弊社ブログを閲覧いただいている皆さんこんにちは。
この間の3連休付近で4日間平均2.8万歩ほど歩いて歩き疲れた(清)です。
例のごとく出陣のためにあちこち歩いていたのですが、流石に4日連続で3万歩近く歩いたのは(恐らく)初めてだったのでちょっと疲れてしまいましたね。
次の3連休のために前の週末は控えめに過ごしてました笑
…とまあいつもの前置きはさておき、本題に入りましょう。
皆さんは今年も大河ドラマ観てますか?
今年の大河ドラマは『源氏物語』の作者として知られている平安時代の女流作家・紫式部を吉高由里子さんが演じる『光る君へ』ですね。
去年の今頃も『どうする家康』についてのブログを書いていたかなと思いますので、今年も大河ドラマ『光る君へ』についてお話していこうかなと思います。
これまでの大河ドラマでウケがよかったのは所謂「武士の時代」を取り扱ったものが多かったかなと思います。
特に「源平合戦期」「織豊期」「幕末期」あたりが題材にされることが非常に多く、これ以外の時代を取り扱ったものだと少し影が薄くなっている印象です。
そして今作は先述の通り平安時代を取り扱った作品で、人気の時代からは離れた時代の物語になるので「あまり興味がない…」とか「この時代はよく分からないから…」と敬遠してる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
…勿体ない!!
まあ私自身も専門(?)は室町後期から織豊期、江戸初期にかけての所謂「戦国時代」と言われることが多い時代なのでそこまで平安時代に詳しいという訳ではありませんが、それでも平安時代も面白いと思いますし、実際今作は結構面白い内容になっていると思います。
という訳で、ここからは私の独断と偏見で『光る君へ』を観るにあたって押さえておくといいポイントをちょっとだけ書いていこうかと思います。
【ポイント① 平安女流作家・歌人大集合】
今作で取り扱っている時代は、平安時代の中でも著名な女流作家・歌人が集中している時代で、特に主人公であるまひろ(紫式部)とききょう(清少納言、演:ファーストサマーウイカさん)のライバル関係なんかが有名ですよね。
(まあこのライバル関係については二人がそれぞれ仕えた藤原彰子と藤原定子のこともあるんじゃないかとは思いますが)
他にも源倫子(演:黒木華さん)に仕え指南役として集いにも参加している赤染衛門(演:凰稀かなめさん)、息子・藤原道綱(演:上地雄輔さん)の引き立てを何かにつけて藤原兼家(演:段田安則さん)に直訴する兼家の妾・藤原寧子(藤原道綱母、演:財前直見さん)も登場し、更には藤原道隆(演:井浦新さん)の妻・高階貴子(演:板谷由夏さん)も高内侍や儀同三司母の名で知られる歌人だったりします。
この辺りのビッグネームが勢揃いしている大河ドラマっていうのは大袈裟じゃなく、平安女流作家・歌人好きな人にとってはたまらないんですよ。
更にこのあたりの時代には和泉式部・小式部内侍母娘、小大君、紫式部の娘である大弐三位などもいるので今後登場するか楽しみでもあります。
【ポイント② 藤原ばっかりじゃね???】
この時代にあまり慣れていない方の中には「藤原ばっかりで訳が分からない」とお思いの方も多いのではないでしょうか。
…はい、訳が分かりませんね。
でも応仁の乱の訳の分からなさに比べたら屁でもないですね笑
これ、実はほぼほぼ全員親戚なんですよ。
ちょっと長くなりますが、元々藤原氏は大化の改新(乙巳の変)で中大兄皇子(後の天智天皇)を支えた中臣鎌足がその功から藤原姓を賜ったのが始まりで、子の不比等、孫の武智麻呂(南家)・房前(北家)・宇合(式家)・麻呂(京家)(所謂「藤原四家」)と代々権力中枢に影響力を及ぼしてきました。
ただ、藤原四家の時代辺りからは徐々に他氏との争いから四家同士の主導権争いにシフトしていくこととなり、房前の曾孫・冬嗣の時代に北家が不動の地位をものにし、以降は分家が出来たり北家同士で権力争いをしていくこととなります。
…そう、この作品に登場している藤原さん達はこの北家の人ばかりなんですね。
例えば、藤原道長(演:柄本佑さん)とよくつるんでる藤原斉信(演:金田哲さん)、藤原行成(演:渡辺大知さん)、藤原公任(演:町田啓太さん)の三人組は道長から見るとそれぞれいとこ、いとこの子供、はとこになるんですよね…
