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陶のあかり路

 先週の金曜日、「電球で浮かび上がらせた陶器、磁器、ガラスのアート作品が駅周辺の商店街を彩ります。展示作品は約100点。その幻想的な世界をお楽しみください」と折り込み広告が入っていた。作品がひとつずつ展示台入れられ、駅から歩道の上にずらっと並べられているのは、何日か前から見知っていた。それが「陶のあかり路」と名づけられ、点灯式が先週の土曜に行われ、12月24日まで毎日夕方5時から12時まで道行く人の目を楽しませるという趣向であるのを知ったのは、このチラシによってであった。「プロ・アマ創作部門」の約40点と「一般参加部門」の約60点の作品に灯りがともればさぞやきれいなことだろうな、と私も日曜日の夜さっそく見物に行ってきた。
 たしかにきれいだった。ぐっと冷え込んだ夜だったが、異次元に落ち込んだかのような錯覚を受けるほど妖艶な灯りのオブジェに時を忘れてしまうほどしばし魅了されてしまった。

  

  

  

  

  

  

  

  

 
 私の未熟なカメラ技術では、これらの作品の素晴らしさを伝えきれていないのは残念だが、実際に目にすると本当にきれいだ。だが、これら作品の展示台の下の部分がポストになっていて、見学者が気に入った作品に票を投じるコンテストが催されていて、大賞を選び出すことになっているという。チラシにも投票券が印刷されていて、参加を呼びかけていた。なにもこれほど素敵な作品に優劣をつけるような不粋なことなどしなくてもいいのに、と少し興ざめしてしまった。目で見て心で楽しめればそれで十分なのになあ・・。
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