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IMジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

距離を置く

2019-05-28 09:00:00 | 日記
 iPhoneが発売されて以来、すでに10年余り。スマホは私たちの生活の中に浸透し、日々進化し続けている。パソコン、インターネット、携帯電話、スマホの登場と普及はそれまでの当たり前を一変させるものだった。

 特にスマホの進化はすさまじい。あの小さな箱の中に、電話、カメラ、音楽プレイヤー、カメラ、新聞、地図、レコーダー、辞書、日記、時計、電卓、メモ帳、小説、漫画、リモコン、テレビ、財布、カギ等々、ありとあらゆるものが詰め込まれている。デジタル内部に留まらず、リアルと連動したサービスも数多く生まれ、いまや我々の生活に無くてはならないものになっている。

 そうした中、問題になっていることが、スマホ依存症である。風呂であろうが、トイレであろうが片時も手放さない。手元に無いと不安になり、しょっちゅう画面をチェックせずにはいられない、身に憶えのあるかたも多いのではないだろうか。

 かくいう自分も立派なスマホ依存症である。スマホ依存の検証サイトでチェエクしたところ、依存度70%!。かなりの危険領域にいるようだ。最近電車の中での記憶が余り残っていない。以前であれば、外の景色を眺めてみたり、中の人を観察したり、本を読んだりしていたが、今ほぼスマホの画面を眺めている。信号待ちでスマホを取り出し、電車に乗ってスマホを取り出し、エスカレータに乗ってスマホを取り出し、エレベータに乗ってスマホを取り出し・・・とにかく少しでも隙間時間があるとスマホを取り出す習慣が身についてしまったようだ。

 スマホ依存症がもたらす影響も大きい。不眠症、視力低下、頭痛、腰痛、肥満、自分・他人の感情の読取能力低下、注意力、記憶力等認知能力の低下、膨大な時間が奪われることによる豊富な体験や学習機会の喪失、それらがもたらす二次的な影響など。スマホだけに限った話しではないが、特定のものへ依存することの怖さを認識すべきだろう。

 そうしたスマホ依存から脱却するための手段も多く考えられているようだ。まずはスマホの設定を見直す方法。通知を切ってしまう、頻繁に使用してしまうSNSやゲームなどのアプリをアンインストールする、画面ロック解除のパスワードを複雑かつ長くするなど。次は依存症対策アプリを入れる方法。使用状況をログに残し、いかに自分がスマホを触り続けているか認識するためのアプリ、触らないことで特典を与えるアプリ、使用時間を制限するアプリなど。実行する難易度も高いが、効果も高い方法としては物理的に距離を置く方法。スマホを簡単には取り出せない場所にしまう、持ち歩かないなど。面白いものでは、「設定した時間内は中に閉まったものが取り出せない箱」。スマホに限らず、お菓子やゲーム機など自分が依存してしまうものを一定時間触ることができないようにしてしまう。自分の意思だけで依存症から脱却することは難しい。こうしたグッズに頼るのも一つの手だろう。

 スマホやそのサービスが悪いものだというつもりは一切ない。多くの機能が凝縮された小さな箱は、物理的な制約からの解放と情報収集に係る膨大な時間と費用を削減してくれた。しかしその箱自身が人を縛り、多くの時間を奪うことになってしまったことは皮肉な結果と言えるだろう。スマホは目的ではなく、あくまでも道具であるということを認識し、自分にあった方法を用いて、適切な距離を取ること。スマホとの付き合い方をうまく断捨離していきたい。(池)

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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
  製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
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