そんな親戚同士の中で、まひろや父・為時(演:岸谷五朗さん)の家だったり、藤原宣孝(演:佐々木蔵之介さん)の家が他の家と比較して格落ちしているのは、良房→基経→忠平→実頼・師輔→…と続くメインストリームと別の筋(良房の弟・良門の子孫筋)になるからなんですね。
(まあ、こっちの方もこっちの方で有名な傍流をいくつも出しているんですけどね…)
なので、今作は「近しい身内同士でドロドロの政争を繰り広げる話」と思っていただければいいかと思います笑
(この後は右大臣家の中同士でも…ヒヒヒ…)
【ポイント③ 藤原道兼の今後】
初回からとんでもないインパクトを残して視聴者の心を掻き乱しまくっている道長の兄・道兼(演:玉置玲央さん)ですが、初回でやらかした「とある所業」(まあもう隠す必要は無いかとは思いますが一応)のせいでまひろからの憎悪ポイントと汚れ役を付与されてしまいました。
そして、そんな道兼は汚れ役としての最大のイベント「花山院の出家」と、その業に相応しいともいえる「七日関白」と言われる最期が待ち構えています。
「花山院の出家」については古典の授業でやった方もいらっしゃるかなと思いますが、色々と行動がヤバい(アレ、割と史書通りではあるんですよね…十中八九後世で盛られているとは思いますがどこまで本当なんでしょうかね…)花山天皇(演:本郷奏多さん)の退位に纏わるイベントです。
「七日関白」に関しては史実的には事件というほどのことではないですが、今作では道長とまひろが道兼の「とある所業」に関わっているというストーリーもあるので、この辺りがどう関わってくるかが注目ポイントになってくるのではないかと思ってます。
ちなみに、道兼を演じている玉置玲央さんはほぼ毎回X(旧Twitter)で大河リアタイしてポスト(ツイート)しまくっているのでもしよかったらこっちもご覧になってください。
大河で心を掻き乱された我々にとっての貴重な癒しです(割とマジ)
…と、ざっくり三点ほど書いてきましたが、これ以外にも覚醒詮子様(演:吉田羊さん)の今後の活躍とか、倫子様の今後の話とか、ちょくちょく出てくる宣孝がまひろと…という話とか色々と注目してほしいポイントは沢山あるのですが、滅茶苦茶に長くなりそうなのでこのくらいにしておこうと思います。
(今回は極力ネタバレ避けたよ…頑張ったよ…)
あ、言い忘れてましたが、今作の脚本の大石静さんは過去に『功名が辻』(個人的に好きな大河の一つで原作も勿論読んでます)の脚本も担当している大河脚本経験者であり、ラブストーリーにも定評のある方なのでその辺りにも注目していただけると嬉しいです。
というわけで、今回は昨年に引き続き大河ドラマについてつらつらと書いてみました。
最初の方に書いた通り、平安時代だと敬遠してしまう人も多いのですが、作品としても面白いですし平安時代に興味を持っていただくいい機会にもなると思うので、是非ご覧いただけるとありがたいです。
(歴史好きの同志が増えてくれると個人的には超嬉しいです!)
いつもの通り長文となりましたが、最後まで読んでいただいた皆さんありがとうございましたm(_ _)m
また次のブログでお会いしましょう。それでは。
(清)
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次の3連休のために前の週末は控えめに過ごしてました笑
…とまあいつもの前置きはさておき、本題に入りましょう。
皆さんは今年も大河ドラマ観てますか?
今年の大河ドラマは『源氏物語』の作者として知られている平安時代の女流作家・紫式部を吉高由里子さんが演じる『光る君へ』ですね。
去年の今頃も『どうする家康』についてのブログを書いていたかなと思いますので、今年も大河ドラマ『光る君へ』についてお話していこうかなと思います。
これまでの大河ドラマでウケがよかったのは所謂「武士の時代」を取り扱ったものが多かったかなと思います。
特に「源平合戦期」「織豊期」「幕末期」あたりが題材にされることが非常に多く、これ以外の時代を取り扱ったものだと少し影が薄くなっている印象です。
そして今作は先述の通り平安時代を取り扱った作品で、人気の時代からは離れた時代の物語になるので「あまり興味がない…」とか「この時代はよく分からないから…」と敬遠してる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
…勿体ない!!
