして円周は0.2513mm、30本パラだから合計7.540mm。現状では、単線0.3mmで円周0.9425mm、4パラで3.770mmとなるので、単純に考えて表皮効果は1/2程度になってくれそうである。もしリッツ線を使い、コアの透磁率を倍にでき、線長が半分になれば1/4になるだろう。
逆に考えると0.3mmだと8パラにしないとイカンでしょうと。でもいくら安そうでも0.3mmの8パラってのは作るのがものすごく大変だし、180mmの長さのコアでは密巻きになってしまい線間容量が増えるので、コアの本数を必ず増やさねばならない。
なお、Qについてはリッツ線と4パラ単線の断面積がそれぞれ0.1508mm^2と0.2827mm^2となるので、上記のように単純に考えることは出来ないだろう(表皮効果=高周波抵抗はリッツ線の方が小さくなるが、銅損=直流抵抗は単線4パラの方が小さい)。まぁ、表皮効果の方が効いてくるけど。
もちろん空心の段ボール箱コイルを使った方が開口効率は良いのだが、軽量ではあるが巨大なモノになるので実用的ではない。その上、回り込みにも気を遣う。
機会があればリッツ線とコアを入手しよう。
全ては快適な灯台放送受信のために。