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「相国寺展」

遅ればせながら、愛知県美術館へ「相国寺展」を見に行った。
10階の会場にエレベーターを降りてビックリ、当日券を買う人で長蛇の列ができていた。幸い妻が前売り券を買ってくれていたので、入場はスムーズにできたものの、中は多くの人で溢れていて、近くで展示品を見るのも大変な状況だったので、混雑の苦手な私は、遠目で気になる絵を見つけた時だけ近づいて眺めるだけにした。妻はじっくり見たい派なので、私が先に見終わったら出口で待つという約束をして、それぞれのペースで見ることにした。

そんなこんなで、私は妻が出てくるまでの10分近くを出口近くの売店をぶらつきながら過ごした。若冲の牡丹の絵は一株に色の違う花が咲いていて、少しばかりリアリティに欠けるだろうと思ったので、円山応挙の「牡丹孔雀図」のノートとコピーを買うことにした。鳥嫌いの私には孔雀が少し気持ち悪いけれど、牡丹が淡いピンクで綺麗に描かれているので選んだ。
妻が出てきて「何か欲しい?」と訊いたところ、しばし探した後、「これっ」と言って選んだのが、若冲の「亀図」の一部をプリントしたハンカチ。なかなか面白いチョイス。



久しぶりに栄に出て、大勢の人の中で時間を過ごしたものだから、ちょっと頭がクラクラして気持ちが悪かったが、若冲の「伏見人形図」という、ちょっとほっこりする絵も初めて見られたから、なかなか有意義な時間だった。
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