まあ私自身も専門(?)は室町後期から織豊期、江戸初期にかけての所謂「戦国時代」と言われることが多い時代なのでそこまで平安時代に詳しいという訳ではありませんが、それでも平安時代も面白いと思いますし、実際今作は結構面白い内容になっていると思います。
という訳で、ここからは私の独断と偏見で『光る君へ』を観るにあたって押さえておくといいポイントをちょっとだけ書いていこうかと思います。
【ポイント① 平安女流作家・歌人大集合】
今作で取り扱っている時代は、平安時代の中でも著名な女流作家・歌人が集中している時代で、特に主人公であるまひろ(紫式部)とききょう(清少納言、演:ファーストサマーウイカさん)のライバル関係なんかが有名ですよね。
(まあこのライバル関係については二人がそれぞれ仕えた藤原彰子と藤原定子のこともあるんじゃないかとは思いますが)
他にも源倫子(演:黒木華さん)に仕え指南役として集いにも参加している赤染衛門(演:凰稀かなめさん)、息子・藤原道綱(演:上地雄輔さん)の引き立てを何かにつけて藤原兼家(演:段田安則さん)に直訴する兼家の妾・藤原寧子(藤原道綱母、演:財前直見さん)も登場し、更には藤原道隆(演:井浦新さん)の妻・高階貴子(演:板谷由夏さん)も高内侍や儀同三司母の名で知られる歌人だったりします。
この辺りのビッグネームが勢揃いしている大河ドラマっていうのは大袈裟じゃなく、平安女流作家・歌人好きな人にとってはたまらないんですよ。
更にこのあたりの時代には和泉式部・小式部内侍母娘、小大君、紫式部の娘である大弐三位などもいるので今後登場するか楽しみでもあります。
【ポイント② 藤原ばっかりじゃね???】
この時代にあまり慣れていない方の中には「藤原ばっかりで訳が分からない」とお思いの方も多いのではないでしょうか。
…はい、訳が分かりませんね。
これ、実はほぼほぼ全員親戚なんですよ。
ちょっと長くなりますが、元々藤原氏は大化の改新(乙巳の変)で中大兄皇子(後の天智天皇)を支えた中臣鎌足がその功から藤原姓を賜ったのが始まりで、子の不比等、孫の武智麻呂(南家)・房前(北家)・宇合(式家)・麻呂(京家)(所謂「藤原四家」)と代々権力中枢に影響力を及ぼしてきました。
ただ、藤原四家の時代辺りからは徐々に他氏との争いから四家同士の主導権争いにシフトしていくこととなり、房前の曾孫・冬嗣の時代に北家が不動の地位をものにし、以降は分家が出来たり北家同士で権力争いをしていくこととなります。
…そう、この作品に登場している藤原さん達はこの北家の人ばかりなんですね。
例えば、藤原道長(演:柄本佑さん)とよくつるんでる藤原斉信(演:金田哲さん)、藤原行成(演:渡辺大知さん)、藤原公任(演:町田啓太さん)の三人組は道長から見るとそれぞれいとこ、いとこの子供、はとこになるんですよね…
そんな親戚同士の中で、まひろや父・為時(演:岸谷五朗さん)の家だったり、藤原宣孝(演:佐々木蔵之介さん)の家が他の家と比較して格落ちしているのは、良房→基経→忠平→実頼・師輔→…と続くメインストリームと別の筋(良房の弟・良門の子孫筋)になるからなんですね。
(まあ、こっちの方もこっちの方で有名な傍流をいくつも出しているんですけどね…)
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【ポイント③ 藤原道兼の今後】
初回からとんでもないインパクトを残して視聴者の心を掻き乱しまくっている道長の兄・道兼(演:玉置玲央さん)ですが、初回でやらかした「とある所業」(まあもう隠す必要は無いかとは思いますが一応)のせいでまひろからの憎悪ポイントと汚れ役を付与されてしまいました。
そして、そんな道兼は汚れ役としての最大のイベント「花山院の出家」と、その業に相応しいともいえる「七日関白」と言われる最期が待ち構えています。
「花山院の出家」については古典の授業でやった方もいらっしゃるかなと思いますが、色々と行動がヤバい(アレ、割と史書通りではあるんですよね…十中八九後世で盛られているとは思いますがどこまで本当なんでしょうかね…)花山天皇(演:本郷奏多さん)の退位に纏わるイベントです。
「七日関白」に関しては史実的には事件というほどのことではないですが、今作では道長とまひろが道兼の「とある所業」に関わっているというストーリーもあるので、この辺りがどう関わってくるかが注目ポイントになってくるのではないかと思ってます。
ちなみに、道兼を演じている玉置玲央さんはほぼ毎回X(旧Twitter)で大河リアタイしてポスト(ツイート)しまくっているのでもしよかったらこっちもご覧になってください。
大河で心を掻き乱された我々にとっての貴重な癒しです(割とマジ)
…と、ざっくり三点ほど書いてきましたが、これ以外にも覚醒詮子様(演:吉田羊さん)の今後の活躍とか、倫子様の今後の話とか、ちょくちょく出てくる宣孝がまひろと…という話とか色々と注目してほしいポイントは沢山あるのですが、滅茶苦茶に長くなりそうなのでこのくらいにしておこうと思います。
(今回は極力ネタバレ避けたよ…頑張ったよ…)
あ、言い忘れてましたが、今作の脚本の大石静さんは過去に『功名が辻』(個人的に好きな大河の一つで原作も勿論読んでます)の脚本も担当している大河脚本経験者であり、ラブストーリーにも定評のある方なのでその辺りにも注目していただけると嬉しいです。
というわけで、今回は昨年に引き続き大河ドラマについてつらつらと書いてみました。
最初の方に書いた通り、平安時代だと敬遠してしまう人も多いのですが、作品としても面白いですし平安時代に興味を持っていただくいい機会にもなると思うので、是非ご覧いただけるとありがたいです。
(歴史好きの同志が増えてくれると個人的には超嬉しいです!)
いつもの通り長文となりましたが、最後まで読んでいただいた皆さんありがとうございましたm(_ _)m
また次のブログでお会いしましょう。それでは。
(清)
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株式会社ジェイエスピー
横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
製品開発(moniシリーズ)、それに農業も手がけるIT企業